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最高裁不利で早くもブレーキの新政権 帝国瓦解は意外に早い 暴走するトランプ政治の読み方
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199396
2017年2月11日 堀田佳男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
米国内でも非難囂々(C)AP
大統領に就任後、最初の挫折と言って差し支えない。このつまずきがトランプ政権の瓦解の始まりかもしれない。
ドナルド・トランプが1月27日に署名した、イスラム圏7カ国の出身者に対する入国禁止の大統領令。特定国だけに対する厳命は人権侵害との声が上がり、ワシントン州の連邦地裁は2月3日、入国禁止令を停止させた。
「大統領の言うことが聞けないのか」とばかりに、トランプは地裁の決定を覆すために連邦控訴裁(日本の高裁)に控訴。だが控訴裁は日本時間10日午前、トランプ側の訴えを退けて、入国禁止令を「違憲」と判断した。
トランプはすぐにツイッターで、「裁判所(最高裁)に行こうじゃないか。この国の安全は(テロリストに)脅かされているんだ」と自身の主張こそが正しいと言わんばかり。
最高裁に持ち越されるとどうなるのか。人権問題に詳しい首都ワシントンの弁護士マーク・スターン氏はトランプに不利だと解説する。
「入国禁止の大統領令は米憲法修正第1条(信教の自由を侵害してはいけない)と第5条(正当な法の手続きなしで自由を奪われない)に抵触するもので、第9巡回区控訴裁の決定は妥当だと考えます。トランプ側が最高裁に上訴したとしても決定が覆る可能性は低いでしょう」
29ページにわたる意見書の表紙にはドナルド・トランプの名前が読める。裁判所は、大統領であっても憲法に反する命令は許さないという、怒りにも似た主張をにじませた。最高裁では審理されずに棄却されることもある。そうなればトランプは就任早々に大きな敗北を喫することに。さらに、今後も基本的人権を侵害するような言動があれば、その先には弾劾裁判が待っている。
独善的な大統領なだけに、トランプ帝国は意外に早く瓦解することになるかもしれない。
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