http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/791.html
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バカに付き合えば、こちらもバカに!
http://79516147.at.webry.info/201702/article_40.html
2017/02/04 13:47 半歩前へU
▼バカに付き合えば、こちらもバカに!
山田順の快進撃第5弾。「経済ナショナリズムが戦争を起こす」
http://79516147.at.webry.info/201702/article_39.htmlの続きだ。
民主主義が衆愚主義というのは本当だ。トランプはこれを証明した。だから、やはり、少数の「賢者=エリート」が政治を行っていくべきだという意見が浮上している。
たしかに、民主主義は危険な側面を持っているが、一部の賢者が政治を担うべきだという「徳治主義」には賛同できない。なぜなら、いかに賢者だろうと、生身の人間である以上、私利私欲に走る可能性があるからだ。
合理的な解決方法は、ひたすら「小さな政府」を目指すことだ。政府による規制を極力小さくすれば、トランプのようなバカが権力を握っても、国民は苦しむことはない。大統領令の連発も、単なる「紙切れ」で終わる。
とはいえ、トランプ大統領誕生のインパクトは、現在のところ、限りなく大きい。トランプは、薄汚いペテン師でも、アメリカン・ドリームの恩恵を受けられることを証明してしまった。メディアと大衆をだませば、大統領にさえなれるのだ。
トランプを支持した白人の貧困層、中間下流層は、多くが真面目な働き者で、日曜日は教会に礼拝に行っている。そして、真面目に働いて努力すれば、やがて自分たちにもチャンスが訪れるかもしれないと信じてきた。
彼らは子供の頃から、学校で星条旗に向かって、共和国への忠誠を毎朝唱えてきた。そして、教師から、「ここは自由な国」と教えられてきた。 しかし、ラストベルトの現実はそうではなかった。そしていま、彼らはトランプに完全に騙された。
東部の中心街は荒廃してシャッター通りになり、郊外のショッピングモールには昼間から職のない若者たちがぶらぶらしていた。そこに、軍のリクルーターがやってきて、入隊しないかと誘っていた。
しかし、この時代はもう昔のことだ。すでにアメリカは経済低迷を脱し、経済テイクオフの時代に突入している。失業率は4.7%と完全雇用に近い。
ラストベルトの荒廃はもう終わり、「デジタルエコノミー」がこの先の主役になろうとしている。トランプの“化石ヘッド”には、この現実が映っていない。
トランプが破壊したアメリカン・ドリームは、いずれ復活するだろう。この国の国民がいくらなんでも、この先、ずっとおバカでいるはずがない。
日本政府は目先のトランプのご機嫌取りをやめ、トランプ以後を見据えるべきだ。 バカに付き合えば、こちらもバカになるだけだ。
前回記事
警告!! 経済ナショナリズムが戦争を起こす
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/787.html
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