★阿修羅♪ > 国際17 > 664.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
“ダース・ベイダー”がNSC入り、米新政権でバノン氏が台頭(WEDGE)
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/664.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 31 日 13:12:06: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                スティーブン・バノン氏[右](GettyImages)


“ダース・ベイダー”がNSC入り、米新政権でバノン氏が台頭
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8798
2017年1月31日 佐々木伸 (星槎大学客員教授) WEDGE Infinity


 トランプ新政権で首席戦略官兼上級顧問のスティーブン・バノン氏が急速に存在感を増し、このほどホワイトハウスの最高意思決定機関である国家安全保障会議(NSC)の正式メンバーに入った。同氏はイスラム7カ国からの入国禁止を決めた大統領令の発案者とされ、メディアを敵視するその言動は注目の的だ。

■統参議長と国家情報長官を外して昇格

 バノン氏のNSC入りはトランプ大統領が28日に署名したNSC改革の大統領令で決められた。NSCのメンバーは議長役の大統領のほか、副大統領、国務長官、国防長官、財務長官、国土安全保障長官、そしてフリン国家安全保障担当補佐官の7人。ここに新しくバノン氏が加わることになる。

 バノン氏がNSCに入ったことにより、それまでメンバーだった米軍制服組のトップである統合参謀本部議長と情報組織を束ねる国家情報長官の2人は関連案件を協議する会議にのみ出席することになった。結果として、バノン氏が2人を追い出す形になった。

 バノン氏は海軍将校出身。金融大手のゴールドマン・サックスでの勤務歴やハリウッドのプロデューサーだった経験もある。トランプ陣営の選挙戦に加わる前は、白人至上主義的なニュースサイト「ブライトバード」の経営者で、一部からは差別主義者と批判されている。

 「メキシコ国境への壁建設」「イスラム教徒の入国拒否」など、トランプ氏の過激なキャッチ・フレーズはすべてバノン氏の発想で、トランプ氏の当選の原動力になった白人中間層の不満や怒りを選挙に利用することを考えたのもバノン氏だった。トランプ政権の”黒幕”と呼ばれる所以だ。

 トランプ大統領が就任直後から矢継ぎ早に繰り出す大統領令もバノン氏主導によるもので、トランプ氏の政治相談役であり、トランプ・ポピュリズムの“番人“。トランプ氏はプロデューサーであるバノン氏の演出で大統領役を演じる俳優のよう。トランプ陣営の最高責任者だったバノン氏に対する大統領の信頼は厚く、信頼度においては娘婿のクシュナー氏と双璧だ。

 バノン氏は最近のニューヨーク・タイムズとのインタビューで「報道機関はなぜトランプが大統領になったのかまだ理解していない。メディアは政権の抵抗勢力だ。黙っていろ」と痛烈にメディアを批判した。トランプ氏は「メディアと戦争している」と言っており、メディア叩きではバノン氏と共闘している。

 バノン氏は映画「スター・ウオーズ」の悪役で、帝国の皇帝に仕える「ダース・ベイダー」に自身を例えるなど、自らの役回りを割り切っているようだ。バノン氏のような政治担当のホワイトハウス補佐官がNSCの正式メンバーに入ったことはかつてなかったことだ。

 バノン氏はトランプ大統領とプーチン大統領ら主要国首脳との28日の電話会談にもペンス副大統領、プリーバス首席補佐官、フリン補佐官らと同席。その台頭ぶりが示されることになった。

 オバマ政権の補佐官(国家安全保障担当)だったスーザン・ライス氏は統参議長や国家情報長官を外してまで軍事・外交経験の少ないバノン氏をNSCに入れたことを「全くのきちがい沙汰だ」と非難、トランプ氏に近いと言われるゲーツ元国防長官らも強い疑問を呈した。

■低下するフリン将軍の評価

 このバノン氏の上昇ぶりに反して、国家安全保障問題担当のフリン補佐官の評判は落ちる一方のようだ。本人自身の調整力や統率力の欠如が次第に露呈されている上、ホワイトハウスのスタッフに入れた息子のマイケルも失敗続きでトランプ氏の不興を買っている。

 フリン補佐官は27日、トランプ氏とメイ首相との会談で、プーチン・ロシア大統領との会談日程に言及があった際、メイ首相にプーチン氏の癖などを長々としゃべり、トランプ氏が苛立ちを示したという。その場の空気を読めない欠点も目立ち始めているようだ。

 米紙によると、マティス国防長官とポンペオ中央情報局(CIA)長官が2週間前、国務長官に指名されたティラーソン氏と会談することになり、フリン補佐官も招かれた。しかしフリン補佐官は結局現れず、会談では同補佐官の言動に関しての懸念が話題に上ったという。

 フリン補佐官の国防総省での最終階級は3つ星の中将。しかしマティス国防長官やケリー国土安全保障長官は4つ星の大将で、この階級に劣等感を抱いているのではないかとも言われる。しかし今のところ、バノン氏がフリン補佐官を擁護しており、2人の関係は悪くないという。この関係にひびが入るようなことがあれば、フリン補佐官の更迭もあり得るかもしれない。ホワイトハウスの人間もようから目が離せない。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年1月31日 20:13:17 : 0CIsJj7FKs : nsJUsjMunIs[5]
「ヒラリーは戦争屋 マスコミは嘘ニュースを流している」とかいっている連中ってなに?

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際17掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際17掲示板  
次へ