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ユーロ圏は崩壊も、大衆迎合に向き合わなければ−JPモルガンCEO
Hugh Son、Sonali Basak
2017年1月19日 04:56 JST
ユーロ圏の政治指導者らが大衆迎合主義の台頭につながっている市民の不満ときちんと向き合わなければ、通貨同盟が崩壊することもあり得ると、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者が指摘した。
ダイモン氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、欧州連合(EU)の指導者らが、英国民が離脱を選んだ理由を考察し、変えるべきところを変えるよう望むと述べた。それは今までのところ起こっておらず、フランス極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首など国家主義のリーダーが欧州で政権を握るようなことになれば、「ユーロ圏は存続できないかもしれない」と語った。
「間違っていたことは英国にとってだけ間違っていたのではなく全員にとって間違っている」とダイモン氏は世界経済フォーラム年次総会が開催されているダボスで語った。リーダーらが根本的な懸念に対処しない限り、「移民について、各国の法について、ブリュッセルが持つべき権限について、同じ政治問題が続くだろう」と指摘した。
ダイモン氏の欧州に関する悲観論はいつになく厳しかった。一方、同氏はトランプ次期米政権に関してあらためて楽観的な見方を示した。
また、ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファインCEOもCNBCとのインタビューで、欧州のリーダーらは経済同盟を作り上げる長く複雑な道筋の中で反動に直面していると、欧州をめぐる懸念に言及した。
原題:Dimon Says Euro Zone May Not Survive If Concerns Are Ignored (1)(抜粋)
Dimon Says Euro Zone May Not Survive If Concerns Are Ignored (2)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-18/OJZP6H6VDKHT01
「中国が最も保護主義的」−NAFTAを最初に見直すと次期商務長官
Andrew Mayeda
2017年1月19日 11:25 JST
中国は自由貿易を語りながら実践していないとロス氏
私は反貿易主義者ではなく、賢明な貿易を支持する立場だと同氏
トランプ次期米大統領が商務長官に指名した著名資産家のウィルバー・ロス氏は18日、米上院商業科学運輸委員会の指名承認公聴会で、中国が世界主要国の中で最も保護主義的だと述べ、鉄鋼の過剰生産能力の削減を中心に同国との間で公平な貿易条件の確保を目指す考えを表明した。
ロス氏は「中国が主要大国の中で最も保護主義的だ。非常に高い関税障壁と極めて高い非関税障壁の両方が存在し、自由貿易を実際の行動に比べてはるかに多く語っている」と述べた。
同氏は公聴会の冒頭の発言でどの国も名指しすることは避けながらも、政府主導のビジネスや補助金による生産に言及し、中国への間接的な批判と判断することが可能だ。鉄鋼やアルミニウムへの反ダンピング(不当廉売)関税により大きな関心を向ける必要があるとの見解も示した。
ロス氏はまた、トランプ次期政権が北米自由貿易協定(NAFTA)の下でのメキシコやカナダとの関係見直しに速やかに動くと言明。「NAFTAは必然的にわれわれが対処しなければならない最初の課題だ。他の管轄区域に移る前にわれわれの地域において最善の方法で関係を確立しなければならない」と主張した。
同氏はさらに「私は反貿易主義者ではない。貿易の支持者だが、賢明な貿易、すなわち米国の勤労者と国内製造業のベースに有害ではない貿易を支持する立場だ」と述べた。
原題:Commerce Pick Ross Calls China ‘Most Protectionist’ Major Nation(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-19/OK07ZF6K50XU01
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