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スイスに到着した習近平夫妻(右はロイトハルトスイス連邦大統領夫妻)/(C)AP
習近平がダボス会議に初参加 最大の狙いはトランプ包囲網
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/197698
2017年1月17日 近藤大介 「週刊現代」編集次長 日刊ゲンダイ P10 文字お越し
1月17日、ついに習近平主席がダボス会議に乗り込む。毎年1月、世界中の政経官学のVIPたち2500人ほどが、スイスの寒村ダボスに集まって、世界の趨勢を議論するダボス会議に、中国の国家主席が初めて参加するのだ。
主催者の世界経済フォーラム(WEF)関係者が解説する。
「今世紀に入って、ダボス会議の話題の中心が中国経済の台頭になったことで、2007年9月から『夏のダボス会議』を、大連と天津で毎年交互に開くようにしています。ところが最近の話題の中心は、中国経済の失速。昨年のダボス会議では、投資家のジョージ・ソロス氏が『中国経済ハードランディング説』を唱えたことが反響を呼びました」
出席するのは習主席だけではない。関係者が続ける。
「そういった『中国経済危機説』を打ち消すため、今年は習近平主席自ら参加するということで、オープニングの基調演説を許可しました。今回、中国からは過去最大規模の参加者を見込んでいて、アリババの馬雲会長以下、中国の主要企業のトップ、林毅夫元世界銀行副総裁以下、中国の主要経済学者らが勢揃いします」
■李克強首相はお役御免か
一方、中国のメディア関係者に聞くと、習近平主席がダボス会議に出席する意味は、2つあるという。
「1つは対外的に、20日のトランプ政権発足前に、反トランプ派が多いEUを中国が取り込んでおこうということだ。つまり、今後トランプが中国に無理難題を吹っかけてきた時には、中国+EUで『トランプ包囲網』を敷こうという狙いだ。もう1つは国内的事情。『夏のダボス』は、当時の温家宝首相が中国に誘致して、李克強首相が引き継いだ。そもそも経済フォーラムなので、国務院総理である李首相の管轄だ。それを今回、習近平主席は李首相から奪い取って、自ら参加する。これは、今秋の共産党大会で、李首相をお役御免にするシグナルではないかと、北京では噂されている」
ちなみに安倍首相はダボス会議に参加せず、アジア4カ国を歴訪して、17日に帰国する。「世界の中国」と「アジアの日本」を見せつけられる、日中両首脳の今年の初外遊となった。
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