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原因不明…三浦半島の“謎の異臭”は首都直下地震の前兆か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274226
2020/06/07 日刊ゲンダイ
1995年の阪神・淡路大震災でも1カ月前から異臭が発生(C)日刊ゲンダイ
4日夜、神奈川県の三浦半島で発生した謎の異臭――。午後8時から約3時間、「ゴムが燃えたようなにおい」「化学薬品のようなにおい」「にんにくのようなにおい」など200件を超える通報が消防に寄せられた。通報の履歴から、異臭は三浦半島南部から約20キロほど北上したとみられている。
「警察、消防に、東京ガスと海上保安庁も加わり原因を調査しました。陸上で火災やガス漏れは確認できず、海上でも船舶の事故はなかった。原因不明と結論付けました」(横須賀市消防局指令課)
いったい、この異臭騒ぎは、何だったのか。三浦半島の異臭を“迷宮入り”で終わらせてはいけない。巨大地震の前兆の可能性があるからだ。立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。
「地殻変動でニオイ発生」は常識 |
「地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識です。微妙なにおいの変化は地殻の変化を察知するのに重要です。大きな地震は、本震の前に小さな揺れが頻発します。この揺れで岩石が崩壊し、焦げたようなにおいが発生します。1995年の阪神・淡路大震災でも1カ月前から断続的ににおいが確認されています。三浦半島は活断層が非常に多いエリア。活断層が動いたことから、岩石の崩壊が重なって、まとまった“異臭波”がつくられ、南からの風に乗って北上した可能性があります」
三浦半島の目の前には相模トラフがある。もし、相模トラフが大揺れしたら、首都圏直撃だ。相模トラフは、4つのプレートが重なり合うエリアにあり、やっかいな震源地。1703年の元禄関東地震や1923年の関東大震災は相模トラフが震源とされる。
「大地震前の揺れによる岩石の崩壊は、においとともに電磁波を発生します。もし、今回の異臭の発生エリアで、電磁波の値が高くなったり、電波時計が狂うなどの現象が起きていれば、異臭が地殻変動によるものである可能性が高くなります。電磁波の変化を検証すべきです」(高橋学氏)
杞憂に終わればいいのだが。
震源が相模湾だった関東大震災の悪夢がよぎる。神はトドメを刺しに来たのか。
— 田畑稔 (@tabataminoru) June 6, 2020
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— メビウスの十字架 (@b3Kzgme0uNzZM0L) June 7, 2020
地震や地滑りなど地殻変動に伴うにおいは、地質学の関係者では常識です。
1995年の阪神・淡路大震災でも1カ月前から断続的ににおいが確認されています。 pic.twitter.com/vPhupkdCOy
- Re: 原因不明…三浦半島の“謎の異臭”は首都直下地震の前兆か(日刊ゲンダイ) 13代目 2020/10/20 15:38:04
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