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2017年11月15日韓国で約1年ぶりのM5以上地震が発生、日本への影響で知っておきたいポイントは
http://jishin-news.com/archives/3026
2017/11/15 地震ニュース
11月15日の日本時間14:00に韓国でM5.4の地震が発生した。
上記は20世紀以降、韓国周辺で発生してきたM5以上の地震を示しており、今回の震源はオレンジ色で表されている。
内陸部では殆ど強い地震が起きてこなかったことがわかるが、今回の震源から近い南側で起きていた水色の地震は2016年9月12日に観測されたM5.7である。
強い地震が少ないことから韓国ではもしM7クラスの地震が発生した場合甚大な被害が予測されており、2016年6月に韓国の国民安全処(処は庁に該当)の報告書が衝撃的なデータを発表している。
それによるとソウル中心部でM7クラスの大地震が起きると276万人が死亡し、2,848兆ウォン(約289兆円)の経済損失が発生するというのだ。この額は韓国の国家予算の7倍以上という数字であるが、M6.5の場合でも31.5万人、1,289兆ウォン(約130兆円)の経済損失が見込まれているといい、隣国である日本にとっても無関係と言うことは出来ない。
だが、地震という点で考えた場合、日本にとって更に考えておかねばならない懸念がある。国内への波及だ。
韓国では1681年に東海岸でM7.5の地震が起き、数万人の死者を出していたが、この前後に日本でも南海トラフ巨大地震と考えられている宝永地震(M8.6)や関東地方における元禄地震(M8.2)が相次いでいた。
1681年 韓国地震(M7.5)
1677年 延宝八戸沖地震(M8.0 東北)
1677年 延宝房総沖地震(M8.0)
1703年 元禄地震(M8.2 関東)
1707年 宝永地震(M8.6 南海トラフ)
1707年 宝永大噴火(富士山噴火)
更に韓国では779年にも2016年の震源に近い場所でM6.5の地震が起きていたとされているが、この前後でも日本では大地震が多発しており、東日本大震災がなぞらえることで知られる貞観地震(M8.6)もこの時期であった。
779年 韓国地震(M6.5)
818年 弘仁地震(M7.9 北関東)
841年 伊豆地震(M7.0 伊豆)
864年 貞観大噴火(富士山噴火)
868年 播磨国地震(M7.? 兵庫県)
869年 貞観地震(M8.6 東北沿岸)
878年 相模・武蔵地震(M7.4 関東地方)
887年 仁和地震(M8.5 南海トラフ)
どちらのケースでも関東地方における強い地震や富士山の噴火、それに南海トラフ巨大地震を伴っていたわけだが、過去約1世紀、ほとんど強い揺れが起きていなかった韓国において、2016年そして今回とM5を超える地震が東側で増加しているのは、日本でもまだ起きていない地震や噴火への備えを高めておくべき、という点で決して他人事と傍観することは出来ないだろう。
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