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退職金2000万円 「一括」か「年金」かでこれだけ変わる
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180209-00000004-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 2/9(金) 16:00配信
59歳で決める!退職金は「一括」or「年金」
老後資金の“虎の子”である退職金は一括でもらう「一時金方式」を選ぶか、分割してもらう「年金方式」にするかで、手取り額が大きく変わる。
「一時金で受け取れば平均的な水準の退職金なら非課税ですが、年金方式は逆にほとんどが課税対象になる。この差は大きく、退職金2000万円のケースでは、一括と年金では手取り総額で60万円以上の差が出ます」(ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦氏)
別掲の図にあるように一般的には「一括」が断然有利。その重要な判断をするのは「59歳」の時になるという。
「基本的には退職の半年から1年前になると会社から受け取り方を聞かれます。会社によって退職金の算出法や年金方式にした時の給付利率などが違うので、その時までに業務規定などを確認して、一時金方式が得であることを確認しておくことが大事です」(深野氏)
また、一括で大金を手にする「リスク」への備えも必要だ。退職金運用の正しい知識もこの時までに身につけておきたい。
「退職金のまとまったお金をすぐに投資につぎ込もうとする人もいますが、控えたほうがいい。お金の使い方をあらかじめ考えずに、退職金をもってそのまま金融機関に投資の相談をするのはカモがネギを背負っていくようなものです」(深野氏)
たとえ「一括」で受け取ったとしても、退職金は年金受給が始まる65歳までは手を付けないほうが望ましいという。
そのためにも“59歳の決断”を前に50代になったら「生活のダウンサイジング」を始める。さらに、退職金を温存するために、深野氏が推奨するのが、各金融機関が取り扱う「退職専用定期」だ。
「退職1年以内なら利用できる『退職専用定期』で、預金期間が3か月程度の単体の定期があります。金利が1%台で大変優遇されるものもあり、リタイア直後の金融機関の営業攻勢も避けられる。そうして退職金を預けている間に落ち着いて、老後のマネープランをじっくり練るのがよいでしょう」
賢くもらって、冷静に増やしていきたい。
※週刊ポスト2018年2月16・23日号
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