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ドル安容認
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2018年01月25日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
ムニューシン米財務長官が24日、次のように述べたと報じられています。
「弱いドルは貿易の面で米国の利益」 |
で、この発言に市場関係者が反応して、ドル安円高に振れている、と。
どこまで本気なのでしょうね?
先日の関税爆弾とセットで米国の貿易赤字を解消したいと思っているということなのでしょうか?
ロイターが興味深い解説を行っています。
「ムニューシン氏は恐らく、ドル安誘導するつもりはなく、トランプ政権がドル安政策を開始しようとしている明白な証拠も見当たらない。とはいえ、米国の政策担当者がいかに自国の利益にばかり目を向けているかが浮き彫りになった。現段階から政策担当者がほんの少し踏み込めば、ドル安を積極的に促す立場へと移行する。 トランプ大統領は株価上昇を自分の手柄としがちで、ドル安が米国株を押し上げる傾向がある以上、彼にしてみればますますドルを下げたいという誘惑に駆られるかもしれない。 ただしあまりにも大幅なドル安は、米国債を保有する外国人をおびえさせる。自国通貨建てのリターンを目減りさせるとともに、輸入価格上昇を通じて物価全般を上振れさせるリスクがあり、これは債券運用担当者にとっては恐怖の対象になる。 金利上昇という形で投資家が反応すれば、ムニューシン氏にとってドル安はそれほど望ましくなくなるのではないか。」 |
この記事は、ムニューシン氏は恐らくドル安誘導するつもりはないと推測している訳ですが…でも、ドル安誘導するつもりがないのに敢えて弱いドルは貿易面で米国の利益になる、なんてことを言う必要があるのでしょうか?
私の推測としては、恐らくトランプ大統領から何らかの圧力がかかり、そうした発言につながったのではないかと思います。
ダボスに向かったトランプ大統領は、次のようなメッセージをダボスで披露すると言われています。
GDP up, unemployment down, stock market roaring |
「GDPは増え、失業者は減った。そして、株価は高騰している」
あと残った大きな経済問題は貿易赤字の削減だ、とトランプ大統領は考えているのではないでしょうか?
だからこそ、関税をかけたりドル安誘導をすることが必要だ、と。
しかし、ドル安が予想されるようになると、当然のことながら米国に流入する資本が少なくなってしまいます。というよりも、米国から資本の流出が始まる、と。
というのも、ドル安が予想される訳ですから、ドル以外の通貨で持っていた方が有利になるからです。
でも、そうなる一気に株安に転じる恐れがある訳です。
ということで、ドル安誘導といっても、米国が本気でドル安を誘導することはできないと思います。
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