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得する年金術 75歳まで少しずつお金を使いたい人の場合
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171228-00000007-pseven-life
週刊ポスト2018年1月1・5日号
75歳まで少しずつお金を使うなら(イラスト/河南好美)
年金は何歳から受け取るべきか──内閣府の検討会などで、受給開始を「75歳」まで選べる制度の導入が提言されている。「少しずつでも『長く』受け取る」か「期間は短くても『たくさん』受け取る」か。これは「どちらが正しいのか?」という二者択一の単純な判断ではない。「年金博士」こと社会保険労務士・北村庄吾氏はこういう。
「定年退職後の人生において、『お金』はもちろん重要ですが、心身の健康、そしてどんなことに時間を費やしたいか、といった要素も大切になってきます。
体が比較的よく動く60代のうちにしかできない目標があるのか、70代まで長く続けられる趣味を持っているのか。そうしたことも踏まえて初めて、60歳以降の『どの時期』にお金が必要かというシミュレーションが可能になってくる」
つまり、「繰り上げ」「繰り下げ」の判断は、夫婦の趣味、定年後の楽しみや生きがいをどこに見出すかによっても変わってくるのだ。それでは、75歳までお金のかかる遊びは控え、少しずつお金を使いながらゆっくり過ごしたい人の場合はどうか。
海外旅行のようにまとまった出費の予定がなくても、読書や映画鑑賞、ゴルフ、釣りといった現役時代から続けている「趣味」や、週に何回か友人と飲みに行く習慣があれば、定年後もそれなりにお金がかかる。前出・北村氏はこう説明する。
「総務省の家計調査報告(2016年)によれば、60歳以降の家計における支出で、交際費が約2万9000円、教養娯楽費が約2万6000円となっています。
60歳以降も再雇用などで働き口がある一般的なケースを想定した場合、問題は65歳で仕事をリタイアした後です。趣味や友人との交遊に制限をかけたくなければ、この時期の年金額がとくに手厚くなるように受け取るのがよいでしょう」
ここでは「65歳からの10年間」の受給総額が重要になる。これを最大化できるのは「65歳」受給である。
厚労省のモデルケースで考えると、65歳受給開始なら夫婦で10年間の受給総額が約2655万円。夫婦で60歳に繰り上げた場合、あるいは70歳まで繰り下げた場合と比べ、65〜74歳の受給額は約800万円も多くなる。65歳のリタイア後にゆるやかに趣味を楽しみたい場合、有力な選択肢となるのだ。
「60〜64歳の生活費を考えると、『妻だけ60歳』への繰り上げはあっていいが、額が大きい夫の年金の繰り上げは避けるのが賢明」(同前)
妻の年金だけ繰り上げたとしても、65歳からの10年の受給総額は約2421万円確保できる。
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