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米フォードが始める「自動運転でピザ宅配」は小さくて大きなチャレンジ
http://diamond.jp/articles/-/150806
2017.11.27 CAR and DRIVER:総合自動車情報誌
フォード2つの新たな試み
ピザ宅配を自動運転で
自動運転による宅配とホログラムを使ったミクスドリアリティ(MR、現実世界に仮想世界を重ねる技術)。時代の先端を行く企業として、自動車業界をリードするフォードの新しい試みを2つ紹介しよう。
アマゾンがドローンによる宅配サービスを考えているように、自動運転による宅配サービスも将来の可能性として多くの企業が注目している。そんな中、早くも実験的な導入を始めたのがフォードとドミノ・ピザだ。両社は自動運転によるピザ宅配で提携し、フォード本社がある米ミシガン州アナーバーで特定の顧客に対し自動運転宅配サービスを実施する。
現時点で米国において、完全自動運転での公道走行は基本的に禁止されている。そのため、自動運転技術を装備したフォーカスの運転席にドライバーが乗車した状態で宅配サービスを行う。
このサービスを利用すると、スマホアプリを使って宅配サービス車両が“いまどこにいるのか”をチェックできる。そして自宅前に到着した時点で、スマホに自動的に連絡が入る。連絡を受けたユーザーは配送車までピザを受け取りにいく。その際、“どうすればドアが開けられるのか”などの方法は、スマホを通じてレクチャーを受ける。ユーザーはその指示に従ってクルマの後部座席に設置されたピザ収納場所から商品を取り出す、という手順で購入できる。
実験に協力するドミノ・ピザは電気自動車(EV)を宅配車両として導入するなど、これまでにも積極的に新しい技術を取り入れてきた。ドミノ・ピザの社長は、この試みに対し「顧客が自動運転による宅配にどのような反応を示すのかに興味がある。たとえば、車両が到着して家の外までピザを取りにいくことを不便と感じるのか、パスコードを使ってピザ収納場所のカギを開ける手順に抵抗はないのか。自動運転車両が自宅の玄関前まで入るほうがいいのか、それとも自宅前の歩道わきに止まるほうが安心と感じるのか……こうしたデータを蓄積し、いつか無人の自動運転車両がスムーズかつユーザーに対してフレンドリーなかたちでピザをデリバリーできる可能性を探りたい」とコメントした。
フォードは現在レベル4の自動運転技術を持ち、「2021年には自動運転車両を実際に販売する」という目標を持っている。今回のピザ宅配はその可能性に一歩近づく大きなステップとなる。ユーザーにとっては小さなピザだが、人類にとっては大きなピザといえる。
クルマの製作現場に
AIやVRを取り入れる
フォードがもうひとつ熱心に挑戦している分野が、人工知能(AI)やバーチャルリアリティをクルマの製作現場に取り入れる試みである。フォードは現在、マイクロソフトのHoloLens(ホロレンズ、ホログラムを使った技術)を駆使し、クルマをデザインする際にクレイモデルとバーチャルリアリティ(仮想現実)などを組み合わせ、ミクスドリアリティとしてデザインの可能性を追求している。基本となるクレイモデルの上にバーチャルリアリティのデザインを重ねて、実際にそのデザインの感触が検証できる、という技術である。
デザイナーはヘッドセットを用い、クルマのエクステリアデザインをクレイモデルの上にホログラムで合成して実際のクルマのようにさまざまな角度から見られる。指先でクリックするだけで別のデザインに変更したり、ひとつのデザインと別のデザインを組み合わせたりすることもできる。
別の場所にいるデザイナー、プランナーなどが同じミクスドリアリティを確認しながら話し合い、デザインを決定するなどのプロセスに組み込んでいけるため、デザイン作業の効率が上がりクルマの完成までの所要時間が短縮するという。費用面でも効果があるようだ。
(報告/土方細秩子、まとめ/CAR and DRIVER編集部)
【CAR and DRIVER(カー・アンド・ドライバー)】
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