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7−9月期GDP速報値
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/53012247.html
2017年11月15日 在野のアナリスト
7-9月期GDP速報値が発表され、実質で前期比0.3%増、年率換算で1.4%増となりました。内需が0.2%の押し下げ要因となりましたが、個人消費が0.5%減、民間住宅0.9%減、など個人部門が大きく下がり、企業の設備投資が0.2%増、在庫投資が0.2%増など、企業部門の伸びを消した形です。しかも在庫投資の伸びは、将来の押し下げ要因になる可能性もあり、今回はプラス寄与したものの、実はもっと厳しい内容であることがうかがえます。
GDPを押し上げた要因は外需。輸出は1.5%増、輸入は1.6%減。これがGDPを0.5%押し上げ、全体としての成長に寄与しました。外需はバブルで押し上げられた形ですが、内需はかなり深刻です。個人消費は前期が大きく伸びた反動、天候不順、という見方もできますが、住宅投資の急減は、不動産バブルの終焉ともいえ、不動産価格の一服とともに個人消費も落ちこむことが考えられる。今はバブルの波及により全体の経済が押し上げられた状態であり、それは株価という面でも、世界同時株高を演出する材料となっています。
日経平均は6日続落ですが、特徴的なのは昨日です。引け間際に急失速し、微減という形になった。これは下落トレンドに入ったときの特徴的な手法です。逆に、これまでは下げていても引け間際に急伸して上昇して引ける、という場面が目立ちましたが、それが逆転した形で、アルゴリズム取引でスイッチを切り替えた。それが分かる場面でした。
よく「反転のきっかけ…」と言われますが、約2ヶ月上昇をつづけたので、正常な相場であれば少なくとも1〜2ヶ月は調整を余儀なくされます。特に11月に入ってからは売り方に踏ませよう、とする動きで押し上げられていたので、その分が今は剥落している状態です。そして大体9月8日から3000円強上昇したので、半値押しの20900円程度で止まれば反発することになります。特に、1ヶ月半も経てば年末ドレッシングと被る。この水準ならそれほどドレッシングも必要ではありませんが、そのタイミングでアルゴリズム取引がもう一度買い、に切り替わるなら、そこで反転のきっかけ、ということにもなるのでしょう。
ただし、気をつけたいのがこのアルゴリズム取引です。上昇局面では下落サインが点灯しないよう調整し、下落局面ではその逆の調整をする。人為的でない、こうした取引は相場の流れをつくる一方、暴落や暴騰をさせにくい、ともされます。アルゴリズムで制限がかけられているから、ということですが、多くの参加者がどちらかに偏った判断をすると、相場の動きを大きくするきっかけとなりかねません。今回のように、もう上昇相場が終わった、当面は下落局面、そうしたアルゴリズムの判断が今は動きを大きくしています。
2ヶ月間、上昇した局面もそうだったように、理由はないけれど今はそうだから、というアルゴリズムの事情によって流れが決まる。それは今回のように、健全な相場の流れをアルゴリズムの判断材料に織りこんでいるはずなのに、健全ではない相場をつくってしまう、という危険を孕むものでもあります。あらゆる市場が健全でない状態となれば、そのときバブルが弾けたときの反動を大きくするものとなるのです。日本は不動産が崩れ、内需に期待がもてなくなった今、海外要因に振り回される危険とともに、アルゴリズム取引の指向性には十分に注意する段階に来ていることは、間違いないのでしょうね。
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