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「貯蓄から投資へ」「孫のため」 投資運用「悪魔の辞典」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171111-00000004-moneypost-bus_all
週刊ポスト2017年11月17日号
投資相談で聞いた言葉を鵜呑みにするわけにはいかない?(写真はイメージ)
日経平均株価が21年4か月ぶりの高値を更新するなど、上昇局面が続いている。投資に乗り出す初心者も多いはずだが用心も必要だ。金融機関やメディアが、投資を推奨するあまり、“暴走”するケースもある。
彼らが発する甘い言葉の「裏」を知っていれば、老後資産運用を「守りつつ殖やす」ことができる。本誌は、投資に関する用語やフレーズの裏を詳らかにする「悪魔の辞典」を編纂した。投資の難しさと醍醐味を読み取ってほしい。
【五輪特需が期待できる】=今がピークなのでこれからの恩恵は限られる
「株価は経済の先行きを映す鏡」とされ、現在の価格が将来の上昇をすでに織り込み済みということが得てして多い。3年後の五輪関連銘柄はすでに上がりきっている、というのが投資家たちの常識。
【とっておきのインサイダー情報】=すでに誰もが知っているありきたりの情報
「この株が上がるから買っておいたほうがいい」──こんな情報を“自称関係者”から聞いたり、インターネットの掲示板に書かれているのを見たことがあるかもしれないが、そんな情報は、自分が知った時点で大多数が知っている可能性が高い。そもそも、本当に“貴重な情報”なら他人には教えない。
【レバレッジを効かせてリターンを大きくする】=初心者は破産と隣り合わせ
レバレッジ(テコの原理)とは、元手の数倍分の商品を売買できる「信用取引」などで用いられる手法。上手くいけばリターンは大きいが、マイナスに振れれば自己資金では返せない損失を負う。
【NISAは非課税で資産も殖やせるWメリットが魅力】=株価下落で含み損と課税のWショックが最悪。
NISA(少額投資非課税制度)は、専用口座で取引をすると、毎年一定額の株式などの売却益や配当金が、5年間非課税になる。税金面でメリットがあるが、そこに落とし穴がある。
期限である5年後には、所有株式などを売却するか一般口座に移さなければいけない。たとえば100万円の株が50万円まで下がっていた場合、一般口座に移した時点で、50万円で買ったものとみなされる。その後に株価が100万円に回復してから売ると、利益が50万円出たとして課税対象となり、20%(10万円)の税金がかかる。NISAは期限内に儲けを出さなければ、損をする可能性があるのだ。
【貯蓄から投資へ】=国はもう面倒みられないから自分で殖やしなさい
この超低金利では貯蓄をしても資産は殖えない。政府はこのフレーズを盛んに唱え、投資環境の整備を進めるが、「年金に頼らず懐は自分で暖めろ」というメッセージにほかならない。
【お孫さんのために】=老後資産を吐き出させる魔法の呪文
「これでお孫さんの教育資金の足しにしませんか?」
「お孫さんと旅行にもいけますよ」
こんな言葉を、多くのシニアが金融機関の窓口などで聞かされている。結果、投資失敗やコストがかさみ、資産を食いつぶしただけ、という人も少なくないだろう。
言葉は魔物であり、それに生かされるも殺されるも自分次第。某週刊誌には、ローリスク・ハイリターンなんて見出しがあったが、そんなことはあり得ない。“悪魔の囁き”に騙されないよう、資産運用では言葉の裏も読むようにしたい。
●監修/藤井英敏氏(カブ知恵代表)、田代昌之氏(フィスコ・アナリスト)
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