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日銀のみえない出口
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/53011508.html
2017年10月31日 在野のアナリスト
フジテレビの某ドラマで『磯部真蔵』なる人物が腹痛で辞任する場面が、安倍晋三氏を揶揄している、として非難の声があるようです。安倍信者はこうしたパロディーを許容する心もないのか? 結局、世の中をぎすぎすさせているのは安倍信者、とも言えそうです。
民進党の代表が大塚参院議員に決まりました。古い顔では意味がないですし、理論派で清潔感がある人物を、といった形でしょう。癖がないので、立憲民主、希望とも話ができる。しかも衆院議員でないので、もし仮にどちらかに合流するとしても、スムーズに代表移行がすすめられる。そんな思惑もあるかもしれません。いずれにしろ、民進の立ち位置はこれではっきりして、自己主張は控えて調整役に徹する、となるのでしょう。
そんな大塚氏の出身である日銀が、金融政策決定会合を行いました。物価見通しを小幅に引き下げましたが、金融政策は現状維持です。しかし17年度を1.1%から0.8%に、18年度を1.5%から1.4%へとしたものの、19年度は変えていない。このまま政策をつづければ19年度には目標に達する、と言いたいのでしょうが、成長率については17年度を1.8%から1.9%に上方修正したものの、18年度は1.4%、19年度は0.7%成長としており、成長率は下がるのに物価は上がる、と想定していることになる。非常に奇異です。
しかもコスト面からの価格上昇、を想定しているといい、それではコストプッシュ型のインフレですから、景気にとって悪影響となるのでしょう。つまりインフレで景気に打撃だから19年度の成長は0.7%に下がるのか? という疑問もわく。その場合、インフレ目標が正しいのか? となるでしょう。そうなると、今の政策を見直すべきでは? という意見が当然のようにでてくるところですが、まったくそうした気配はありません。
またしても1人の委員が追加緩和を求めるなど、今の日銀にはブレーキ役がいない。ここから引き締めに転じるとしても、手続き、手順で戸惑うケースも想定されます。それは市場との対話に失敗する可能性、ということであり、今の世界的に良好とされる景気が崩れたときに、日銀は打つ手もなく、日本経済全体が沈んでいくのかもしれません。そのタイミングが19年なのか。他の動きをみても、妙にこの年が符合してきます。
ここ1ヶ月の外国人投資家の買いについて、安倍氏が消費税増税を訴えたことで、財政出動やさらなる金融緩和が出てくるもの、として期待が高まったのでは? といった話もあります。しかし安倍氏が教育無償化の予算に、企業の負担を求めたりして、あれ? となって買いの手が止まった。日本政府、実は財政的に余裕がなく、出動するほどの資金がないのでは? そう見なされたことで勢いを失った。ここで日銀も動かなかったことで、ますます日本には景気に対して期待が低下することにもなったのでしょう。
景気の好調さと低インフレで、世界はゴルディロックス(適温)状態とされます。しかし実はもう一つ、金余りがここに付け加わった過熱状態だと気づいたとき、世界的な動揺が走ることにもなるのでしょう。そのとき黒田総裁のことはclod(クロド:のろま)総裁と呼ばなければいけない日が、いずれくることにもなるのでしょうね。
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