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上昇相場は始まったばかりか…(C)日刊ゲンダイ
投票日までが勝負 解散相場で株価2万5000円超えに現実味
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214256
2017年9月26日 日刊ゲンダイ
総選挙で株価はどうなる? 兜町は早くも10.22総選挙を睨んで動きだした。
「衆院の解散報道が出てから、日経平均は連日のように年初来高値を更新し、2週間でほぼ1000円値上がりしました。その反動で、しばらく調整するかもしれませんが、本格的な上昇はこれからでしょう。相場ジンクスは、選挙は株高です」(市場関係者)
カギを握るのは売買代金で7割近くを占める海外投資家の動向だ。8〜9月(15日まで)は合計約2兆円を売り越したが、ここへきて流れが変わっている。先週から、日本市場に外国人投資家が戻ってきたというのだ。
「東証の売買代金が一気に膨れ上がっているのです。海外勢が買い漁っているといいます」(証券アナリスト)
9月前半の売買代金(東証1部)は、活況の目安となる2兆円を割り込む日が多かったのに、解散ムードの高まった19日は海外勢の“買い”で、約3カ月ぶりに3兆円を突破。その後も2兆70000億、2兆8000億円と続いた。
■日経平均2万5452円もある?
「選挙は買い」のデータがある。1990年以降に行われた「衆参選挙のあった月」の売買動向を見ると、外国人投資家は11回のうち何と10回が「買い越し」だ。米ゴールドマン・サックスの統計では、解散日から投票日まで株価(TOPIX)は約2%上昇。先週末(22日)の日経平均終値に置き換えて算出すると2万700円超となる。株式評論家の杉村富生氏も言う。
「日経平均は投票日に向け、直近(2015年6月)高値の2万868円を目指す動きになるでしょう」
15年6月の日経平均(採用銘柄)のPER(株価収益率)は16.6倍だった。現在は14・35倍。市場関係者が「心地よい水準」という15倍で2万1210円。15年6月並みの16.6倍だと2万3472円だ。
「史上最高値を更新するNYダウは18倍を超えています。そこまで高まると、日経平均は2万5452円となります」(市場関係者)
兜町の夢は膨らむが、北朝鮮リスクは残されたままだ。
「2万1000円辺りまで上昇したら、いったん手じまいしたほうがいい」(杉村富生氏)
深追いは禁物だ。
日本市場に外国人投資家が戻ってきた
― あず(こんな人たち) (@odinFBM_5) 2017年9月25日
投票日までが勝負 解散相場で株価2万5000円超えに現実味
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