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京都市が「民泊締め付け」策連発、民業圧迫や住民トラブルで(週刊ダイヤモンド)
http://www.asyura2.com/17/hasan123/msg/506.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 05 日 17:21:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

         京都市が市内の分譲マンション管理組合に配布した管理規約の早期見直しを求める文書


京都市が「民泊締め付け」策連発、民業圧迫や住民トラブルで
http://diamond.jp/articles/-/140995
2017.9.5 週刊ダイヤモンド編集部  


「これまで管理規約を見直したマンションの内、『民泊禁止』の決定は聞いても、民泊OKとしたという組合は寡聞にして知らない」

 日本を代表する観光都市・京都市。今月開かれる定例市議会に、東京都、大阪府に続く「宿泊税」の導入に向けた条例案が提出される。可決されれば、来年度中にも導入される見通しだ。

 東京都と大阪府が宿泊料の安い施設を課税対象外としているのに対し、京都市のそれは“全施設”を対象とする見込みだ(修学旅行生は非課税)。年間の税収見込みは市内の宿泊施設全体で20億円に上る。

 背景は、来年6月に施行される民泊新法への対策で、宿泊税の真の狙いは、市内に増え続ける民泊施設にある。

 8月、京都市は市内に約1700ある分譲マンションの管理組合に「管理規約の見直しを!」と題した文書を送付した。京都市が管理規約の変更を求める文書の送付は初で、門川大作市長が掲げる集合住宅(マンション)での民泊原則禁止の実現を図るものだ。

 文面では「民泊を禁止しようとする場合は、(中略)管理規約を変更(改正)していただくことが最も確実です」と、個々のマンションで民泊禁止への具体的な行動を求める。

 京都市の関係者は、「自分が知る限り」と断った上で、冒頭のようにその効果を語る。「新法施行後に禁止に動いても、民泊営業者の同意が必要となりかねず手遅れになりかねない」(同じ関係者)。

■ヤミ民泊利用者は110万人

 京都市がこうした民泊の締め付けに動くのには、もちろん理由がある。

 目下、市内に5000施設あると推計される民泊物件の内、約9割が無許可のヤミ民泊とされる。そして、高まるインバウンド(訪日外国人客)人気で過去最高を記録した京都市の昨年の宿泊客数1415万人(実数)のうち、修学旅行生客とほぼ並ぶ110万人がこのヤミ民泊を利用したと推計され、ホテルや旅館など既存の宿泊施設を圧迫している。

 その上で、ヤミ民泊の数と比例して、住民トラブルも増加している。

 京都市が開設した「民泊通報・相談窓口」に寄せられた「通報件数」は1年間で1400件超。その中身は、近隣のヤミ民泊の相談を始め、民泊利用者の騒音やゴミだし、タバコのポイ捨てといったマナーの問題、さらには「マンションのオートロックが意味をなさない」と言った保安上の不安を訴える声まで様々だ。

 政府が推進する民泊新法の施行まで一年を切った。観光客の増加はありがたいが民泊はお断り、という古都の憂鬱は続く。

(週刊ダイヤモンド編集部)



 

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コメント
 
1. 2017年11月04日 21:18:44 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-3783]
2017年11月4日(土)
主張
「民泊新法」施行令
住民の不安・懸念は解消されぬ


 空き家や空き室を宿泊施設として提供する「民泊」をめぐるトラブルは依然後を絶ちません。そんな中、安倍晋三政権は、民泊を事実上解禁する「民泊新法」(住宅宿泊事業法)を6月の国会で成立させました。新法は届け出さえすれば民泊の営業を認めることを基本原則にしたものです。政府は10月末、新法の施行日を来年6月15日にし、必要な措置などを定める施行令や施行規則を決めました。一連の決定は民泊を広げるための“推進宣言”です。地域を置き去りにして、「解禁ありき」で民泊を進めることは許されません。
「非常事態宣言」も出て

 政府による「民泊」推進のもとで、法律上許可のない「違法民泊」による住民への被害が各地で深刻化しています。

 京都市のある自治会連合会は総会で「民泊の激増は、非常事態」との切実な声を受け「地元町内会などの合意なしに、宿泊施設の開業を許可しない、旅館業法の許可を受けていない『ヤミ民泊』を徹底的に取り締まることを求める」などとした「非常事態宣言」を出す状況になっています。不動産を扱う京都府宅地建物取引業協会も2月に「違法な『民泊』には加担せず、適法で周辺環境に調和した良質な民泊等宿泊施設の提供に協力していく」と表明、業界の新たな動きが注目されています。

 今回決定された施行令などは地域住民の懸念を払しょくするものではありません。不安をそのままにして民泊を強引に推し進めることは極めて問題です。施行をいったん凍結するなどし、違法の取り締まりこそ強化すべきです。

 新法第18条は「(民泊に)起因する騒音の発生その他の事象による生活環境の悪化を防止するため必要があるとき」などは実施期間を制限できるとしています。この条文を有名無実化させてはなりません。管理者を24時間常駐させることや防火対策を関連法令に基づき順守させることも必要です。

 住宅密集地や分譲・賃貸マンションでの「民泊禁止」など厳しい規制を条例制定で実現することを関係省庁に認めさせていくことが重要です。2月の衆院予算委員会で、日本共産党の穀田恵二議員の質問に、塩崎恭久厚生労働相(当時)が「旅館業法の基本哲学を実現していく」との考えを示したことは、地方自治体が強い規制の条例を制定する上で足がかりとなるものです。

 京都市では新法施行に伴う条例制定の検討会議で座長が「京都市は文化遺産や観光客が多いといった地域特性から、可能な限り旅館と同レベルの安全を確保しようと考えている。その姿勢を明確に打ち出さないと、住宅の宿泊事業への転用が緩い方向で広がってしまう」とのべています。旅館業法なみの厳格な規制は不可欠です。
安心できる観光政策こそ

 観光をめぐる問題は民泊だけではありません。東京五輪を控え東京など大都市では外国・大手資本による大規模ホテル建設ラッシュが真っ盛りで、大手が中小のホテルや旅館の利用客を奪う事態にもなっています。

 地域の中小企業や小規模事業者が営業を継続・維持し、住民が安心して暮らせることにつながる観光政策へ道筋をつくることこそ求められています。自治体レベルでの規制・監視強化を図るための措置は欠かせません。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-04/2017110402_01_1.html


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