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三井住友FG、三菱UFJはすでに手放したとも(C)日刊ゲンダイ
東芝が保有株を手放し始めた? 株安危機“とんだ災難24社”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/212206
2017年8月26日 日刊ゲンダイ
東芝の半導体子会社(東芝メモリ)売却が急展開を見せている。今月中に売却先のメドをつけないと、来年3月末までに債務超過を解消できず上場廃止となりかねないからだ。
「東芝は訴訟合戦を繰り広げる米ウエスタンデジタル(WD)と歩み寄り、交渉のテーブルに着いたようですが、優先交渉権を得た米べインキャピタルなど日米韓連合が黙って引き下がるとは思えません。台湾の鴻海も、いまだに色気たっぷりだし、先行きは不透明です」(市場関係者)
東芝は足元を見られ、予定していた2兆円より安い価格で東芝メモリを売却せざるを得ないという見方も出てきた。
「その穴を埋めるため、東芝は他の資産を手放す必要に迫られます。保有株も売却対象でしょう。すでに三井住友FGと三菱UFJFGの株を売ったと伝わっています」(証券アナリスト)
今週22日に立ち会い外(時間外取引)で三井住友(約315万株)を約126億円、23日に三菱UFJ(約988万株)を64億円で売却したという。東芝は「個別の取引はコメントを控える」としたが、市場は「資金を得るために東芝が売った」と勘繰っている。
「おそらく他の保有株も売却することになるでしょう。売れる資産はすべて売るという覚悟を見せないと、東芝は生き残るのが難しい」(株式評論家の杉村富生氏)
売られる側は、株安要因となるだけに“とんだ災難”だ。
東芝の有価証券報告書(2017年3月期)によると279銘柄(時価約668億円)を保有。個別に開示した時価上位銘柄は、京浜急行や東武鉄道、阪急阪神HD、西武HDなどの電鉄系が目立つ。東京放送(TBS)HD、日本テレビHD、フジ・メディアHDなどメディア株も多かった(別表参照)。
前年度の有報(16年3月期)に記載されていたジャパンディスプレイや日本空港ビルデング、三井物産などは、17年3月期には消えていた。何らかの形で手放したことになる。北朝鮮リスクやトランプ政権の混迷で、株式相場は下落傾向がクッキリだ。そこに東芝リスクが加わる企業は悲劇としかいいようがない。
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― 辰徳 (@invest0101) 2017年8月25日
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― 鳩71@紅楼夢一般 (@fs7112) 2017年8月26日
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