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米国発の超格安スマホ「GRAND X」が日本に上陸した
価格わずか7980円!米国発の超格安スマホ『GRAND M』はどこまで使えるか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170824-00010000-dime-sci
@DIME 8/24(木) 6:30配信
ソフトバンクグループで、アクセサリーの流通などを担当するソフトバンクC&Sが、SIMフリースマホの販売を開始した。同社が日本総代理店となって発売したのが、米国生まれのBLUだ。BLUは、米国での“格安スマホ”としてメジャーになったメーカーで、大手キャリアが強いなか、SIMフリーやネットを中心にシェアを伸ばしている。SIMフリースマホ市場の規模はまだまだ小さいが、米国では1位に輝いているメーカーだ。
そのBLUの日本進出にあたり、第一弾として導入されたのが、「GRAND M」と「GRAND X LTE」の2機種だ。中でもインパクトがあったのは、前者のGRAND M。市場想定価格はわずか7980円で、販路によっては、SIMカードとの組み合わせで、5000円を切ることもある。この超格安スマホは一体どこまで使えるのか。実機を借りて、実力を検証した。
■動作は遅い……がネット閲覧などは十分できる
7980円という価格を考えれば当たり前のことかもしれないが、初めに言及しておくと、GRAND Mの動作は遅い。アイコンをタップした際にアプリが開くまで、微妙な間があり、固まってしまったかのように思えるし、タッチへの追従性もよくない。タッチパネルのガラスにきちんとコーティングされていないためか、指の滑りもあまりよくない印象だ。メイン端末としてバリバリ使おうと思うと、ストレスが溜まってしまうだろう。
念のため、AnTuTu Benchmarkでスコアを取ってみたが、この数値も低い。現行のハイエンドモデルは10万を超えているが、それと比べるとおよそ1/10。お世辞にも、スペックが高いスマホとは言えないことがお分かりいただけるはずだ。アプリの更新など、バックグラウンドで処理が行われていると、さらに動作は重くなる。また、ネットワークはLTEに非対応で、Wi-Fiの5GHz帯も当たり前のように搭載されていない。ディスプレイも480×854ドットと粗く、肉眼で見ても、文字のドットがしっかり見えてしまう。
もっとも、冒頭述べたように、このスマホは価格が7980円ととにかく安い。まるでオモチャを購入するかのように、気軽に買うことができるのが最大の特徴だ。その観点で見ると、スペックの低さはあまり気にならなくなるかもしれない。むしろ、この価格帯では珍しく、筐体には金属が採用されており、質感は高い。実際に使ってみなければ、7980円のスマホとは思えないほどだ。
もちろん、スマホの基本要素である、カメラや各種センサーは搭載されていて、3Gオンリーだがネットにもつながる。ちょっとした調べ物をしたり、LINEなどのメッセンジャーでコミュニケーションを取るぶんには、十分役に立つ。フロントカメラにも、セルフィー用のフラッシュが搭載されているなど、ハイエンドなスマホにもない機能が用意されているのもポイントだ。超格安ながら、きっちり何か売りを立てようとしている姿勢は、印象がいい。
■シンプルなAndroidのUIで各種サービスも使える
OSには、Android 6.0が採用されている。最新のAndroid 7.0ではないのが残念だが、これも価格を考えれば許せる範囲。ただ、セキュリティパッチの適用ポリシーが公開されていないため、ここについては、より積極的に情報を開示してほしいところだ。
ユーザーインターフェイス(UI)は、素のAndroidに近く、シンプル。ホーム画面とアプリ一覧が分かれたAndroidらしいUIで、Googleの各種サービスも利用できる。残念ながら、スペックが基準に満たないため、Google Assistantは非対応になるが、GmailやGoogleカレンダー、Googleフォトといったクラウドサービスには対応する。
ホーム画面を上から引き下ろすと、通知パネルが現れる。ここには、Wi-Fiや機内モードなどのボタンが搭載されており、ワンタッチで操作が可能だ。7980円という価格に不安を覚えるかもしれないが、設定のメニューに使われる日本語も、特におかしなところはない。この辺は、ソフトバンクC&Sがきっちりローカライズに関わっているためだろう。
カメラには、美容モードまで搭載されている。これをオンにすると、シワを減らしたり、美白効果を高めたりといった補正がかかる。補正の強弱は、設定で変更可能だ。それだけではなく、ピースサインでシャッターを切る、ゼスチャー機能まで盛り込まれている。この価格帯のスマホとしては、十分なスペックと言えるだろう。ただし、画素数は500万と低く、元々の写りがあまりよくない。特に暗い場所ではノイズが多いため、よりキレイな写真を撮りたい人は、デジタルカメラや別のスマホを持ち歩いた方がいいかもしれない。
■MVNOで利用する際はSIMカードの種類に要注意
トータルで見ると、パフォーマンスは低く、機能もあまり搭載されていないが、7980円という価格を考えれば納得の1台だ。2台目の予備端末として利用したり、高齢になった親に電話代わりとしてMVNOのSIMカードと一緒に渡したりするには、いい端末と言えるだろう。また、特にMVNOとSIMフリー端末を組み合わせて使っている場合、端末修理の際に代替機を借りられないケースが多々ある。このようなときに、ピンチヒッターとして活躍してもらうには、悪くない選択肢だ。
ただし、その場合、注意したいことがある。GRAND Mは、SIMカードの種類を選ぶからだ。SIMカードを選ぶといっても、サイズのことではない。ここで述べているのは、3GとLTEの種別のことだ。具体的に言うと、大手キャリアからLTEのネットワークしか借りていないMVNOのSIMカードは利用できない。試しに筆者はLINE MOBILEのSIMカードを挿してみたが、電波をつかまなかった。
これは、3GとLTEで、つながる設備が異なるため。専門的な話をすると、スマホは基地局を通してキャリアのネットワークに接続するが、LTE対応SIMカードだと、貸し出し元のS-GWという装置を抜け、MVNO側のP-GWに接続する。端末側が3Gにネットワークが落ちても、この経路はほとんど変わらない。最終的には、インターネットにつながる直前で、MVNOのP-GWにつながる。ところが、3Gオンリーの端末は、3G専用の設備であるGGSNと呼ばれる交換機に接続する仕組みになっている。この設備をMVNO側が持っていないと、3Gオンリーの端末をネットワークにつなげることができなくなる。
上記の例で具体的に説明すると、LINE MOBILEはLTE用のP-GWしか運用していない。このSIMカードをLTE端末に挿し、3Gモードで動かす場合はP-GWを抜けることができるが、3G端末に挿すとLINE MOBILEが持っていないGGSNにつなげにいこうとしてしまい、ネットワークの接続が不可能になる。話をGRAND Mに戻すと、もし契約しているMVNOがLTE用の設備しか持っていない場合は、上記の理由で利用することができない。同様に、LTE端末しか接続できないMVNOはほかにもあるため、契約する前に、必ずGRAND Mが使えるかどうかを、サポートセンターに確認した方がいいだろう。
こうした価格ゆえの制約はあるが、分かった上で買うのであれば、非常に安く、しかも質感はお値段以上だ。GRAND Mは、ある意味、玄人向けの端末と言えるだろう。一方で、「安物買いの銭失い」ということわざがあるように、用途が明確に定まっていないと、宝の持ち腐れになってしまう。安いからという理由で飛びつかず、事前に利用シーンを考えてから購入するかどうかを決めるといいだろう。
【石野's ジャッジメント】
UI ★★★
レスポンス ★★
バッテリーもち ★★★
連携&ネットワーク ★★
文字の打ちやすさ ★★★★
質感 ★★★★
撮影性能 ★★
セキュリティレベル ★★★
オリジナリティ ★★★★
*採点は各項目5点満点で判定
取材・文/石野純也
@DIME編集部
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