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「米国債保有 中国再び首位」という記事について
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51726809.html
2017年08月17日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
日経が報じています。
中国が再び米国にとって最大の債権国となった。6月末の国別でみた米国債保有額は、9か月ぶりに中国が日本を抜いて首位に踊り出た。
では、何故再び首位になったのか?
続きをお読みください。
下げていた人民元相場が落ち着き、外貨準備のドルで元を買う市場介入を減らしたためだ。
如何でしょうか?
中国は為替介入を行わないようにしていると理解した人が多いかもしれませんね。
だって、市場介入を減らしたためだ、と言っているからです。
でも、もし、そのように理解した読者が多ければ、この記事は明らかにミスリーディングと言っていいでしょう。
では、何故ミスリーディングなのか?
その解説をする前に…
では、何故中国の米国債保有高は暫くの間、日本に抜かれていたのか?
それは、人民元が安くなりすぎたために、中国当局が人民元の買い介入を行っていたからです。
人民元を買うということは手持ちのドルを売るということで、当局がドルを売れば当然のことながら外貨準備のドルは減る訳です。そして、手持ちのドルは米国債などの形で保有することが多いために、外貨準備のドルが減れば米国債の保有高の減少につながることが通常なのです。
では、その人民元買い、ドル売りの介入を止めれば、外貨準備は増えるのか?
外貨準備の減少は止まるにしても、増えることはありません。
外貨準備が増えているということは、ドル買い介入を再開したということなのです。
つまり、ドル買いの為替介入を再開したために中国の米国債保有高が再び増えだしたのです。
従って、為替介入を強化したことが中国の米国債保有高が増えた理由なのです。
但し、為替介入の向きが全く逆。
そして、ドル買いの為替介入に伴いそのドルで同時に米国債の購入を同時に行っているということも見落としてはいけません。
いずれにしても、中国が人民元を買い支える必要がなくなっているということは、一頃懸念されていた中国からの資本の流出が止まっているということになるでしょう。
つまり、中国の景気も良くなっているということが想像される訳ですが…
しかし、最近発表になった中国の7月の経済指標をみると…
景気は鈍化しているという見方が一般的であり、なんとも言えない気がします。
いずれにしても、中国当局は為替介入を止める気がないということだと思う方、クリックをお願い致します。
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※リンク省略
米国債保有、中国が再び首位 元相場安定で外貨準備増 米けん制の材料に:日本経済新聞 https://t.co/EhldL9D6ia
― River (@Deep_River22) 2017年8月16日
中国
― からあげ@空挺技師 愚者連 (@karaage_metal2) 2017年8月16日
国別の米国債保有額
6月末に日本を抜いて9カ月ぶりに首位に
下落していた人民元相場が落ち着き外貨準備を取り崩して
ドル売り・元買いの市場介入をしなくても済むようになってきたため
北朝鮮や貿易不均衡をめぐって米中関係がぎくしゃくするなか中国が米国をけん制する材料に使う可能性も
[中国、日本抜いて米国国債の最大保有国の地位を再奪還] GDP14位の韓国は米国債保有順位でいえば18位だね。世界のどこよりもアメリカに守ってもらいながらGDP順位分の貢献もしてないってことじゃないかな。 https://t.co/oYbXRe2CYP
― トラマル (@upsbnbnsv) 2017年8月16日
★中国・朝鮮●中国は再び米国の最大の債権国に (新華網)● 新華網ワシントン8月17日(記者/高攀 金旼旼)米財務省が15日に発表したデータによると、6月の中国の米国債保有総額は1兆1465億米ドルで、再び米国の最大の債権国とな… https://t.co/gECXTQCxAM
― 美月4+ (@geigeki_mizuki) 2017年8月17日
米国債保有額、中国が再びトップに 日本は首位の座明け渡す #米財務省 #国別保有額 #中国 #日本https://t.co/myT9RNL0Nu
― zakzak (@zakdesk) 2017年8月16日
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