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<マツダ>燃費3割改善 新型エンジン、19年から投入(毎日新聞)
http://www.asyura2.com/17/hasan123/msg/117.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 8 月 09 日 07:44:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

新しいエンジン開発について説明する、マツダの藤原清志・専務(奥)。右端から丸本明・副社長、小飼雅道・社長=東京都千代田区で2017年8月8日午後1時43分、宮本明登撮影


<マツダ>燃費3割改善 新型エンジン、19年から投入
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-00000110-mai-bus_all
毎日新聞 8/8(火) 20:36配信


 マツダは8日、燃費性能を現行より3割高めたガソリンエンジンを搭載した新型車を2019年から発売すると発表した。燃料が少なくても効率よく燃やせる世界初の技術を用いるとしている。環境規制の強化で世界的に車の電動化が進んでいるが、当面は内燃機関が主流との見方は多くの自動車メーカーに共通しており、エンジン技術の向上が今後も競争のカギを握りそうだ。

 マツダは同日発表した30年までの技術開発ビジョンで、二酸化炭素(CO2)排出量を30年までに10年比で50%削減すると表明。達成に向け、ガソリンとディーゼルの特徴を併せ持ち、燃費性能と駆動力をそれぞれ3割高めた「スカイアクティブ−X」と呼ぶ新エンジンを19年から投入するとしている。

 東京都内で記者会見した小飼雅道社長は、「将来も世界的に大多数を占めると予測される内燃機関を活用し極限までCO2削減を進める」と述べ、エンジン性能に磨きをかけ続ける姿勢を強調した。

 一方、内燃機関への規制を強める欧米や中国などの市場に対しては、今月4日に資本提携を発表したトヨタ自動車と共同開発する電気自動車(EV)など電動車両で対応する。12年に生産終了した小型で高出力が特長の「ロータリーエンジン」を、電池残量が減った際の発電に使う独自のEVを20年までに発売する方針も明らかにした。

 内燃機関の重要性は他のメーカーにとっても同じだ。トヨタ自動車が7月に発売した新型ハイブリッド車(HV)「カムリ」は燃費を2割、動力性能を1割高めた新エンジンを採用、走りの良さとガソリン1リットル当たり33.4キロの低燃費を実現した。ホンダが9月に国内で発売する旗艦車種「シビック」はガソリンエンジン車のみ。排気量を小さくして効率を高め、高出力と低燃費を両立したという。

 自動車メーカーの多くは、規制強化への対応を迫られる形で電動化に乗り出しているのが実情だ。高度な技術の擦り合わせを必要とする内燃機関を用いないEVでは「特徴を出しづらい」(トヨタの豊田章男社長)との考えもある。エンジン技術を巡る競争は当面、続きそうだ。【和田憲二】

 ◇マツダのエンジン

 ガソリンエンジンと軽油を燃やすディーゼルエンジンの2種類を手がける。燃費効率と駆動力を同時に高める「スカイアクティブ」と呼ぶ独自技術を用いて2012年から搭載車を販売している。米環境保護局の燃費に関する報告書では、1年間に販売した車の平均燃費がガソリン1リットル当たり約12.5キロで、直近の15年まで4年連続で総合1位を獲得。排気量3リットル超の大型エンジンやロータリーエンジンなど燃費の悪いエンジンの生産をやめたことが一因だが、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)なしでの高い燃費性能が話題となった。ディーゼルエンジンも独自の燃焼技術により高価でかさばるNOx(窒素酸化物)後処理装置なしで排ガス規制に適合している。

 ◇エコカー本命、見通せず

 環境規制の強化を受け電気自動車(EV)など電動車両の開発にかじを切り始めた自動車業界だが、販売台数に占める比率は現時点でわずかだ。三井物産戦略研究所によると2016年の世界の新車販売台数に占めるEVの比率は0.5%。プラグインハイブリッド車(PHV)や燃料電池車(FCV)を入れても1%に満たない。ハイブリッド車(HV)でさえ1.9%で、残りの大多数はガソリン車やディーゼル車だ。

 同研究所の西野浩介氏は「走れる距離や価格の面からEVはまだ内燃機関と完全に互角とは言えず、早期に普及する保証はない」として、内燃機関の技術力も高める必要があると指摘する。「走行中のCO2排出ゼロ」を売り物とするEVを中心に今後の伸びは見込まれるものの、各国の規制動向は政治の思惑にも左右されやすく、電動車両の早期の普及には疑問の声もある。

 将来的にEVが普及しても、電力需要の増加分を再生可能エネルギーだけでまかなえず化石燃料による火力発電で補った場合、CO2排出量の削減効果が限られるという課題もある。次世代環境車を巡る本命はいまだ見通せていない。


 

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コメント
 
1. 2017年8月09日 17:40:24 : gyc7yXtbq2 : Hs4vrNfs41c[225]
10年以上前に燃料電池の本を読んで夢の将来がそこに迫っていると書かれていたがはたして燃料電池は何処へ行ったのだろうか。
電池車は駆動系を大幅に削減できるから優位と言うが、その裏で重たい電池、複雑な?モーターの制御装置も要るし、どちらが優位なのでしょうかね?
何となく、1〜2人のり位の小型車は電池車が良いのかなとも思っているが買う買わないは別。

2. 2017年8月09日 20:49:08 : ShdUKPm0Ac : U3PinrIE@kc[52]
どこで売る気なのか知らないが、やさしい安倍政権はいつまでも続かないぞ。

3. 2017年8月19日 22:47:01 : nCB5BtahRA : nmmh8zhEt1E[276]
自動車整備を仕事とする自営業者ですが、勉強のために折角電気自動車の中古を買ったのに、経年変化で蓄電池の劣化が進んでいくので、まだまだ電気自動車はモノにならないことを実感しました。ガソリン車132年の実績は、そう簡単に捨てられません。

電力インフラの整った先進国ならまだしも、停電が日常的な発展途上国では、電気自動車など現実的な選択肢にはなりません。日本でも中古車解体業の方々のところに、発展途上国から多くのバイヤーが来るでしょう。燃料さえ手に入れば何とか動かせる内燃機関は、この先も有効な動力源であると言えましょう。

何だか当方の意見は時流に反しているかのように見えますが、当方は真剣です。最近、イギリスとフランスの政府が2040年以降、内燃機関を搭載した自動車の販売を禁止すると発表しましたが、これに疑問を持っている人は多いのです。

フランスと言えば、かつて「20年先の自動車を今、つくる。」と言われた先進的自動車メーカー、オトモビル・シトロエンがあります。このシトロエンが、意外や意外、電気自動車に熱心ではなかった事実。これについて、ニュージーランドやオーストラリアで愛好家活動をしてきて現地のハードコアなシトロエン・ファンと話してきましたが、シトロエンは内燃機関一辺倒でやってきた理由があったのです。

シトロエンは1924年から25年にかけて自社製ハーフトラックを使ってアフリカ大陸を縦断する探検旅行を行い、それは「黒い巡洋艦隊」と呼ばれました。

Les autochenilles, la croisière noire, expedition Citroën Centrafrique, 1924 1925, Kégresse
https://www.youtube.com/watch?v=Pl0oPA8nlig

続いて1931年、今度はベイルートから北京に至る「黄色い巡洋艦隊」によるユーラシア大陸横断探検旅行が行なわれたのです。

La Croisière jaune Citroen
https://www.youtube.com/watch?v=wQRJ7q0aokw

これらは全て、ガソリンエンジン搭載のハーフトラックでした。長距離を走破できることが自動車の価値を決めると創業者、アンドレ・シトロエンは考えていましたから、その方針を今日まで守ってきたのです。

U 23 CITROEN SORTIE DE HANGAR
https://www.youtube.com/watch?v=8Uwpl3ADRf4

日本ではあまり知られていませんが、シトロエンは商用車メーカーでもあります。フランスはアフリカに広大な植民地を有していたこともあって、このU23トラック(註 フランス語ではカミオン)はアフリカでも広く使われました。社会インフラの整っていない植民地で使うには、内燃機関である必要がありました。そのことが、シトロエンのみならずフランスのメーカー全般に大きな影響を与えたのです。

Renault Saviem TP3 4x4 (test run) Overland Project
https://www.youtube.com/watch?v=AKamIWHbI3Q

シトロエンのライバルと言えばルノーですが、ここもアフリカ植民地重視の商用車をつくっていました。燃料さえ入れれば走る内燃機関自動車。そう簡単になくなるとは思えません。東南アジアでは、電気自動車の「で」の字も聞きませんねえ。


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