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経産省はこのままニッポン売りを放置か?? 東芝の最先端技術入手を狙う「日米韓連合」の仕組みが見えてきた
http://gansokaiketu.sakura.ne.jp/newsindex3-naiyou-1.htm#2017-08-02-経産省はこのままニッポン売りを放置か?? 誰が仕組んだ!?東芝メモリ売却の仕組みが見えてきた
【ビジネス解読】
東芝メモリ売却をめぐる韓国SKハイニックス“変心”の怪 韓国メディアは「日本の世論戦」と被害者意識丸出し
http://www.sankei.com/premium/news/170802/prm1708020006-n1.html
東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却交渉が難航している。官民ファンドの産業革新機構が主導する「日米韓連合」が優先交渉先に決まったが、その一角の韓国半導体大手SKハイニックスが当初計画を覆して議決権を要求し、技術流出の懸念が強まったためだ。
こんな重要事項がなぜ、優先交渉先を選ぶ前に表面化しなかったのか。主に考えられるのは3点。(1)SKが本音を隠していた(2)SKから資金供給を受ける米投資ファンドのベインキャピタルが連合側に伝えていなかった(3)連合に参画する日本のファンドや東芝はこうした動きを察知していたが、当分先の話なので契約段階で議決権を取得しなければOKと目をつぶった−。
日本側の一部関係者はSKへの不信感を募らせるが、誰も真相を語ろうとせず、謎は深まるばかりだ。
「出資」ではなく、「融資」が前提
日米韓連合は経済産業省の主導で結成された。優先交渉入りした6月23日時点で、革新機構と日本政策投資銀行が議決権の計66.6%を握り、ベインキャピタルが33.4%を持つ枠組みだった。東芝と競合するSKの名前は出資企業の中になく、ベインに融資する形で参画するため、東芝の綱川智社長は「SKには議決権がなく、技術流出は防げる」と強調していた。
さらに、各国の独占禁止法の審査の長期化を防ぐ狙いもあった。スマートフォンなどに使われる記憶媒体「フラッシュメモリー」の分野で東芝は、世界2位の市場シェアを握る。首位は韓国のサムスン電子だ。SKも上位5社に食い込んでおり、仮にSKが東芝メモリの議決権を持ち、経営への関与を強めれば、「韓国に半導体が集中することをよしとしない中国の独禁法審査が厳しくなる」(関係者)との声もある。
6月21日の韓国ハンギョレ新聞日本語版(電子版)は、SK関係者の「資金を貸す形態で参加することになり、すぐには技術提携のような事業的シナジー効果や市場支配力の変化などを期待するのは難しそうだ。ただし、新しい機会ができれば東芝メモリと提携して先取りできる基盤は用意されたとみている」との証言を紹介した。そうなると、SK側はこの時点で出資を求めていなかったことになる。
突然の“変心”!?
それから十数日後の7月3日、SKが最大33.4%の議決権取得を要求していることが分かった−と内外の通信社や新聞が一斉に報じた。関係者によると、SKは協議の過程で、将来的にベインから議決権の一部か全部を取得できる権利などを持つことを求めたという。33.4%の議決権は重要議案への拒否権を発動できる。同月中旬には、日米韓連合による2兆円の買収提案のうち、SKが5200億円を出すとも報じられた。関係者によると、SKはその一部を新株予約権付き社債(転換社債)での拠出にしたいと求めたようだ。将来的に決められた値段で株式へ転換できる社債で、転換すれば、その分の議決権を取得できる。
韓国聯合ニュースによると、SKの朴星●(=日の下に立)・副会長は7月12日、議決権取得の要求は変えていないと表明した。SK首脳が東芝メモリの株式取得の意向を認めたのは初めてとみられるが、SKが突然変心したのか、もともとその意向をベインに伝えていたのかはよく分からず、ベインも口をつぐんだままだ。
ただ、SKグループは韓国の大手財閥では珍しく、M&A(企業の合併・買収)を繰り返して同国3位の巨大財閥にのし上がった経緯がある。ハイニックスも現代、LG両グループの合弁会社を買収して傘下に収めた。それだけに、東芝メモリへの融資を決めた時点で、将来的な経営権奪取を狙っていたとみるべきではないだろうか。
日本側は困惑するが…
革新機構の志賀俊之会長は7月14日、東京都内で記者団に対し、SKの議決権要求について「(革新機構の)投資方針が承認を得た時点では(SKの参加は)融資で、議決権が入った状態にはなっていなかった」と指摘。その上で、「(枠組みが変われば機構は)支援決定の決議を取り直すことになる」と牽制(けんせい)した。
SKは2014年3月、東芝から不正に半導体の研究データを入手したとして訴訟を起こされ、その後約330億円の和解金を支払った因縁もあり、今回の議決権要求で東芝や経産省関係者のSKへの不信感は強まった。技術流出防止が目的のはずの連合に、「2兆円のお金を集めよう」という軽い気持ちでSKを引っ張り込んだのであれば、SKの本心を見抜けなかった連合側の見通しの甘さは批判されてしかるべきだ。
だが、連合の日本側関係者はそれほど慌てておらず、妙に落ち着いている。「ベインとSKが(SKに東芝メモリ株を売却する)裏約束をしている」「(拒否権を持たない2割未満の)少数株主なら(SKが将来的に出資しても)いいんじゃないか」との声も漏れ伝わり、早い段階からSKの本音を察知していた可能性もある。
そんな中、SKは7月中旬、「融資の参加でいい」と関係者に伝えたとされ、態度を軟化させたようだが、数日前のSK副会長のコメントとは百八十度異なる。このため、「各国の独禁法審査が通れば、SKは再び出資を求めてくる」(取引銀行)と噂されている。
一方、韓国の中央日報日本語版(電子版)は7月17日、「SKを狙った各種の報道が日本メディアを通じてあふれている」と報じた。
記事では、「SKが望む株式取得を阻んだり、より多くの費用を負担すべきだという内容一色」とし、「SKに圧力を加えるための日本メディアの『世論戦』」と解説するなど、被害者意識丸出しだ。
しかし、当初計画を覆したのはSKの方だ。日米韓の「狐と狸の化かし合い」は当分続きそうだが、SKの二枚舌に惑わされ、最終的に韓国へ技術が流出しないよう願うばかりだ。(経済本部 藤原章裕)
SKハイニックス 韓国財閥SKグループの中核を担う半導体大手。調査会社ガートナーによると、昨年の半導体売上高で世界4位。強みを持つ製品は、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)。需要拡大が続く記憶媒体のフラッシュメモリーも手掛けるが、市場占有率が約1割と、首位の韓国サムスン電子に大きく引き離されており、競争力の強化を急いでいる。
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