http://www.asyura2.com/17/hasan122/msg/632.html
Tweet |
あなたは日頃、どのように貯蓄をしていますか? いざ貯めようとしても、思ったように貯まらない……なんて人も多いのでは? 今回は、上手な貯蓄術を学んでいきましょう
なぜか貯まらない人必見 無理なくできる賢い貯蓄術
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170720-57794992-woman-bus_all
日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 7/20(木) 5:00配信
あなたは日ごろ、どのように貯蓄をしていますか? いざ貯めようとしても、思ったように貯まらない……なんて人も多いのでは? 今回は、上手な貯蓄術を学んでいきましょう
もうすぐ夏休みシーズン! ボーナスも入ったことだし、夏休みの計画を立てている方もいらっしゃるかもしれませんね。せっかくまとまったお金が入ってきますから、日ごろはなかなかできないお楽しみに使うチャンスでもありますよね。一方で、ボーナスの使い道は「貯蓄」という人も多いよう。
そこで今回は、上手な貯蓄術をご紹介しましょう。
この夏のボーナスを貯蓄する人は4割以上
消費者庁が全国のモニター2000人に調査した結果によると、この夏のボーナスの使い道を「貯蓄」と回答した人は43.3%だったそう。「旅行」(22.8%)、「ローンの支払い」(20.2%)、「教育関連費」(18.5%)などを大きく引き離して最も高い割合です※1。この調査は広い年代層、さまざまな働き方、家族構成の人を対象にした結果ですが、読者の皆さんの中にも、この夏のボーナスを貯めようとしている人が多いのではないでしょうか。
でも、いざ貯めようとすると、思ったほど貯まらないことも。夏が終わる頃には、気が付いたらボーナスがほとんど残っていなかった……なんて経験は、私も会社員時代によくありました。
※1 消費者庁「平成29年6月物価モニター調査結果(速報)」
●貯まる特効薬は「先取り貯蓄」
では、どうすれば思い通りに貯められるのでしょうか? その答えが「先取り貯蓄」です。先取り貯蓄とはその名の通り、貯める分を先に取ってしまうこと。ボーナスやお給料が入ってきたら、使う前に貯める分を取り分けて、残った分だけを使う方法です。
収入が入ってきて、そこから生活費を使って、残った分を貯める方法だと、気が付いたらあまり残っていなかった、むしろゼロになってしまった、なんてこともありますよね?
また、残った分を貯めるためにATMから引き出す、貯蓄専用の銀行口座に移し替えるには手間がかかるので、ついつい忘れてしまいがちにもなります。そして次の月に繰り越したお金を生活費に充てて使っているうちに、結局いったいいくら貯められているのか、よく分からなくなってしまうこともあります。
そこで、毎月必ず「入ってきた分から○万円は貯める」と決めて、使う前に引き出す、あるいは貯蓄専用の銀行口座に移し替えてしまうのが、「先取り貯蓄」です。
先取り貯蓄をすることで、「貯めようと思っていたのに貯める分が残らなかった」という事態を防ぐことができる上、毎月いくら貯めているのかがはっきりします。月に○万円、年間で○万円貯まるというのも明確になりますから、貯蓄の見通しも立ちやすくなります。毎月のお給料だけでなく、ボーナスでも先取り貯蓄をすれば、まとまった収入が入ったうれしさで奮発し過ぎる前に、着実に貯められます。
では、先取り貯蓄をするには具体的にどんな方法があるのでしょうか? いろいろなものがありますが、今回は特に初心者の方でも始めやすい方法を三つご紹介しましょう。
最もポピュラーな「財形貯蓄」
お勤めの方が最もトライしやすい先取り貯蓄の商品が、財形貯蓄です。「財形」と省略して呼ばれることもあります。あらかじめ設定した金額を、毎月の給与と賞与からの天引きで積み立てます。毎月の積立額は月々1000円以上、1円単位で設定できます。ボーナス時には、月々の積立額とは別に積立額を設定できます。とてもポピュラーな方法ですので、既に始めている人もいるでしょう。
財形貯蓄の最大の特徴は、会社を通して簡単な手続きで始められること。忙しくて銀行の窓口に行く時間がない人でも始めやすいはずです。反面、引き出すときにも会社で所定の手続きが必要です。キャッシュカードがあればいつでもATMから引き出せる預金に比べて、簡単に引き出せないしくみなので、一度貯めたお金をついつい使ってしまうのも防げます。
また、財形貯蓄には使い道に応じて3種類あります。使い道が自由な「一般財形」の他、住宅資金を積み立てる「財形住宅」、老後資金を積み立てる「財形年金」があります。財形住宅は住宅のため、財形年金は老後に年金として引き出すことを条件に、合わせて550万円までは利子に税金がかからないのもポイントです※2。
※2 一般財形は、一般的な預金と同じく利子に20.315%の税金がかかります。財形住宅、財形年金を目的外の使い道のために引き出すと、20.315%の税金がかかります。お勤め先が提携する金融機関が生命保険会社の場合、財形年金の税金がかからない範囲は払込保険料の累計額が385万円(財形住宅貯蓄積立保険と通算で550万円)までです。
●会社独自の預金制度「社内預金」
お勤め先に預け入れる預金です。財形と同じく、給与・賞与から天引きで積み立てます。財形と異なるのは、あくまでも会社独自の制度であること。社内預金の制度がない会社もあります。また、お金の預入先はお勤め先の会社で、月々に積み立てられる金額などの条件もお勤め先によって異なります。
もう一つ、財形との大きな違いが金利です。財形は会社の制度ではありながら、制度の運用は銀行などの金融機関が行うため、利率は金融機関が決めるのに対して、社内預金の利率はお勤め先の会社が定めます。
また、この利率は厚生労働省令によって下限が0.5%に定められています。2017年7月現在、財形の利率は一般的な預金とほぼ同水準の年0.015%〜0.02%程度ですが、社内預金の利率はそれよりも高いわけです。もし、お勤め先に社内預金の制度があれば、一度利率を確認してみるとよいですね。
会社に制度がなくても使える「自動積立定期預金」
財形貯蓄、社内預金は、いずれもお勤め先に制度がある場合のみ使えます。転職をしたり、退職をしてフリーランスになったりすると、続けられなくなることもあります。これに対して、お勤め先にかかわらず先取り貯蓄をできるのが、「自動積立定期預金」です。
自動積立定期預金は、銀行などの金融機関で、毎月決まった日に、一定金額を普通預金から定期預金に自動的に積み立てるもの。金融機関によって細かな条件は異なりますが、月々5000円以上1000円単位など、自分で決めた金額を積み立てます。月々の積み立てとは別に、ボーナス月に積立額を自由に増額できるところもあります。積立期間も金融機関によって異なり、6年以内など定められているところや、解約しない限り自動継続されてずっと続けるところがあります。
また、貯めたお金の取り扱いも、金融機関によって異なります。自動積立定期預金は、毎月毎月、新しい定期預金を預け入れるしくみですが、それぞれに満期が設定されるタイプと、「おまとめ定期」などと呼ばれ、数カ月分の積立金が貯まったら、それを一つの定期預金としてまとめられるタイプがあります。
自動積立定期預金を始めるには、ご自身で金融機関の窓口に行って口座開設をする必要があります。また、毎月の積み立て日が必ずしもお給料日と同じではありませんので、給与天引きとはしくみが異なります。一方で、普通預金に残高がある限り、お給料収入があるかないかにかかわらず続けやすいのがポイントです。
●先取りし過ぎには要注意!
これらの方法はいずれも、初めに手続きさえすれば、後は面倒な手間をかけずに自動的に貯められます。貯めようとしてもなかなか貯まらない人には、ぜひ一度試してみてほしい方法です。
ただし、上手に貯めていくためには、無理は禁物です。むやみに高い先取り額を設定してしまうと、残りのお金で生活が立ち行かなくなってしまいます。すると、せっかく貯めたお金を引き出すことにも。貯めては引き出し、貯めては引き出しを繰り返していると、結局あまり貯まりません。先取り貯蓄のために生活費を必要以上に切り詰めれば、ストレスが貯まったり、健康を害してしまったりというリスクもあります。大きく生活スタイルを変えなくても暮らせるだけの生活費はいくらか? を確認して、ゆとりの部分だけを先取り貯蓄に回すようにしましょう。
生活費がいくらなのか分からない、月によって生活費の変動が激しい人は、まずは少額から始めてみては? 月に5000円、1万円と少しずつ積立額をアップしながら、「ここまでならやっていけそう」という金額を探ってみましょう。少額でもよいので、着実に貯められるしくみをつくることが大切です。
文/加藤梨里 イラスト/とげとげ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民122掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。