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現場は大盛況(かっぱ寿司・西宮前浜店)
かっぱ寿司 原価高いウニやイクラも食べ放題対象にした理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170627-00000001-moneypost-bus_all
週刊ポスト2017年7月7日号
平日の昼間だというのに、かっぱ寿司・西宮前浜店(兵庫・西宮市)の店内には「食べ放題」待ちで10人ほどの行列ができていた──。
6月13日から、かっぱ寿司は全国20店舗でこの食べ放題サービスを展開している。対象メニューは2貫100円(税別、以下同)の寿司や麺類、一部のデザートなど約90種類で、平日の午後2〜5時限定のサービスとなる。時間制限70分で、男性1580円、女性1380円(65歳以上980円、小学生780円)という価格設定だ。西宮前浜店では、午後2時のサービス開始前の段階で待ち時間は2時間以上となっていた。同店のスタッフの声は明るい。
「今日は他の日に比べてまだ空いているくらいです。対象店舗には全国から応援のスタッフが来ていて、通常の4倍の人数で対応している状況です。なかには“車で2時間かけて来た”というお客様もいらっしゃいました。サービス開始初日はとくに大混乱で、売り切れるネタも出たほどです」
男性1580円という価格設定にも、工夫の跡がうかがえる。『回転寿司の経営学』の著書がある評論家・米川伸生氏はこういう。
「1皿100円の回転寿司における平均客単価は1100円とされます。今回の食べ放題サービスは、“普通に食べていく客”ばかりであれば、損しないような設定だといえるでしょう」
ただ、食べ放題だと“せっかくだから、もとを取ろう”と考える客も出てくる。実際、冒頭の西宮前浜店では、体育会系男子学生と思しき4人組が120皿を高々とテーブルに積み上げ、「大満足です」と満面の笑みで帰っていった。食べ放題サービスをやるとなると、そうした食欲旺盛な客層を引き寄せることになるが、「それでも今のかっぱ寿司にとってはやる意味があるサービス」(経済部記者)なのだという。
「今、業界最大手は『スシロー』で、“味のスシロー”の評価が定着している。2番手の『無添くら寿司』はサイドメニューの豊富さで勝負し、『すき家』のゼンショーHDが展開する『はま寿司』も出店攻勢で急成長中。
かつて安さで勝負していた『かっぱ寿司』は4番手で、2017年3月期の連結決算では売上高800億円を割り込み、58億円の赤字を計上する苦境にある。なんとか“安くて味が劣る”というイメージを払拭し、客を呼び戻したいわけです。
今回の食べ放題はメディアに取り上げてもらうための“広告宣伝費”の意味もあって、ある程度、儲けを度外視した企画のはず。だから原価率の高いウニやイクラが食べ放題対象に入っているのではないか」(同前)
かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイトのマーケティング部はこう答える。
「業界4位で苦戦を強いられている原因が『安っぽい』というイメージがついてしまったことだと把握している。昨年10月以降、リブランディングや品質向上などに取り組んできた。今回の食べ放題をきっかけに美味しくなったかっぱ寿司を体験していただきたいという思いがあっての企画です」
社としての浮沈をかけた食べ放題サービスは、7月14日まで続く。
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