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買ってはいけない激安な家――後から発覚する数々のトラブル
https://nikkan-spa.jp/1345069
2017.07.07 日刊SPA!
記憶に新しい格安ツアー会社「てるみくらぶ」の経営破綻。激安商品で痛い目を見た人も多数出た。しかし、安くていい商品なら越したことはないと思うのが消費者の本音。これ以上はヤバいという安さのボーダーラインを探りつつ、最新激安商品の舞台裏を解明した!
基礎や配管、配電をチェックすると不具合が起きていることもあり、これらを見逃すと基礎からやり直さなければいけない場合も
◆目に見えない家の根幹部に値段の安さが影響することも!!
マイホームを手に入れるのが夢という人も多く、それゆえ手の届く安い物件に飛びつき、「激安の新築戸建てを購入したら、隣地境界線が確定してなかったので、100万円で測量・確定することに。思わぬ出費を強いられた」(37歳・製造)というトラブルに巻き込まれるケースも。
「普通の不動産会社は売らない物件だと思いますが、安いと飛びつかず注意すべきでした」と不動産コンサルタントの長嶋修氏は促す。
「住宅の場合、大きさや土地代などに左右されるので、一概にいくら安いから危ないとは言えません。けれども相場相応の物件でも入居前に不具合が2〜3は見つかります。それがさらに安いとなると難点はもっとあると考えるべきです」
境界の確定は、測量だけで済んだが、表に見えてこない基礎や立て付け、配管・配線などではもっと恐ろしい事例もあるという。
「工事費が坪単価100万円以上の大手住宅メーカーに比べ、坪単価50万〜60万円のローコストメーカーの場合、現場の管理が甘く、エラーが多いのは事実です。ある業者は工期を延ばしたくないがために、雨の日に基礎のコンクリートを流し込もうとしていました。雨で延期すると業者側の人件費はかさむかもしれませんが、コンクリートに水が混入したら強度は出ません」(長嶋氏)
◆配管や配電が放置され風呂に入れない!
経年劣化により排水管から水漏れし、床下が水浸しに。水漏れの影響でキノコが生えてしまった家も
家の見えない部分には手を抜く。これはマンションでも同じである。顕著なのが中古マンションだ。
「安い物件に引っ越したのですが、お湯が出ない。屋上のタンクが壊れていて直るまで1週間お風呂に入れませんでした」(45歳・小売)
通常、配管や配線の寿命は30年。古い物件ほど家の裏に影響が出やすく、それを放置する業者もいる。
「壁紙など表側だけリフォームして、保険が利く1〜2年だけ持てばよいという発想。マンションの場合、専有スペースのみで済めばいいのですが、配管・配線の工事の場合、共有スペースにまでわたることがほとんど。管理者に工事許可が必要で大変です」(長嶋氏)
また不動産といえば、自分でリフォームをオーダーする場合のトラブルも多い。安さを売りにしている業者のなかには、工事の範囲を明らかにしないからだ。
例えば、扉の交換の場合。普通、扉の枠ごとの交換を想定する。けれど安さのみを売りにする業者は、「扉のみ」を交換し、追加料金を要求。結果、値段が膨らむという。
「『扉一式工事費』などと大ざっぱな記載はトラブルのもとに。契約書は、業界が基本とする『標準契約書式』を使用している業者が安全です」(同)
住宅とは長い付き合いが必要だ。安さを追求しすぎると、数年後にツケが回ってくることもある。値段だけに目を奪われず、工事内容もきちんと把握すべきだろう。
【長嶋 修氏】
不動産コンサルタント。住宅メーカーを経て、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社「さくら事務所」を設立。『不動産投資 成功の実践法則50』など著書多数
― 激安商品の闇 ―
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