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生活習慣の一新で借金生活からの脱出に成功
30代女子 「私が250万円の借金返済できた理由」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170610-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 6/10(土) 12:30配信
様々な理由で借金を抱えることとなり、困っている人も多いだろう。返済のために休日返上でアルバイトをしたり、必死で節約をしたりする人も多いが、なかには普通に生活しているだけで借金を返してしまった人もいる。
都内に住む30代後半の女性Kさんは、20代前半のころから複数の消費者金融を利用。30歳手前で総額250万円の借金があった。
「10年分くらいの借金が積もり積もって250万円になったという感じです。特にギャンブルをやっていたとか、大きな買い物をしたとかではなく、生活費のための借金でした」(以下同)
当時のKさんは、編集プロダクションに勤務。年収は400万円弱だった。一気に250万円の借金を返すのはかなり難しい。
「毎月返済すると貯金がゼロになるという感じでした。一生返しきれないのではないかと不安でした」
そんなKさんは30歳のときに、転職することとなる。中小規模の出版社で雑誌の編集者となった。年収はほとんど変わらなかった。
「借金を返すために給料がいいところに転職したということではなく、たまたまいい縁があったので転職しただけなんですが、そこから徐々に返済できるようになって、気がついたら、約2年で完済できたんです。そんなに特別なことはしていないのですが……」
Kさんは普通に生活していただけなのに、どうして250万円の借金を返すことができたのだろうか。
■生活費の圧縮と適度な忙しさがカギ
Kさんは、転職して3か月後、新しい職場に近い場所に引っ越した。
「それまでは電車とバスを乗り継いで職場に行っていたんですが、引っ越し後は職場まで電車で一本となりました。大きく変わったのはタクシーの利用頻度ですね。バスを使っていたときは、バスがすぐに来ないと、どうしてもタクシーを使いがちでした。飲んで遅くなったときも、電車はあってもバスがない時間だったら、歩くのが嫌だからとタクシーを使っていました。でも、電車一本で帰れるようになると、終電を逃さない限りはタクシーを使わなくなりました。引っ越しの費用はかかりましたが、無駄なタクシー代を圧縮できたと思います」
何より大きかったのがその引っ越し先だ。実はKさんは友人宅に引っ越し、シェアハウスをするようになったのだ。
「友人と2人で住んでいたんですが、家賃も光熱費も完全に半分ずつ払っていました。自炊はほとんどしなかったので、食費は特に変わらなかったんですが、家賃と光熱費は確実に少なくなりましたね」
そして、転職後は残業することも増え、忙しくなっていったことも、借金返済につながったのだという。
「残業代がたくさん出るわけではなく、給料は大して増えなかったのですが、遊ぶ時間は確実に削られましたね。でも、仕事そのものはすごくやりがいがあって、楽しかったので、そんなに苦ではなかったんですよ。友人と飲みに行く機会も結構減りましたが、そのおかげで無駄遣いを本当にしなくなったんです。ウィークデイが忙しい分、休みの日は家でゆっくり過ごすことが増えて、結果的にお金を使わなくなりました」
引っ越しによってタクシーを使わなくなり、生活費が圧縮され、適度な忙しさによって無駄なお金を使わなくなったKさん。特に給料が高くなったわけでも、ほかから借り入れたわけでもないのに、250万円の借金は気づいたら0になっていた。
「10年間、ずっと返済してもなかなかなくならず、それどころか増えていった借金が、2年間でなくなって、本当に驚きました。お金の使い方に対する意識も重要ですが、生活習慣そのものの影響はかなりのものですね」
なかなか借金が返せない、全然お金が貯まらないという人は、生活習慣を一新するといい結果につながるのかもしれない。
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