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対日貿易赤字の拡大はもはや持続不可能と言うロス商務長官
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51717965.html
2017年05月05日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
米国のロス商務長官が、対日本の貿易赤字が急拡大しており、もはや持続不可能だと述べたと報じられています。
The trade deficit with Mexico and Japan was found to be growing at an alarming rate following the release of March 2017 U.S. International Trade in Goods and Services monthly data by the Department of Commerce.
「商務省は2017年3月の貿易収支統計を発表したが、対メキシコ及び対日本の貿易赤字が警戒すべきペースで増大していることが判明した」
The trade deficit increased by $363 million with Mexico and by $1.6 billion with Japan from February to March of this year.
「対メキシコの貿易赤字は、2月と比べ3.63億ドル増加し、対日本の貿易赤字は16億ドル増加した」
“The United States can no longer sustain this inflated trade deficit with our closest trading partners,” said Secretary Ross.
「米国は、その最も緊密な貿易パートナーとの間で、こうした貿易赤字の拡大をもはや続けることは
できないと、ロス商務長官は語った」
“The Trump administration is committed to rebalancing our trade relationships in order to protect American workers and businesses from lopsided trade relationships.”
「このような不均衡な貿易関係からアメリカの労働者と企業を守るためにトランプ政権は、貿易関係を正常化するよう確約している」
While China continued to be the United States largest source of trade deficit, the United States year-to-date trade deficit with China improved by 2.5 percent.
「中国は引き続き米国の最大の貿易赤字相手国であるが、米国の対中国との貿易赤字は1年前と比べ2.5%改善した」
まあ、こうして日本とメキシコを名指ししている訳ですが…
2017年4月の米国の貿易赤字が多い相手国は次のようになっているのです。
中国:314億ドル、EU:100億ドル、メキシコ:65億ドル、日本:65億ドル、ドイツ:50億ドル、韓国:25億ドル、イタリア:21億ドル、カナダ:19億ドル…
要するに、中国がダントツ一位の貿易赤字相手国であるのに、敢えて日本を名指しするのは何故か、と。
それに、この貿易統計というのは、月々の変動が激しいことが特徴の一つと言っていいでしょう。つまり、米国の対日本の貿易赤字が4月にグンと伸びたからといって、過去、そうした傾向が一貫して続いている訳ではないのです。つまり、またグンと落ちるかもしれないのです。
米国としては、日本を名指しすることによって今後の貿易交渉を有利に運びたいということなのでしょうが、こんなことでは本当に米国の貿易赤字が縮小するとはとても期待できません。
日本がどうかということよりも、そもそも米国としてどう振る舞うかが問題なのです。
もっと言えば、米国が金を使い過ぎだ、と。或いは、米国の産業の競争力が低下し続けていることが問題だ、と。
それらを改善するのが先決なのです。
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