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内情は火の車だった…(遠藤商事の遠藤優介氏)/(C)日刊ゲンダイ
負債13億円で破産 “500円ピザ”の代表が見誤った経営戦略
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/204646
2017年5月2日 日刊ゲンダイ
生後数カ月で横浜市の寺に拾われ、中学時代は伊セリエAに在籍。日本で外食ピザチェーンを展開して大当たり――。こんな波瀾万丈の経歴を持つ遠藤優介氏(34)が率いる遠藤商事が、東京地裁から破産開始決定を受けた。
遠藤氏は2011年に吉祥寺でイタリア料理店「ナポリス」をオープンさせるや、ワンコイン(500円)で食べられるピザが話題になり、破竹の快進撃。「ナポリ」「バルタ」「餃子の山」など姉妹店を次々にオープンし、16年9月時点で直営店27店、フランチャイズ(FC)47店の計74店舗まで拡大させた。同期の売上高は25億2600万円だったが、年末から取引先への支払いに支障を来す事態に陥っていた。負債総額は13億円だ。
「かなり無理をして拡大したようです」と分析するのは外食ジャーナリストの中村芳平氏だ。
「私も一度だけピザを食べましたが、ペラペラした感じで、冷凍ピザと変わらないなぁと思いました。この種の安い店はどうしても『安かろう、まずかろう』になりがちで、お客さんは『一度食べれば十分』と足が遠のきやすい。途中で値上げしてでもグレードの高い食材を使い、味で顧客満足を図るよう方向転換するべきでした」
■「教科書に載ることが夢」
中村氏によれば、こうしたチェーン店は最初の3年間、繁華街や住宅街など3カ所に同時展開して経営のノウハウを磨いたのち、店舗の拡大に乗り出すのが基本だという。遠藤商事はそうしたプロセスを飛び越えてFC化に精を出したことになる。
「あの規模で6年間で負債13億円はかなり大きな数字。内情は火の車だったのでしょう。餃子屋やカレー屋、和食屋も展開したのは、苦し紛れに儲かりそうなものに手を出し、どれもうまくいかなかったからではないか」(飲食チェーン店経営者)
遠藤氏は2年前、日刊ゲンダイの取材で「(偉人のように)教科書にカラー写真で載ることが、私の夢の最終形になりました」「大成するには2位じゃだめ。1番にならないと意味がないんです」と語っていた。夢を見すぎてイカロスの翼が溶けてしまったようだ。
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