途中駅に利益は薄く、通過されるだけの地域には迷惑しかもたらさないのが新幹線。ましてや８６％地下鉄の「モグラ棺桶列車」こと「リニア中央新幹線」では、大量の土砂引受先にも影響が及ぶ。
　残土受け入れで利益を得る地主はともかく、崩落すれば命に係わる近隣住民の意思は、訊きいれられるのだろうか？
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http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170406/KT170405ATI090022000.php
南木曽町、二十数カ所提示　リニア残土置き場候補地

　リニア中央新幹線のトンネル工事で出る残土を置く候補地の紹介をＪＲ東海から依頼され、住民に希望を募った木曽郡南木曽町は５日、現地を確認した上で、申し出のあった二十数カ所全てを県を通じてＪＲ側に伝えたと明らかにした。今後はＪＲ側が候補地を絞り込み、それらの場所について、住民らでつくる町リニア中央新幹線対策協議会が意見を出すことになる。

　町は昨年１１月、ＪＲと県から「少量でもいいので、受け入れる候補地があったら紹介してほしい」と求められ、今年１月中旬の期限までに２１カ所の応募があった。その後、追加もあり、二十数カ所になったという。町は「これから場所選定のシビアな問題になるので、正確な箇所数は明らかにしない」としている。

　飯田市と岐阜県中津川市を結ぶ中央アルプストンネル（２３・３キロ）のうち、南木曽町―岐阜県中津川市の４・７キロ区間と、飯田市内の４・９キロ区間は、業者が決まっている。

　残りの区間について、ＪＲ東海から工事発注を受託する独立行政法人鉄道・運輸機構は３日付で、工事を飯田市―下伊那郡阿智村―南木曽町間６・８キロと、南木曽町の６・９キロの２区間に分け、いずれも入札予定時期を２０１８年１〜３月と公表した。

（4月6日）
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