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サルマン国王
時価総額230兆円 東証が熱烈誘致「サウジアラムコ」の威力
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170404-00519376-shincho-bus_all
「週刊新潮」2017年3月30日号
46年ぶりにサウジアラビアの国王が来日した。その目的は“脱石油”への協力要請。わが東京証券取引所も商機とばかりに、サルマン国王(81)がチラつかせる“美味なる果実”を得ようと必死になっているのだ。
サウジアラビアは、歳入の約8割を石油販売が占めている。原油埋蔵量は世界最大級の2610億バレルだが、シェールガスの影響などで原油価格が下落し、国家財政が逼迫しつつあるという。国際ジャーナリストの山田敏弘氏によれば、
「サウジでは労働者の8割が外国人。これまで彼らの“給与”は課税対象外でしたが、今年7月から所得税の徴収を始めるほど厳しい。サルマン国王は、来年中に世界最大の石油会社『サウジアラムコ』を上場させて、国家財政を好転させようと考えているのです」
アラムコは国営企業で、サルマン国王の息子であるムハンマド・ビン・サルマン副皇太子(31)が舵を取っている。金融アナリストの松田遼氏が解説するには、
「目下、時価総額トップはアップルの80兆円ですが、アラムコのそれは230兆円になるとの試算もある。発行済み株式の5%にあたる10兆円以上の株式が売り出される見通しで、上場すれば間違いなく株式市場は活気づくでしょう」
すでに各国の株式市場関係者が誘致に向けて蠢動。東証を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)もニューヨーク、ロンドン、香港などと鎬を削り、昨年末から誘致へ向けて動いているのだ。株式専門紙の記者がいうには、
「JPXの清田瞭CEOは、サルマン国王に同行したサウジ証券取引所トップと金融商品の共同開発を含む提携の覚書を交わした。実は、昨年12月に清田さんはサウジへ飛び、アラムコ本社でムハンマド副皇太子と会談し、その席上で“上場では、東証も有力な選択肢の1つ”との言葉を引き出していたのです」
■外国企業はわずか6社
JPXのトップが、海外へ足を運び上場を依頼するのは異例中の異例。だが、アラムコにはそれだけの価値があり、ひいては日本とサウジアラビア両国が“ウィン・ウィン”の関係を築くきっかけになるという読みがあるからだ。
「アラムコが東証に上場すれば、懸案の問題解決の端緒になると期待しています」
こう期待を口にするのは、JPX関係者だ。
「時価総額を元にした国別取引所ランキングでは、米国がトップで日本は2位。とはいえ、東証に上場している外国企業はバブル期に120社以上あったが、今ではわずか6社。推定時価総額230兆円の石油会社が上場すれば、他の外国企業が再上場を検討する呼び水になるでしょう」
さらに、こんな効果も。
「アラムコは石油会社から脱皮し、幅広い業務を手掛けようとしている。その1つが企業誘致のコンサルティング。外国から企業の工場を誘致して雇用を創出し、税収を増やすことで国家財政の改善を目論んでいる。すでに、サウジ進出を表明した日本企業も少なくありません。ですが、アラムコが東証に上場すればさらに信用力が増し、日本企業の進出もスムーズになると思います」(同)
が、ある上場企業の役員はこんな懸念を口にする。
「アラムコは、“世界最大の機関投資家”という顔を持つようにもなる。彼らが株を買った企業の株価は急激にあがり、企業価値も高まる。その反面、豊富な資金力を駆使すれば企業を乗っ取ることなど簡単。すぐに、信頼していい相手とは言い切れません」
世界同時上場も視野に入れるアラムコ。決定権を持つ副皇太子サマを落とすには、もうひと押し?
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