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根強い人気を誇る「青春18きっぷ」の旅の注意点とは?
座席確保、トイレ、駅弁… 「18きっぷ」5つの落とし穴
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170402-00010001-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 4/2(日) 12:30配信
近年、鉄道旅行が大ブーム。少しでも旅費を節約したい人にピッタリなのが、JRが発売している「青春18きっぷ」(以下「18きっぷ」)だ。
18きっぷは、1回分で日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席が1日乗り放題となり、5回分が1万1850円で発売されている。例えば、東京から小田原まで往復すれば、1回分の元が取れ(東京〜小田原は片道1490円)、頑張れば1回分で東京から九州まで行くことも可能だが、鈍行列車ならではの注意点も少なくない。「18きっぷ」をこれまで100回以上利用し、北海道から九州まで日本全国のJR線をほぼ乗り尽くした鉄道旅行マニアの男性(40代)が、18きっぷの5つの落とし穴を解説する。
【その1】ローカル線は座れるものと思わない
「赤字ローカル線のニュースをしばしば耳にしているせいなのか、地方路線は総じてガラガラだと誤解している人が多いようです。1時間に1〜2本、場合によっては1日数本しか走っていないような路線でも、始発駅から終着駅まで立ちっぱなしというケースは珍しくありません。
例えば東海道線の熱海〜沼津、大垣〜米原、山陽本線の姫路〜岡山、奥羽本線の福島〜米沢、上越線の水上〜越後湯沢、中央線の塩尻〜中津川などは、18きっぷ期間中はとても混み合います」
【その2】ロングシートで景色が見にくいことも
「『どうせ鈍行列車に乗るなら、景色を楽しみたい』『4人がけのボックスシートを確保して、あわよくば足を伸ばしてゆっくり座りたい』──そんなことを想像する方も多いはず。しかし近年、ローカル線でもロングシートを採用している路線が少なくありません。「景色が良い人気路線だと聞いたのに、乗ってみたらロングシート」とガックリすることも。ロングシートとボックスシートの車両が混在している場合もあり、そこははっきり言って“運”です」
【その3】駅弁を食べるのに勇気が必要?
「鈍行電車の旅といえば、駅弁も大きな楽しみ。駅弁フェアなどで目にする有名駅弁を現地で購入するのは、18きっぷ旅の醍醐味です。しかし【その1】と【その2】で紹介したように、座れなかったり、ロングシートだったりするケースもあります。ロングシートだった場合、駅弁をじっくり食べるのはなかなか勇気が必要になります」
【その4】すべての車両にトイレがあるわけではない
「せっかく休みを利用してのんびり鈍行列車の旅を楽しむなら、昼からビールを飲むのもこれまた一興。ビールを飲んだら当然行きたくなるのがトイレですが、すべての車両にトイレがあるわけではありません。
例えば高知県と愛媛県を結ぶJR四国の予土線は、全線を乗り通すと2時間以上かかりますが、基本的にトイレがありません。ちなみに予土線は1日6本しか走らないローカル線。『どこかで降りて用を足して、次の電車で……』ということはできません」
【その5】同じ電車でも左右で景色は大違い
「どうせ同じ路線で移動するならば、より車窓からの景色を楽しみたいもの。ただし、進行方向のどちら側に座るかで、車窓に大きな差がある路線があります。海沿い・川沿いを走る路線であれば、海沿い・川沿いの側の座席の方が当然景色は良く、『大糸線→北アルプス』『小海線→八ヶ岳』などは、山が見える側の方がオススメです。下手すると片側は絶景、片側は崖ということもありますので、これは事前に調べておくと良いかもしれません」
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