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東芝株主総会(4)「こんな40人もの役員いるか、半分は辞任すべきではないか」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170330-00000536-san-bus_all
産経新聞 3/30(木) 14:06配信
10時の総会開始から1時間30分を超えても、まだまだ株主からの質問は尽きない。社外取締役の小林喜光氏にも質問が飛んだ。
男性株主「大事なのは経営トップと、トップがどういう考えか。問題視されている志賀前会長をトップに選んだことは大変残念だ。(指名委員長の)小林社外取締役に現在の意見を聞きたい」
小林社外取締役「私自身もこういった形で大変な経営危機に陥れてしまった原発事業に断腸の思いだ。まず、綱川智社長に(経営の)中心になっていただこうと5人の指名委員全員一致で決めた。東芝の主流ではなく、原子力や半導体には詳しくはないが、今までの形の強いリーダーシップの方から東芝を変えるべきと考えた。綱川氏は手塩にかけた(医療機器)事業を外に出して東芝を救おうと短期間で決断した」
「一方、原発事業は東京電力福島第一原発の事故を契機に、需要が減少し、自然エネに転換する社会での中で事業がシュリンク(縮小)していく。(原発事業を手掛ける日立製作所や三菱重工業を加えた)3社が持ち株会社つくって共同運営しないといかんだろと思った。そういうレベルで考えると、やはり(原発事業を統括してきた)志賀(重範)氏の知見がいるだろうと。分からない人が役人や他社との交渉ができるかと思い志賀氏が適任だろうと(会長に指名した)。ただ、結果としてこういう形になったということは極めて遺憾に思っている」
男性株主「(不正会計問題を招いた)西田(厚聰)、佐々木(則夫)、田中(久雄)元社長らへの損害賠償請求はどうなっているか」
古田佑紀社外取締役「現在東京地裁で審議中だ。訴訟としては着実に進行している」
質問に淡々と回答する綱川社長らに業を煮やしたのか、株主からは役員としての覚悟を求める声も相次ぐ。
男性株主「再度の決算発表の延期をしたが、世界経済をリードする会社なので約束を守るのは当たり前だ。役員がどれだけの覚悟をもってこの席に望んでいるか。その真剣さが見えない。これからどうするのか」
綱川社長「このようなことになったことを大変申し訳なく思っている。WHの破産法適用申請で海外の原発事業のリスクを遮断した。残る事業は平成28年度も回復基調で業績が上がっている。役員一同、責任感をもって再生に向けて努力して参りたい。役員はしっかりした覚悟で邁進(まいしん)したい」
佐藤良二社外取締役「(決算の確定に向けた)今回の調査は内部調整の不備で財務の数値とは違い、手続きや範囲が拡大しがちだ。この調査について4月11日に間に合わせるよう、監査役のレビュー報告書を得られるように全力でやっている」
男性株主「役員の責任は重い。ここにずらっと並んでいるが、こんな40人もの役員いるか。半分は辞任すべきではないか。株主に対して安心感を持たせるには絶対に上場廃止にしないという議長の決意は」
綱川社長「真摯(しんし)に受け止めたい。上場廃止にならないように全役員が仕事に邁進(まいしん)して努力したい」
男性株主「先ほど不適切な役員の圧力で、米原発事業の問題もこういう状況になっていると回答したが、本質的には何が横たわっているか。しっかりと社長始め、認識しないと東芝の再生はない」
綱川社長「風土改革については私もしっかりやりたいと思う」
ここで実務的な質問が入る。
男性株主「半導体メモリーを売却した際の車載LSIなど残る電子デバイス事業への影響は」
成毛副社長「生産や開発は別々の場所で行っている。もとをたどると研究部門の開発というところで両方少しオーバーラップすることがあるが、分社の際、将来を考え、開発の人材を新会社に移すのか、本社に残して開発で新会社からお金をもらうのか将来に配慮しながら検討する」
男性株主「東芝の経営陣は原発事業にどれだけコストがかかるか全く分かっていないのではないか。(米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリックの将来コストなどを正しく把握しているか」
畠澤守常務「米政府から電力会社への保証は米国と電力会社との個別契約で、私どもとの関係はないので、今回の1兆円の損失にはついては含んでいない。違約金についてはこの先4年、工期などの取り決めあって見積もっており、違約金の部分は取り込んでいるという認識だ」
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