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一風堂マザーズ上場初日は値がつかず 4日目の終値は公募価格の5.3倍(写真= Alpha_7D /Shutterstock.com)
一風堂マザーズ上場初日は値がつかず 4日目の終値は公募価格の5.3倍
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170324-00000012-zuuonline-bus_all
ZUU online 3/24(金) 17:10配信
博多ラーメン「一風堂」などを擁する力の源ホールディングス <3561> は、3月21日の東証マザーズ上場初日は買い気配のまま値がつかず、翌3月22日に2230円の初値がついた。公募価格600円に対して3.7倍。2日目の終値は2630円だが、4日目となる24日の終値は3200円。既に5.3倍となっている。最近のIPO銘柄では、3月16日に東証ジャスダックに上場したほぼ日 <3560> も初日に値がつかなかった。
■1995年に東京進出した老舗博多ラーメン店
1985年に福岡市でラーメン店「博多 一風堂」を開業した翌年、有限会社力の源カンパニーが設立された。1994年には「新横浜ラーメン博物館」に出店、関東進出を果たす。95年に東京第1号店を恵比寿に開業、その後はテレビ番組の企画で連続優勝を果たすなどし、順調に国内での知名度を上げていった。
2008年にはニューヨークに海外1号店をオープン。シンガポール、香港、台湾、上海、オーストラリア、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、イギリスと次々に海外店舗をオープンさせ、2016年には、ついにフランス・パリに初出店を果たす。創業から約30年を経た「一風堂」は世界の「IPPUDO」へと成長した。
国内で博多ラーメン専門店「一風堂」のほかにも複数ブランドを展開。ほかにもそば・ラーメンの製麺や卸販売を主な事業としている。
海外では、「IPPUDO」ブランドを中心に海外店舗運営事業を行っている。国内事業については、今後も出店を拡大していく見込みである一方、海外事業においても、全世界に店舗展開を行っていくことを目標に、出店を拡大していくと発表している。
2017年3月期末の国内の店舗数は、直営店8店舗を閉店して、直営店126店舗、ライセンス契約店8店舗となる見通し。海外店舗については、退店の見込みはなく、2017年3月期末の海外店舗数は、直営店22店舗、ライセンス契約店44店舗となる見通し。
力の源HDがIPOに伴って公表した2017年3月期の予想売上高は223億1600万円で、四半期の純利益は2億6200万円を見込んでいる。今後も売上高の順調な伸びを目指す。1株あたり四半期の純利益予想は、25円41銭。力の源HDの3月23日の東証マザーズ株価の終値は、3130円となっており、前日比で500円(+19.01%)増となった。
■同じく好調な滑り出しの「ほぼ日」
2017年3月のIPOで注目を集めたのは、力の源HDより約1週間前の3月16日に東証ジャスダックに上場した「ほぼ日」。関連商品の「ほぼ日手帳」の売り上げが好調。公募価格2350円に対しては、翌日に2.3倍の5360円の初値がついた。「ほぼ日」の3月23日の東証ジャスダック株価の終値は4415円だった(公募価格の1.88倍)。
「ほぼ日」がIPOに伴って公表した2017年8月期の予想売上高は38億1700万円で、四半期の純利益は3億2900万円を見込んでいる。1株あたり四半期の純利益予想は、155円48銭。規模が小さいながらも、利益率が非常に高い。
力の源HDもほぼ日もいい滑り出しとなったが、ほぼ日は既に年初来高値である5480円からは2割減っている。中長期での値動きに注目が集まる。(ZUU online 編集部)
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