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あなたはどっち?「お金持ち体質」と「ビンボー体質」
持ち物でわかる!「お金持ち体質」と「ビンボー体質」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170322-00010000-phpfamily-life
PHPファミリー 3/22(水) 11:00配信
あなたの持ち物を見ればビンボー体質かどうかわかります。
【お金持ち体質】
家が狭くても、きちんと部屋が片づいている
家族みんなが快適に過ごせて、幸せを感じている
【ビンボー体質】
家が広くて高価な物があっても、散らかっている
家族がイライラしていて、幸せでない
「家が狭いから」「収納スペースが足りないから」という理由で片づかないという人がいます。ですが、私は不動産業という仕事を通じて、家の中が荒廃しきっている豪邸をたくさん見てきました。どんなに収納スペースがあっても、片づけられない家庭は少なくありません。つまり、家が広ければ片づくわけではないのです。
また、「仕事や家庭がうまくいかないから、家が散らかっている」という人もいるのですが、実のところ、これは逆。家が散らかって休まらないから、お金も本当に使わなければいけないところを間違えて、事業がうまくいかなかったり、貯金ができなかったりして、いろいろな辻褄が合わなくなってしまうのです。
たとえ今お金持ちでも、5年先、10年先もうまくいっているかどうかは、“整った暮らしができているか“で変わります。それくらい、片づけとお金は深くかかわっているのですが、ビンボー体質に陥りがちな家庭にはある共通点があります。
それは家の中の持ち物検査をすればすぐにわかります。洗剤が何種類もあるのに水回りやガラスが汚れている。収納スペースに物があふれている。パントリーに食料品がびっしり詰まっている......という人は特に注意しましょう。
ぜひ、家の持ち物検査をして、お金持ち体質への一歩を踏み出してください。
■持ち物チェック!
ビンボー体質なお家で溜まりがちなモノとは? 今回は8つのアイテムに絞り、どう整理すればいいのかをご紹介しましょう。
1.掃除用品
キッチンにも洗面所にも洗剤が何種類も揃っている家があります。とにかく掃除で使い切りましょう。使い切った後、水回りにはタオルとメラミンスポンジ、そして食器洗いの洗剤だけで事足りるようになります。
2.ラッピング用品
きれいな祝儀袋や、小さなプレゼントやお土産を入れる紙バッグなど、ラッピング用品はまとめ買いしがちです。けれど実際に使う場面はあまりないはず。必要になったときに買うことで十分間に合います。
3.かばん
ポーチやペラペラのトートバッグなど、安くて使い勝手の悪いかばん類はありませんか? 一つひとつは小さくても、溜まればかさばります。粗品などとしてもらいがちですが、私は「いりません」と断っています。
4.ハンカチ
手頃な値段で見栄えのするハンカチを「ブランド品だから」としまい込んでいる人も多いですが、薄手の綿のハンカチは意外と使い勝手が悪いもの。私は窓ふきなどにガンガン使い、タオルハンカチを愛用しています。
5.靴下
つい余分に買ってしまいがちですが、私は3足の靴下を使い回しています。3足1,000円のものですが「3足しか買わない」と決めれば厳選して選ぶし、いつでも最新のデザインの靴下をはくことができます。
6.薬
病院で出してもらった薬が余ったら「次に使おう」と保管する人がいます。けれど使用期限がわかりませんし、自己判断で服用するのは危険です。体調不良の際はその都度受診し、余った薬は廃棄しましょう。
7.レトルト食品、ドレッシング類 パントリーにぎっしりとレトルト食品やソース、ドレッシング類が詰まっている家もたくさんあります。物珍しさや旅先で買っても結局使い切れません。賞味期限切れ前ならフードバンクに寄付するという手も。
8.専用調理器具
目的別に調理用品やグッズを揃えても、いざというときには存在すら忘れていませんか? 物が多すぎて埋もれているのも一因です。使い回しのきく道具を厳選すれば、たいていの料理はつくれます。
■ムダ買い&持ちすぎの防止テク
最後に、ムダ買いや持ちすぎの防止テクニックをお伝えします。
【減価償却で考える】
私は物を買うとき、減価償却の視点で考えます。服なら「今シーズン、何回着られるか?」「今持っている服とのコーディネートは?」と考えます。そして1回着たらいくらになるかを考えたうえで判断します。1回500円なのか1,000円なのかは人それぞれ。値段だけで判断せず、自分の生活や価値観で決めるのが大事なのです。
【いい物は時間をかけて買う】
何となくウインドウショッピングをしていて、つい「自分へのごほうび」と言い訳しながら高い買い物をしてしまう。これは大きなムダ買いです。私は決して「何となく」「つい」という買い物はしません。ふだんからハイブランドの店をチェックして価格帯を把握しておき、減価償却などじっくり考えたうえで買います。
【定数管理をする】
本当に好きな物、大切な物を捨てる必要はありません。大好きな物を持ち続けるためのルールが、生活必需品の定数管理です。下着や靴下、掃除道具などは必要最小限の数で管理し、ダメになったときに買い替えるのです。私の場合、下着は5枚、アイロン不要のタオルハンカチ3枚といった具合です。数が少ないので管理がラクなうえに、常に新しいものを身に着けられます。使い切るので経済的でもあり、いいことずくめです。
【片づけ切ってから、足りない物を足す】
私の片づけレッスンでは、「家を1軒、丸ごと片づけ切る」ことを大切にしています。物は流動的なので、部分的な片づけでは物の移動だけに終わってしまいます。すると、ダイエットと同じようにリバウンドし、すぐ元に戻ってしまいます。自分が片づけやすい部分からでいいのです。1カ所ずつ、すべての物を出して定数管理や減価償却の視点で厳選し、片づけましょう。きれいな空間に慣れた後、足りないと感じた物だけを足しましょう。
著者紹介
石阪京子(いしざか・きょうこ)
片付けアドバイザー、宅地建築取引士。「ニューズスタイル」主催。大阪府在住。「心地よい暮らしを提案」するレッスンは口コミで評価が広がり、これまで手掛けたレッスンは300軒以上。現在は1年先まで予約が埋まるほどの人気を呼んでいる。著書に『一生リバウンドしない!奇跡の3日片づけ』(講談社)がある。3月に新刊発売予定。
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