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10日、中国のポータルサイト・新浪が、トヨタなど日本企業の成功の秘訣について分析する記事を掲載した。写真はトヨタ。
なぜトヨタはすごいのか?日本企業の秘密を探る―中国ネット
http://www.recordchina.co.jp/b171773-s0-c60.html
2017年3月12日(日) 6時40分
2017年3月10日、中国のポータルサイト・新浪が、トヨタなど日本企業の成功の秘訣について分析する記事を掲載した。
記事はまず、日本では江戸時代に士農工商制度が定まり、「一人が栄えれば皆が栄え、一人が落ちぶれれば皆も落ちぶれる」コミュニティーが形成されたと分析。一方の中国は、劉邦による「劉氏にあらずんば王たらず」という考えで、血縁関係が重視されると、その違いを指摘した。
そして、経済学者のピーター・ドラッカー氏が、「日本の文化は企業そして家族だが、中国の文化は家族そして企業である。だからトヨタは共同体という概念を発展させることができ、共同体の中に産業関係を構築したのだ」と述べたことを紹介した。
そのうえで、トヨタ自動車販売の社長になった神谷正太郎氏による販売店網構築について、血縁関係ではなく「共栄圏」を作ることで成功したと分析。販売網を作るのにまずコミュニティーを形成し、小さなことは気にせず、長期的に一緒に生き残る道を模索することが日本の文化であり、今のトヨタがある理由だと主張した。
また、これは単一民族だからこそ共生共栄関係を構築できるのであり、その間には「義理」という道義的な支柱が存在すると分析。義理があるので利益が出なくても共に耐え忍び、利益が出れば共に享受し、安易に見限ったりはしないのだと論じた。(翻訳・編集/山中)
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