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(C)日刊ゲンダイ
東京にもある“隠れ借金” 毎年5000億円を返済に充てる 今そこにある東京都の危機
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/199886
2017年2月18日 日刊ゲンダイ
先日総務省が発表したデータでは、東京都は20年連続の転入超過。人口は1365万人にまで膨らみ、高齢者ばかりが目立つ地方を尻目に“我が世の春”を謳歌(おうか)している。なにしろ、東京都は大企業から入る潤沢な法人2税(法人事業税と法人都民税=約1兆8000億円)に支えられ、全国で唯一の地方交付税をもらっていない団体。国の借金が1000兆円を超えてニッチもサッチもいかない中でも、都民はオリンピック開催に熱狂し、豊洲市場にかけた6000億円もの建設費にも“もったいない”の自覚がない。だが、そんな東京には解決しなければならない重要課題がいくつもある。今そこにある東京都の危機に迫った。
◇ ◇ ◇
意外と知られていないのが東京の「隠れ借金」だ。現在執行中の都の2016年度の一般会計予算は、23年ぶりに7兆円を超える7兆110億円の大盤振る舞い。2020年オリンピック・パラリンピックの準備金621億円、子育て環境の充実478億円など都民受けを狙って積み上げた結果がこの途方もない金額になった。
このオモテの一般会計と、ウラである特別会計4兆4539億円、都営地下鉄などの公営企業会計2兆1911億円を合わせた都全体の予算規模は13兆6560億円となり、都の財務局もさりげなくスウェーデンの国家予算13兆559億円より多いとアピールしている。これだけの予算があれば、豊洲市場の建設費が多少高くなってもヘッチャラだし、大赤字必至のオリンピックだって楽しんじゃおうというのも分かる。
しかし、意外なほど知られていないが、東京都の都債は特別会計と公営企業会計を含め10兆円弱もある。93年度に1兆585億円あった都債発行額は、さすがに減ってきているが、それでも15年度は4495億円、16年度も3533億円。そのため、都では毎年、5000億円程度を借金返済に充てている。借金を返すためにまた借りるという構図は国と同じだ。
「私が都議会の決算特別委員会でこの問題を取り上げたところ、都の財務局は事業評価で効率性を高めるほか、都債や基金を計画的に活用すると答えました。都の予算は潤沢に見えますが、法人2税は景気の変動に左右されやすく、しかも東京都の高齢者人口は年々増えて財政を圧迫しています。これも財務局の答弁では、高齢者人口の増加などに伴い、社会保険関係経費は毎年、平均約300億円、20年間で5000億円以上増加すると予想されます。震災の懸念もある中、東京はお金持ちだという意識はありません」(都議会議員の上田令子氏=かがやけTokyo)
実際、都の福祉保健予算は、15年度の1兆553億円が16年度に1兆1668億円に増加している。現在、都内の老年人口(65歳以上)は約300万人で、高齢化率は23%程度とまだ低いが、毎年転入してくる人もいずれは老いる。30年後には3人に1人が高齢者なのだ。
五輪という“パーティー”を楽しむのもいいが、祭りの後始末もしっかりと考えたい。
#日刊ゲンダイ|東京にもある“隠れ借金” 毎年5000億円を返済に充てるhttps://t.co/Kh2c3EzbBs
— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年2月18日
『…国の借金が1000兆円を超えてニッチもサッチもいかない中でも、都民はオリンピック開催に熱狂し、豊洲市場…の建設費にも“もったいない”の自覚がない…』
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— 吉川 幸男 (@FP_Yoshikawa) 2017年2月18日
『…そんな東京には解決しなければならない重要課題がいくつも…意外と知られていないのが東京の「隠れ借金」…東京都の都債は特別会計と公営企業会計を含め10兆円弱…』
今そこにある東京都の危機 日刊ゲンダイ紙面
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