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2016年4〜12月期決算の発表ピークを迎え、資料配布する企業担当者=東京都中央区の東京証券取引所(写真:フジサンケイビジネスアイ)
18年3月期は「トランプ・リスク」警戒 円安で通期上方修正相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170211-00000002-fsi-bus_all
SankeiBiz 2/11(土) 8:15配信
2016年4〜12月期決算発表では、昨年11月の米大統領選後の「トランプ相場」でドルに対し一時17円超も進んだ円安を追い風に、17年3月期通期の業績予想を上方修正する企業が相次いだ。だが、トランプ米大統領は北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を表明するなど保護主義的な通商政策を掲げ、為替をめぐっても日本を円安誘導と批判。金融市場の動きは不安定で、「トランプ・リスク」が今後の業績の攪乱(かくらん)要因となりかねない。
電機や自動車などの輸出関連にとっては、トランプ相場による円安の恩恵は大きい。日立製作所は17年3月期通期の営業利益予想を5600億円と従来見通しから200億円上方修正。西山光秋専務は「円安効果を刈り取って、さらに上積みしていきたい」と語る。事業改革などで収益改善が進展したことも後押しする。
通期の営業利益予想について、トヨタ自動車は円安を踏まえて従来より1500億円引き上げ、ホンダは円安効果に販売管理費の抑制やコストダウンを加えて1350億円上積みした。パナソニックは対ドルで1円円安に動けば「年間350億円の増収効果がある」(河井英明専務)という。
また、鉄鋼生産に使われる原料炭や鉄鉱石など資源価格が上昇したことも、前期に資源安で巨額損失を計上していた商社などの業績回復につながっている。
一方、市場の関心は来期(18年3月期)の業績にも向かう。その鍵を握るのがトランプ政権だ。
三井物産の松原圭吾常務は「来期のリスク要因として最も大きいのは米国第一主義」とし、「(こうした考えが)世界に広がれば、グローバルに事業を展開する商社にとっては最大のリスクになる」と懸念をあらわにした。旭化成の坂本修一常務も「(トランプ政権の減税や財政出動で)米経済が堅調に推移すれば、短期的には当社の業績にプラスの影響をもたらすと思うが、中長期的には事態の推移を慎重に見極める必要がある」との姿勢を示す。
円相場もトランプ氏の円安誘導批判に加え、FRB(米連邦準備制度理事会)の早期追加利上げ観測が後退したことなどを受け、今週は一時1ドル=111円台と、年初の水準から7円程度円高に逆戻りした。10日の日米首脳会談の結果次第では、一段の変動リスクがある。海外売上高比率が約7割と高いソニーの吉田憲一郎副社長は「為替は安定していることが望ましい」と述べた。
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