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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(7月1回)―セシウム汚染食品が市場流出、83日間発表しません―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2574.html
2018/07/04(水) 19:44:40 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。6月22日までの放射性セシウムの検査結果が12日遅れで7月4日に発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先回に続き(4)、今回もセシウム食品が見つかっています。しかも市場流出です。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数1,035件中4件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり5ベクレル、最大430ベクレル(宮城県産ワラビ)。
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2018年2月1週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
危険なセシウム汚染食品が宮城、福島、茨城で見つかっています。今週の発表から
・セシウム汚染食品が市場流出、83日間発表しません
・千葉産スズキからセシウム、福島産は104件連続でND
・福島はキュウリの季節、主産地の露地栽培を検査せずに安全宣言する福島県
・福島県三島町産キャベツから突然のセシウム
などの特徴が読み取れ福島産は安全とは言えません。
1.セシウム汚染食品が市場流出、83日間発表しません
基準値(6)3.5倍の1キログラム当たり350ベクレルのセシウムに汚染された茨城県城里町産コシアブラが市場に流出していたと発表がありました。検査は4月12日に終っていたのですが、発表は83日後の7月4日です(7)。同町産コシアブラに出荷制限が発令されたのは46日後の5月28日です。ただし、これは別に検査したコシアブラが基準値を超えたものです(8)。
セシウム汚染食品が市場に流出したとしても、直ぐに発表されることもなく、対応が取られる訳ではありません。知らずに食べて被ばくするかもしれません。結局は怪しげな産地・産物は避けるしかありません。これは「風評被害」ではありません。
2.千葉産スズキからセシウム、福島産は104件連続でND
千葉県産スズキ6件からセシウムが見つかったと発表がありました(9)。以下に近県を含めた検査結果を示します。
※1(1)を集計
※2 日付けは捕獲日
※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
※4 淡水は除く
※5()内は検査先
図―2 スズキの検査結果
図に示す様に千葉産だけでなく、岩手、宮城、茨城産からも見つかっています。でも、福島産スズキからは見つかっていません。厚生労働省の発表(1)を数えると104件連続で検出限界未満(ND)です。海は繋がっています。近県では見つかるのに、福島県が検査した福島産スズキからは見つから無いなどはおかしな話です。厚生労働省の発表(1)を見ると、すべてを福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(10)が実施してます。中立性に疑問があります。福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。
3.福島はキュウリの季節、主産地の露地栽培を検査せずに安全宣言する福島県
福島を代表する野菜にキュウリがあります(11)。露地栽培が主流です(12)。伊達市、二本松市、須賀川市が主要な産地です(11)。以下に示します。
※1 (13)のデータを(14)に示す手法で7月1日に換算
※2 避難区域は(15)による
※3 ●一つはキュウリ(施設栽培以外)の検査1件を示し、(16)による。
図−3 福島のキュウリ産地と検査状況
図に示す通りキュウリの主要産地では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(17)地域が広がっています。福島のキュウリは汚染された地で作られています。
7月に入り福島はキュウリのシーズンです(18)。先月末にはキュウリが実ったとの報道もあります(19)。
※(19)をキャプチャー
図―4 福島で実ったキュウリ
これに合わせ、福島県は福島産キュウリの安全を確認したと発表しました(20)。
※(21)を引用
図―5 キュウリの安全宣言をする福島県
図―3中の●で施設栽培以外のキュウリの検査状況を示しますが、主要産地の伊達市、二本松市、須賀川市の検査結果がありません。
福島産は汚染が酷い主要産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。
4.福島県三島町産キャベツから突然のセシウム
福島県三島町産キャベツからセシウムが見つかったと発表がありました(22)。福島の今年の野菜はセシウム入りです。以下に検査結果を示します。
※1(1)を集計
※2 日付けは収穫日
※3 NDは検出限界未満(みつからな事)を示す
図―6 福島県三島町産キャベツの検査結果
図に示す様にこれまで見つかっていなかったのですが、突然のセシウムです。
福島産はセシウム含有量が上昇する事があります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・市場流出しても直ぐに公表されないセシウム汚染食品
・検査されていなくても検査で安全とされる福島産
・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
・セシウム含有量が上昇する事がある福島産
福島の皆さまは不安だと思います。
福島を代表する果物にモモがあります(11)。今年も収穫が始まりましした(23)。福島県福島市では明日(7月5日)からモモ狩りが楽しめます(24)。福島県福島市はモモの季節です。福島市産のモモは糖度が高く濃厚な味わいだそうです(25)。福島県は福島産モモは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。
※(26)を引用
図―7 福島産モモが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2574.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1089報)
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月3週)―福島県はモモの安全宣言、汚染が酷く葬式が増えている主産地の検査はしていません。―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「3 国立医薬品食品衛生研究所の検査結果⇒検査結果(PDF:44KB)⇒No2」
(8)原子力災害対策特別措置法第20条第2項の規定に基づく食品の出荷制限の設定 (原子力災害対策本部長指示)
(9)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:1028KB)⇒No5661,5662,5663、5585,5586、5709
(10)農林水産部 - 福島県ホームページ
(11)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(12)福島県 すかがわ岩瀬農業協同組合 (きゅうり)〜「パリッと新鮮でおいしい 岩瀬きゅうり」〜 月報 野菜情報−産地紹介−2010年9月
(13)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(14)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(15)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報を「野菜⇒か行⇒き⇒キュウリ」で検索
(16)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(17)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(18)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(19)ローカルTime FNN被災地発...
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(21)(20)中のやさい編 [PDFファイル/179KB]
(22)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:146KB)⇒N0355」
(23)ちょっと早めモモ収穫 桑折 | 県内ニュース | 福島民報
(24)もも狩り2018 – 一般社団法人福島市観光コンベンション協会公式ページ
(25)フルーツを食す《福島のサクランボ・桃・梨・ブドウ・りんご》 - 福島市
(26)鎌田店|店舗・チラシ情報|リオン・ドール
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