http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/591.html
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(回答先: 玄海原発3号機 蒸気漏れの配管に直径1センチほどの穴(玄海原発1号機は、いまや日本一危険な原子炉!?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2018 年 4 月 02 日 14:41:36)
福一大爆発事故の御陰?で、誰もが安全神話の洗脳から解けて事故の心配が出来る原発。
しかし絶対多数与党が再稼働の政策を止めない限り、いつか事故に会うリスクは消えない。
たとえ住民が避難できずに取り残されるとしても、「安全」と再稼働させる責任は誰にあるのか。
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【社説】玄海原発再稼働 全島避難はできるのか
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018032402000159.html
2018年3月24日
九州電力玄海原発が再稼働した。関西電力大飯原発に続く矢継ぎ早の再稼働。噴火や避難に対する住民の不安はやはり、置き去りにしたままだ。誰のために急ぐのか。電気は足りているというのに。
原発は、南北に長い日本列島に広く分布する。地勢や気象の条件も、立地によって大きく異なり、住民の不安のありようも、さまざまだ。
玄海原発では、阿蘇カルデラの噴火リスクが、重大な不安要因として挙げられる。
カルデラとは火山活動でできた巨大な窪地(くぼち)。破局的な噴火を起こす恐れが指摘されている。
九州、山口五県の住民が「阿蘇山噴火の火砕流による重大事故の危険がある」として、玄海原発再稼働の差し止めを求めた仮処分申請を、佐賀地裁は二十日、「原発の運用期間中に破局的噴火を起こす恐れは極めて小さい」とする九電側の主張をいれて却下した。
昨年末、広島高裁は「百三十キロ離れた原発に到達する恐れがある」として、愛媛県にある四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを命じている。
楽観論に対しては「巨大噴火の時期や規模は予測不可能」とする地震学者の意見も根強く、原子力規制委員会の「火山影響審査」のあり方を疑問視する声もある。
関西電力大飯原発は十四日、地震の揺れの強さの「過小評価」を懸念する専門家の声を考慮せず、再稼働に踏み切った。拙速の構図は同じである。
避難計画の実効性は、すべての原発に共通する課題である。その上、玄海原発は「離島リスク」を抱えている。
玄海原発三十キロ圏には本土との間に橋のない十七の離島があり、一万九千人が暮らしている。もしもの時には、空路や海路に頼るしかない。荒天の場合はどうするか。放射線防護が付いた屋内避難施設も、「完備」というにはほど遠い。
長崎県壱岐市は、島全体が四十キロ圏内に含まれる。
福島原発事故の教訓に従えば、二万七千島民全員の島外避難が必要になる。そんなことができるのか。
これでも九電側は避難計画の現状を「地域の実情を踏まえた詳細なもの」と主張し、規制委も司法も、これを受け入れた。「安全神話」が復活したというしかない。
少なくとも、噴火リスクと離島リスクを払拭(ふっしょく)できない限り、玄海原発は動かせないはずなのだが。
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