http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/544.html
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1996年にチェルノブイリ事故10周年特集としてNHKが制作放映したドキュメント番組、
「チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染」
阿修羅・原発板でも過去何度か話題にあがった番組ですが、今一度ごらん下さい。
とくに後半、脳に対する影響の解説にご注目下さい。
こういった貴重な番組は、本来いつでも誰でも見られるようにしておくべきですが、
被ばく被害の隠ぺい・原子力推進を進める政府にとって非常に都合の悪い内容であり、
著作権を理由に削除される可能性があるので、すぐに見て下さい。
各自、動画のコピーを取っておくことをおすすめします。
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染1/4
https://www.youtube.com/watch?v=uPFcn23q7uc
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染2/4
https://www.youtube.com/watch?v=0_NRz4vnESc
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染3/4
https://www.youtube.com/watch?v=SjINkMMCiT0
チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染4/4
https://www.youtube.com/watch?v=VQezSZ6nh6c
----(要約ここから)---------------
* IAEAの楽観的予想ははずれ、深刻な事態が起きている。
* 小児甲状腺がんが事故4年後から急増。チェルノブイリ型の甲状腺がんは、
通常のタイプに比べて進行が早く、転移しやすい。
* 妊婦の貧血が事故前の10倍に増えた。死産や早産も多く発生。
* 妊婦2千人以上の血液細胞の染色体を検査した結果、被曝量が高い妊婦ほど
染色体異常の程度が大きかった。
* 新生児の先天性異常も、汚染の高い地域ほど増えている。
* 事故処理員たちの間に、心臓病、精神や神経障害、がんが多発。
がんの発病率は一般の人の3倍。4人に1人は、労働不能。
平均死亡年齢は、44.5歳になるだろう。
* 事故処理員は激しい頭痛、心臓や関節の痛み、強い疲労感、脱力感、記憶力低下、
幻覚、幻聴などに悩んでいる。
* 治療の難しい悪性の白血病が増加。
* ベラルーシは国家予算の15%をチェルノブイリ対策に費やしてきたが、経済的負担が
大きいため移住対策をやめて汚染地域に住み続けてもらう方針に変更。
住民に衝撃を与えている。
* 事故10年後でも畑は東京の15倍以上。森は100倍以上の汚染。
* 保健婦曰く、村人の健康状態が事故後、確実に悪化。
* 人々の身体には、食品を通して放射能が入り込んでいる。日本人の25倍くらいの高さ。
* 放射能による長期間の被曝によって、免疫の異常が起き、それが頭痛や疲労感などの
症状を引き起こしているのではないか。
* 血液中の免疫細胞の一つ、ナチュラルキラー細胞の活性が正常な範囲から
大きく外れている人が多い。
* 免疫異常はウイルスや細菌に対する身体の抵抗力を弱め、様々な病気を誘発する。
住民たちの健康状態の変化を、将来にわたって見続ける必要あり。
* 安全な食品は高価なため住民たちは自給自足の生活を続けていかざるを得ない。
* 事故処理員たちの脳に異変。相手の話は理解できるが、うまく話せない。
* 脳は放射線に強く様々な精神症状の原因は主にストレスによるもの、という定説が
覆されつつある。
* 脳に血流が悪いところがある。神経細胞の働きまでが低下。
* 脳に萎縮が見られる。神経細胞がつまっている灰色の部分が健常者よりはるかに少なく、
神経細胞が死んでいる。
* 1ヶ月間、ラットに放射性物質をまぜたエサを与えると神経細胞が死滅した。
* 脳の破壊が様々な精神症状や身体の病気の原因だろう。
事故処理作業中に大量に吸い込んだ放射性物質が、脳にまで入り込み、
まるでミクロの爆弾のように神経細胞を破壊していったと考えられる。
* 作業中に大量に吸い込んだ放射性物質が、血液によって脳の中にまで運ばれ
放射線を周囲の神経細胞に浴びせながら、少しずつ破壊していく。
* 破壊された神経細胞は、元に戻ることはない。脳の破壊が進み、
やがて脳の機能が失われていく。
* 脳の最も外側が破壊されると、知的な作業が出来なくなったり記憶力が低下。
* 特に影響を受けやすいのは視床下部や脳幹など中心部で、ここが破壊されると
食欲・性欲喪失、疲労感や脱力感などが生じる。
* 内臓の働きが悪くなったり、手足の動きをうまくコントロールできないなど身体全体に影響。
* 記憶力低下だけでなく、簡単な計算も間違え一人で買い物も出来なくなる。
* MRIの検査では、計算や思考など創造的な働きを担う前頭葉の神経細胞が死滅。
脳の更に深い部分も同様。これは疲労脱力感の原因か。
* 土壌汚染の少ない地域でも高汚染地域に匹敵する人体汚染がある。
草が放射性物質を吸収、それを食べる牛の牛乳を飲むことによって、汚染が濃縮された。
----(要約ここまで)---------------
20年以上も前にこれだけの被ばく被害と原因がすでに判明していたことに、
今さらながら驚きます。
この番組にくらべたら、先日放映された「被曝の森 2018」などマヤカシ以外の
何ものでもありません。
昨今問題になっている、失神、けいれん、寝落ち、記憶力・注意力低下、粗暴化、
排泄障害などは、おそらくすべて被ばくによる脳の破壊が原因でしょう。
これだけの被害がわかっていながらそれを隠ぺいし、超汚染地域に避難民を帰還させようとする。
これは国家による犯罪であり大量虐殺です。
それに目を閉じ全く報道しないマスコミも同罪です。
福島原発事故による健康被害はない、死者は一人もいないと叫んでいる御用連中は、
この番組を見たらいったい何というのでしょう。
ちなみにバンダジェフスキー博士が逮捕されたのは1999年、この番組取材の後の話です。
このまま被ばく被害が明らかにされると原子力が推進できなくなると危惧したIAEAは、
ベラルーシの独裁者・ルカシェンコ大統領とグルになって博士を逮捕、被ばく研究を
徹底的に潰しました。
番組の中で、住民の一人がこう語ったことが印象的でした。
「私たちは国から見放されたんです。汚染された食品を食べ続けてベラルーシが滅んでも、
地球全体には何の影響もないでしょう。ひとつの民族が消えたという程度ですよ」
"ベラルーシ"を"日本"に置き換えるとそのまま当てはまることに心の底から恐怖と絶望を覚えます。
(関連情報)
「【動画・全内容文字起こし】NHKスペシャル|終わりなき人体汚染〜チェルノブイリ原発事故から10年〜」
(座間宮ガレイの世界 2011/6/7)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65735479.html
「衆議院HPにこっそりアップされている報告書、「チェルノブイリの長い影」の深刻な内容」
(拙稿 2013/1/3)
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/562.html
「チェルノブイリの長い影」 (Dr. Olha V. Horishna 衆議院HP)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf
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