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2017年も若い女性が逃げて行く福島
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2416.html
2018/01/26(金) 19:49:21 めげ猫「タマ」の日記
各年1年間の福島県の20代前半女性の社会的増減を集計すると
2015年 △1697人減
2016年 △1901人減
2017年 △1920人減
で、2年連続で増加しています。2017年も若い女性の福島脱出が続いています。
福島は原発事故によって酷く汚染されました。
※1(2)の数値データを元に(3)に示す手法で1月1日時点に換算
※2 避難区域は(4)による
図−1 原発事故7年目も汚染されたままの福島
図に示す通り広い範囲で国が除染を必要とする毎時0.23マイクロシーベルト(5)を超えています。事故8年目ですが福島は汚染されたままです。若い皆様の反応が気になります。以下に2017年1年間の社会的増減(転入者―転出者)を示します。
※(1)を集計
図―2 2017年1年間の福島県の社会的増減
図に示す通り10代後半と20代前半で社会減(転出者が転入者を上回る事)が多くなっています。2017年1年間の福島の15歳から24歳の社会減を合計すると4,693人になります。は、推計で14,500人です(6)。少し前の12歳の人口は15,600人です(6)。15歳から24歳の社会減の人数はこの3分の1です。20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方には福島から踏み出すか、福島を出るか選択を迫られる時でもあります。そして3分の1の方が福島県外からのスタートを決断したようです。
図−2に示すように福島の社会減は20代前半、特に女性に顕著です。以下に20代前半の各年の社会的増減の推移を示します。
※(1)を集計
図−3 20代前半のの社会的増減
図に示すように20代前半女性の社会減が事故後の7年間、男性の社会減を大きく超えています。改善されるどころか悪化しています。20代前半の社会減を見ると
2015年 △1697人減
2016年 △1901人減
2017年 △1920人減
で、2年連続で増加しています。2017年も若い女性の福島脱出が続いています。
今から5年前の2013年1月1日は福島には49,330人の15〜19歳の女性が住んでました。5年が経ち今年(2018年)1月1日には20〜24歳になっています。今年1月1日時点で20〜24歳の女性は32
,367人です。35%の若い女性がこの5年間で福島を去っていきました。
こんな状態が数年も続けば20代後半の人口にも影響がでます。以下に福島県の20代後半の人口の推移をしめします。
※(1)を集計
図―4 福島の20代後半人口
男性も減っていますが女性はより多く減っています。20代後半女性の人数は
事故直前(2011年3月) 50,530人
今年1月1日 38,116人
で25%減っています。2015年に結婚した福島の女性のうち40.4%、子ども生んだお母さんの30.7%は20代後半です(7)。この世代の女性は結婚し、子供を産む世代です。この世代の女性がいなくなれば、福島の男性は結婚できなくなり、子供が生まれなくなります。以下に福島の赤ちゃん誕生数を示します。
※(1)を集計
図―5 福島の赤ちゃん誕生数
図に示すように2015年以降3年連続で減っています。事故があった2011年には15,677人の赤ちゃんが生まれましたが、前年(2017年)は13,476人で事故時に比べ14%減です。図―4に示すようにお母さんなりそうな女性はもっと減っているので、これからもさらに減り続けませます。
20代後半直前の福島県の24歳の人口を見ると
男性 7,300人
女性 5,900人
で女性が大幅に少なくなっています。図―5に示す様に女性は男性に比べやや少なめ(5%減程度)に生まれますがここまでの開きはありません。福島の女性が成長するにつれ逃げ出した結果です。
福島から若い女性が逃げ出し、男性は結婚できなくなります。子供も生まれなくなります。福島はやがて男と老人の街になり滅んで行きます。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。何処へ行っても歓迎されます。あえて福島に残る必要はありません。
※(8)を引用
図―6 福島の綺麗な女性
それでも、福島県域が生き残る為には女性を引き留めることが「必須」です。でも無理です。
以下に福島県庁の年頭訓示の様子を示します。
※(9)を転載
図―7 福島県庁の年頭訓示
図に示す通り、女性が見当たりません。女性の視点なしに女性を引き留める政策など立案できる訳がありません。これでは福島の皆様は不安だと思います。
福島県が力を入れている畜産物に牛肉があります(10)。「絶品」だそうです(11)。お買い得です(12)。福島県は福島産牛肉は「安全」だと主張しています(13)。でも、福島県いわき市のスーパーのチラシには福島産牛肉はありません。
※(14)を引用
図―8 福島産牛肉が無い福島県いわき市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県いわき市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2416.html
(1)福島県の推計人口(平成30年1月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日〜11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(3)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(4)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(5)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(6)福島県の「戌(いぬ)年生まれ」と「新成人」の人口〜平成30年 新年にちなんで〜 - 福島県ホームページ
(7)保健福祉部関係の統計情報データベース - 福島県ホームページ中の「保健統計の概況⇒第1編概況[PDFファイル/2.42MB]」
(8)ふくしま健民アプリ | ふくしま健民カード | 福島県が新しい健康づくり、応援します!中の「TVCM15秒 箭内夢菜編」
(9)めげ猫「タマ」の日記 2018年、福島の課題、キーワードは「女性」
(10)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(11)絶品!福島牛! | ふくしま 新発売。
(12)「ふくしま復興のあゆみ」を更新しました。 - 福島県ホームページ中の「・第21版 平成29年11月20日 発行 pdfアイコン [PDFファイル/8.8MB]」
(13)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(14)平尼子店 - 新鮮安い食品スーパーマルト
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