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書店に平積みされた「広辞苑」。「先週ごろから注文が増え、きょうも売れ行きは好調」(担当者)という=福島市大町の西沢書店大町店で2018年1月12日午後5時50分、尾崎修二撮影
https://mainichi.jp/articles/20180113/k00/00m/040/096000c
2018年1月12日 20時14分(最終更新 1月12日 22時06分)
国語辞典の代名詞とされる岩波書店の「広辞苑」が10年ぶりに改訂され、12日に発売された。今回の第7版には「ブラック企業」「東日本大震災」など近年定着した言葉や新語約1万項目が追加され、「原発震災」「浜通り」「廃炉」など東京電力福島第1原発事故を機に、広く使われるようになった言葉も新たに掲載されている。
初の「原発担当」設置
広辞苑は1955年に約20万項目を収録した初版が刊行され、第6版までの通算発行部数は約1190万部に上る。改訂の際は編集者がそれぞれの担当分野を持って収録語を決めており、今回は初めて「原発担当」が設けられた。第7版は約25万項目に上っている。
「原発震災」は地震学者の石橋克彦・神戸大名誉教授が97年に使い始めた造語。広辞苑の語釈(用語説明)には「地震を原因とした原子力発電所の事故によって生じる、震災と放射能汚染による複合災害」と記載された。
石橋氏は、岩波書店の雑誌「科学」の97年10月号に掲載された論文「原発震災〜破滅を避けるために」で、地震や津波による原発事故のリスクを指摘した。その後も警鐘を鳴らし続け、事故後は国会に設置された事故調査委員会の委員を務めるなどし、「原発震災」の言葉も広まった。
「安全神話」は広辞苑の語釈に「安全に関する神話。根拠もなく絶対に安全だと信じられていること」と記載され、例文では「原発の安全神話が崩れる」と原発事故を引き合いに出している。
「浜通り」は、福島県内では以前から使われていたが、「日本語として定着したことを見極めて」(岩波書店の担当者)追加された。語釈は「福島県東部の海岸地方の称」。浜通りは原発事故で避難指示が出た双葉郡などがあり、国や福島県は新産業を集積させて復興させるプロジェクト「イノベーション・コースト構想」を進めている。第7版では、このほかに「廃炉」「ベント」「実効線量」「ヨウ素剤」なども追加された。
広辞苑は普通版が9000円で、6月30日までは8500円(いずれも税別)の特別価格。全国の書店で販売されている。
【尾崎修二】
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