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福島第一2号機、溶融燃料確認、取り出しまでの道のりは長い(めげ猫「タマ」の日記)
http://www.asyura2.com/17/genpatu49/msg/356.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 1 月 21 日 09:08:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

福島第一2号機、溶融燃料確認、取り出しまでの道のりは長い
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2410.html
2018/01/20(土) 19:51:26 めげ猫「タマ」の日記


東京電力は1月19日20時半過ぎから会見を開き、福島第一2号機で溶融燃料(デブリ)を確認したと発表しました。2019年度を目標とするデブリ取り出しの初号機選定と工法確定の重要な判断材料とする方針とのことですが(1)、取り出しまでには長い道のりがあります。

 福島第一の1〜3号機は核燃料が溶融しいわゆる溶融燃料(以下デブリと略す)となって溶け落ちました(3)。さらに一部は5重の壁(4)を破り福島の第一を汚染しました。原子炉に残った燃料を覆っているのは5重の壁のうちの最後の一層の「原子炉建屋」のみです。


 ※(3)を引用
 図―1 福島第一2号機

 しかも原子炉建屋は不完全です。原子炉建屋は水漏れし、地下水が流れこんでいます(5)。原子炉建屋の内側は外と繋がっており、内側にあるデブリが外に漏れ出し再び福島を汚染する可能性が否定できません。こうした不安定な状態を解消するにはデブリを見つけ出し取り除くことが必要です。
 東京電力は1月19日20時半過ぎから会見を開き、福島第一2号機で溶融燃料(デブリ)を確認したと発表しました(1)。


 ※(6)を1月20日に閲覧
 図―2 デブリ確認を報じる福島県

 以下に東京電力がデブリとする映像を示します。


 ※(7)を引用
 図―3 福島第一2号機で見つかったデブリ?

 会見によれば
 @多数の燃料棒を格子状に組み上げた四角形の構造物である燃料集合体(8)のハンドルが見える。
 A1979年に起きたスリーマイル島原子力発電所事故(9)で生じたデブリは小石上であるが、小石状のもなが見える。
 を根拠としています。


 ※(1)を引用
 図―4 燃料集合体の「ハンドル」を持って説明する東京電力の会見担当者

 図―3の画像は図―1に示すデブリの内で底(一番下)にあるデブリを撮影したものです。以下に撮影の様子を示します。


 ※(10)(11)にて作成
 図―5 デブリ撮影の様子

 ペデスタルの1部に穴(ペネ)が開いており、そこからカメラを挿入しさらに隅から下にたらしたそうです。カメラの斜め下のおおよそ@の位置を撮ったのが図―3とのことです(1)。この他にも数枚の写真が発表になっています(7)。このうちカメラの真下(図―5のA)の位置を撮った画像を示します。


 ※(7)を引用
 図―6 カメラの真下の様子

これについてNHKは
「今後、今回の調査結果を反映して2号機の具体的な取り出し方法などの検討を進めることになります。」
との論評を報じています(12)。取り出すにはデブリを砕くことが必要です。そのためいはデブリの素性を調査しどのような破砕方法が適当か検討する必要があります。東京電力の調査計画(11)を見る限り、今後の調査計画は無くこの先は不透明です。デブリの確認は一歩前進かもしれませんが、デブリ取り出しまでの道のりは長いと思います。直ぐには取り出せません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 今回の調査で明らかになったのは図―3に示す様のデブリがむき出しなって原子炉建屋の下部に放置されていることです。原子炉建屋は水漏れを起こしています。これではデブリがいつ外に飛び出さないとも限りません。福島の見様は不安だと思います。
 福島を代表する冬野菜の一つにネギがあります。美味しいそうです(13)。福島県郡山市はネギの産地です(14)。福島県福島産ネギは「安全」だと主張しています(15)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産ネギはありません。


 ※(16)を引用
 図―7 福島産ネギが無い福島県郡山市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2410.html
(1)2018/1/19(金) 2号機原子炉格納容器内部調査に関する記者会見
(2)中長期ロードマップ|東京電力⇒中長期ロードマップの進捗状況⇒2017年12月21日(廃炉・汚染水対策チーム会合 第49回事務局会議)
(3)(2)中の【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(18.0MB)
(4)放射能を閉じ込める5重の壁 | 電気事業連合会
(5)原子炉の安定化|東京電力
(6)福島民報
(7)東京電力ホールディングス 写真・動画集| 福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査 〜19日調査速報〜
(8)燃料集合体 - Wikipedia
(9)スリーマイル島原子力発電所事故 - Wikipedia
(10)2018年1月19日 福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査 実施結果(速報)(PDF 480KB)
(11)(2)中の【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(4.55MB)
(12)福島第一原発2号機に燃料デブリと見られる堆積物 | NHKニュース
(13)栄養と美味しさ満点!ふくしまの冬野菜たち! | ふくしま 新発売
(14)郡山市の伝統野菜「阿久津曲がりねぎ」/郡山市
(15)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/173KB]」
(16)イオン郡山フェスタ店


福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査 〜19日調査速報〜
http://photo.tepco.co.jp/date/2018/201801-j/180119-01j.html
2018年1月19日 東京電力




2号機原子炉格納容器内ペデスタルその1


2号機原子炉格納容器内ペデスタルその2


2号機原子炉格納容器内ペデスタルその3


2号機原子炉格納容器内ペデスタルその4


2号機原子炉格納容器内ペデスタルその5


2号機原子炉格納容器内ペデスタルその6


俯瞰カメラの映像1(調査ユニットの吊り下ろし作業)


俯瞰カメラの映像2(調査ユニットの吊り下ろし作業)


PCV外部(X−6ペネ)前での作業


遠隔操作室


現場本部

 撮影日:2018年1月19日
 提供:国際廃炉研究開発機構 (IRID)


【参考配布】
福島第一原子力発電所 2号機 原子炉格納容器内部調査 実施結果(速報)(PDF 480KB)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2018/images1/handouts_180119_08-j.pdf






















福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/roadmap/index-j.html

廃炉・汚染水対策の概要
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/2017/images2/d171221_05-j.pdf


 

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コメント
 
1. 2018年1月21日 11:43:44 : CWnIfIxHJ2 : eb8lqBVXJb0[2]
@ 溶融核燃料は、周辺部より、中心部に、堆積しているはず、何故、中心部の堆積写真はないのか?

A ハンドルと比較すると、堆積物の厚さ、何センチの単位だろう。

スリーマイル原発事故では、核燃料の45%が破損して、圧力容器(格納容器ではない)の底に、19トンの溶融核燃料が、堆積したと、言われている。

それは、中心部で、厚さ45センチ、薄いとこでは、5センチあったと、言われている。

https://en.wikipedia.org/wiki/Corium_(nuclear_reactor)#Three_Mile_Island_accident

B 動画、写真を取るより、もっと大事なことがあったはずだ。

何故、その「燃料デブリ」を、採集しなかったのか?

サンプルに、含まれているウランの量で、それが、東電の指摘する「燃料デブリ」であるか、どうかは、直ぐ分かる。

線量は、測定してるはずだけど、何故、公表されないのか?

C スリーマイル原発事故では、3時間45分後には、水位も、通常に戻った。

水位が、通常に戻ることが、なかった福島原発事故に、スリーマイル原発事故を引き合いに出す、その動機が疑わしい。

D (崩壊熱だけで)、溶融核燃料は、地下800メートル(半マイル)まで、達すると、1973年に証言したのは、米国の専門家、ジョン・ゴフマン博士だ。

> Nuclear Expert: Melted nuclear core could go up to a HALF MILE into earth

1973 KPFA interview of nuclear expert John Gofman, who worked on the Manhattan Project
TUC Radio, host Maria Gilardin
Rebroadcast: June 9, 2012

http://enenews.com/melted-down-nuclear-core-wouldnt-half-mile-earth-nuclear-expert-before-fukushima-audio

E 福島原発において、断続的に臨界が起きている、様々な証拠がある。


2. 2018年1月24日 21:59:00 : P5PnosDCNk : 9UkZqHmMVXY[2]
目処の立たない、格納容器内からの取り出しや、1,2号機プールからの取り出しの進展具合いの話をする前に、
まず、目処が立ってると言ってる、3号機プールからの取り出しの進展具合いの話をしろ!

肝心な、プールの水中の瓦礫撤去の、進展具合いを、未だに発表していないだろう!

http://fukushimadisasternote.1apps.com/
の状態から、少しは進展したのか?
一体、何体、飛散せずにそこにあると目視確認できるようになったのか、発表しろ! 画像を付けて!

燃料取出作業の説明
https://www.toshiba.co.jp/about/press/2016_01/pr_j1801.htm
「燃料取扱設備は、使用済燃料プール内に堆積したガレキを撤去し、燃料を取り出し」
を見ると、
燃料取出し工程では、瓦礫撤去も一緒にやることになってるけど、
まさか、
http://fukushimadisasternote.1apps.com/
の時点で残ってる瓦礫を、わざと未だに全部残したままにして、
燃料取出し工程で撤去することに変更していないだろうな?
作業員に見せないために、ひたすら、瓦礫を残し続けて...


3. 2018年2月01日 10:34:43 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-3478]
2018年2月1日(木)

福島原発事故7年 現場は

構内移動し45分後 線量計が警報音

廃炉はばむ高線量


 東京電力福島第1原発はこの1年間で、ようやく溶け落ちた核燃料とみられる物体が見つかり、核燃料プールから燃料の取り出しに向けた準備も進んでいます。構内では、高線量の中で険しく先の見えない事故収束作業が続きます。事故から7年になるのを前に、現場を取材しました。(唐沢俊治)


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-01/2018020115_01_1.jpg
(写真)全面マスクと防護服で廃炉作業に当たる作業員ら

ドーム屋根設置

 1〜4号機建屋など構内を一望できる高台に登りました。1年間で最も変化したのは、3号機原子炉建屋の上部。核燃料プールから燃料を取り出すため、かまぼこ型のドーム屋根の設置が進んでいます。高台からは、内部にクレーンや作業員らが見えました。

 原子炉建屋の上部は大きく変化した一方で、建屋側面は津波と爆発による損傷が、ほぼ事故当時のまま残っていました。

 3号機の最上階の放射線量は事故直後、最大で1時間当たり約2シーベルト。数時間いただけで死に至り、作業員の被ばく限度(年間50ミリシーベルト)に1分半程度で到達する高線量でした。がれき撤去や除染、遮蔽体の設置などで、現在、ドーム屋根内では1時間当たり1ミリシーベルト以下まで下がりました。

 それでも、作業は1日1〜2時間程度に限定。今回、ドーム屋根に入るだけで、取材の被ばく上限に達する恐れがあり、取材コースからは外されました。

 建屋から約80メートルの高台に十数分間の滞在中、線量計が「ピーピッピッピッ」と鳴りました。東電から渡された線量計は、積算0・02ミリシーベルトでアラームが鳴る設定。構内を移動し始めてから約45分後のことでした。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-01/2018020115_01_1b.jpg
(写真)かまぼこ型のドーム屋根の設置が進む3号機原子炉建屋上部(写真はいずれも代表撮影)

 1号機原子炉建屋は事故で爆発し、現在も最上階部分には曲がった鉄骨が残っています。1月22日から、最上階のがれき撤去を開始。がれき吸引機をつるす大型クレーンが見えました。

 2号機は1月19日の原子炉格納容器内部調査で、底部に燃料集合体の部品が落下しその周囲にデブリ(溶け落ちた核燃料)とみられる堆積物が見つかりました。

 爆発で損傷し無残な姿をさらす1、3号機と異なり、2号機原子炉建屋は一見、健全のように見えます。しかし、東電は「爆発を免れた半面、中の汚染はひどい状態」といいます。建屋内を調査する準備をしています。

作業環境の境目

 「ここがイエローゾーンとグリーンゾーンの境界です」。東電の担当者が言いました。

 1号機原子炉建屋の北西約80メートルの地点。防じんマスク、手袋など比較的軽装で作業できる「グリーンゾーン」は現在、全体の約95%の面積に広がりました。この地点も昨年秋に「グリーンゾーン」に変更されたばかり。

 しかし一歩進めば「イエローゾーン」。防護服などの装備で固めた作業員がすぐ目の前を横切りました。目には見えないはずの“放射線の境界線”を見たような気がしました。

 構内は専用のバスで移動。至る所で放射能汚染水をためているタンク群が見えました。

 2、3号機建屋の間を走行した時、付近では放射線量は1時間当たり200〜300マイクロシーベルト。3号機側に線量計を向けた東電職員は「250、260…」と読み上げました。取材の最高値でした。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-01/2018020115_01_1.html


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