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住宅支援打ち切り7ヵ月、新潟の自主避難者は戻らず。当然です
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2343.html
2017/11/13(月) 19:48:25 めげ猫「タマ」の日記
福島の放射能汚染から逃れるために避難している方への住宅支援が3月31日に打ち切られました(1)。新潟県新潟市は自主避難者が多いとされています(2)。福島県から新潟市へ避難されている方の人数を見ると
3月末 1,320人(借り上げ等710人、自力手配 499人、公営住宅等 1)(4)
9月末 1,147人(借り上げ等 95人、自力手配1,051人、公営住宅等 1)(5)
多くの方が多く方が住宅支援を打ち切り7ヵ月経ても福島に戻ることはありません。事故7年目になりましたが、福島は汚染されたままです。当然です。
なお「借り上げ仮設住宅」は借り上げ等に、公営住宅・雇用促進住宅等は公営住宅等と区分させていただきました。
福島は原発事故によって酷く汚染されました。以下に福島県三春町に放置されている放射性セシウムの量を示します。
※計算方法および元データは(6)による。
図―1 福島県三春町の放射性セシウム量
図に示す様に事故から6年半が経過しましたが、事故直後に比べ殆ど減っていません。以下に福島県三春町の除染の進行状況を示します。
※(7)を集計
図―2 福島県三春町の除染状況
図に示しように同町の除染はほぼ終了しています。除染は終ったのに事故によってばら撒かれた放射性セシウムはばら撒かれたままです。事故から7年近くが経過しましたが、汚染状況は殆ど改善されています。これは三春町だけでなく、福島全体に言えることと思います。
事故後に福島から多くの方が避難されました。以下に推移を示します。
※(9)を集計
図―3 福島からの県外避難者数
図に示す通り福島への帰還が進んでいるとは言えない状況です。ピークには62,831人(2012年3月)の方が福島から避難していますが(9)、今も5割を超える34,687人の方が県外に避難しています(10)。
福島では原発事故後に若い女性の脱出が続いています。事故から7年目になっても解消しません。
※(11)を集計
図―4 事故7年目7ヶ月間(2017年3-9月)の福島県の社会的増減
若い女性が去っていけばママになる人もいなくなり、赤ちゃんが生まれなくなります。福島は男と老人だけでになってしまいます。
子供の避難傾向をみると自主避難と避難地域からの避難では大きく異なります。
※1(12)を集計
※2 避難区域の設定履歴は(13)にり、飯舘村、楢葉町、冨岡町、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村は避難区域に、川俣町、田村市、南相馬市、川内村は1部避難区域に、それ以外の市町村は避難区域外に分類
図―5 避難元・避難先別の子ども避難者数
福島県の少子高齢化対策には子供避難の大部分が県外避難の自主避難者に圧力を加え帰還させるのが有効な対策です。そんな訳でしょうか?3月末に福島は「安全」だとして自主避難者に対する住宅支援を打ち切りました(1)。でも図―1に示す様に福島は汚染されたままです。
新潟県への避難者数は2,740人で東京、埼玉、茨城についで4位です(10)。新潟県は市町村別・居住形態別の避難者数を発表しています(3)。新潟の都市規模からいえば新潟市、長岡市、上越市ですが(14)、福島からの避難者は新潟市と柏崎市に集中しています。柏崎市には福島と同じく東京電力の原子力発電所があり(15)、福島からの避難者の9割以上が避難区域内からに避難者です(16)。突然の事故で急に古里を追われた避難者が原発繋がりで新潟県柏崎市に逃げてきたのでしょうか?一方で新潟市は自主避難者が多いとされています(2)。以下に福島から新潟市への避難者数と居住形態を示します。
※1(3)にて作成
※2 「借り上げ」は「借り上げ仮設住宅」、「自力手配」はその他(親戚・知人宅等)、「その他」は「公営住宅・雇用促進住宅等」に区分
図―5 福島から新潟市に避難された方の居住形態
福島県から新潟市へ避難されている方の人数を見ると
3月末 1,320人(借り上げ等710人、自力手配 499人、公営住宅等 1)(4)
9月末 1,147人(借り上げ等 95人、自力手配1,051人、公営住宅等 1)(5)
で、多く方が住宅支援を打ち切り7ヵ月経ても福島に戻ることなく借り上げ等から自力手配(多分、自分でアパートを借りる)に移行しています。図―1に示すように福島の汚染は改善されていません。改善の見込みもありません。当然のことです。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください 。
福島の汚染は継続しているのに、福島は安全になったとして、自主避難者への住宅支援が打ち切られました(1)。福島では安全であろうとなかろうと「安全」が喧伝されます。(=^・^=)は不安なので「買わない」「食べない」「出かけない」のフクシマ3原則を決めています。でもこれって(=^・^=)だけではないようです。でも、これって(=^・^=)だけではないようです。
福島県福島市ではリンゴの盗難防止広報パトロールがはじまりなした(17)。福島県福島市はリンゴの季節です。同市のリンゴは甘みが強く、密入りが良いそうです(18)。福島県は福島産リンゴは「安全」だと主張しています(19)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
※(20)を引用
図―6 福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2343.html
(1)東京新聞:住宅支援は「命の問題」 福島県、きょう打ち切り 自主避難者なおSOS:社会(TOKYO Web)
(2)中山 均 - 【12/21 新潟市災害対策議員連盟、避難者支援策に関し市長要望】... | Facebook
(3)新潟県:県外避難者の受入状況をお知らせします
(4)(3)中の平成29年3月31日現在の県外避難者受入状況(PDF形式 91 キロバイト)
(5)(3)中の平成29年10月31日現在の県外避難者受入状況(PDF形式 93 キロバイト)
(6)めげ猫「タマ」の日記 ばら撒かれた放射性セシウムの6割が残ったままの福島県二本松市
(7)福島県 三春町|除染実施区域(市町村除染)の概要・進捗|除染情報サイト:福島県・環境省
(8)県外への避難者数の状況 - 福島県ホームページ
(9)(7)中の「県外への避難状況の推移 [PDFファイル/207KB](29.10.30更新)」
(10)(7)中の「県外への避難者数 [PDFファイル/112KB](29.10.30更新)」
(11)福島県の推計人口(平成29年10月1日現在)を掲載しました。 - 福島県ホームページ
(12)東日本大震災に係る子どもの避難者数調べ - 福島県ホームページ中の「•平成29年4月1日現在 [PDFファイル/243KB] 」
(13)避難区域見直し等について - 福島県ホームページ
(14)新潟県 - Wikipedia
(15)発電所の概要|柏崎刈羽原子力発電所|東京電力
(16)柏崎市の広域避難者支援と 「あまやどり」の5年間 - 新潟大学
(17)リンゴ盗難防ぐ 福島で広報パトロール開始:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(18)特産品情報 | 地区別くらし情報 福島地区 | JAふくしま未来
(19)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(20)ヨークベニマル/お店ガイド
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