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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月4週)―福島産クリから基準超のセシウム、出荷制限はありません―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-asyuracom-2295.html
2017/09/27(水) 19:48:09 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。9月4週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム汚染食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数 944件中2件の基準超え
A平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大130ベクレル(静岡県産アンズタケ)。
※1 牛肉を除く
※2 単位については(5)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2017年9月4週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値(6)超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
今週のデータを解析すると、福島産は
@福島産クリから基準超のセシウム、出荷制限はありません
A福島県いわき市産ミョウガからセシウム、福島県の検査はND
B無検査サルナシを食べさせれたお猿さん
との特徴があり、およそ「安全」が担保できるもではありません。
1.福島産クリから基準超のセシウム、出荷制限はありません
福島県いわき市産クリから基準値(6)を超える1キログラム当たり110ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(8)。以下に推移を示します。
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは収穫日
図―2 いわき市産クリの検査結果
図に示す通り、一昨年、昨年と最大での1キログラム当たり60ベクレル程度でしたが、今年は上昇し基準値超えです。それでも出荷制限はありません(9)。福島県は
「平成29年9月19日にいわき市で採取したクリについては、110Bq/kg検出されましたが、<略>出荷自粛要請は、当該生産者のみとなっています。 」
と説明しています(10)。
厚生労働省は
「食品の安全・安心を確保するため、放射性物質についての新しい基準値を設定し、安全な食品が流通するよう、検査を続けています。」
と主張していますが(6)、基準超えが見つかっても出荷制限がされないようでは「安全」は担保できません。
福島産は上昇し基準値超えを起こす事がありますが、出荷制限はありません。出荷自粛も限定的です。
2.福島県いわき市産ミョウガからセシウム、福島県の検査はND
厚生労働省は福島県いわき市産ミョウガから同市の検査でセシウムが見つかったと発表しました(11)。福島県の検査結果が気になります。
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 凡例は検査先
※4 日付けは収穫日
図―3 いわき市産ミョウガの検査結果
図に示しように福島県いわき市の検査ではそこそこセシウムが見つかっていますが、福島県の検査では2014年度以降は全数が検出限界未満(ND)です。いわき市の検査が高くでるか福島県の検査が低くでるかです。いわき市は福島県沿岸部南部にあり南を茨城県と接しています。以下にスズキに検査結果を示します。
※1(1)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 淡水は除く
※4 日付けは検査日
図―4 スズキの検査結果
図に示す通り、茨城産はおろかその先の千葉産からもセシウムが見つかっていますが、いわき市産は厚生労働省の発表(1)を数えると35件連続して検出限界未満(ND)です。汚染源に近い福島県いわき市産スズキのセシウムがお隣の茨城やその先の千葉産より低くでるなどおかしな話です。
スズキ等の福島産農水産物の出荷前検査を実施しているのは厚生労働省の発表(1)によれば全て福島県農林水産部に所属する福島県農業総合センターです(12)。中立性に疑問があります。
福島産は他より低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。
3.無検査サルナシを食べさせれたお猿さん
福島県玉川村の特産品にサルナシがあります(13)。今年も収穫の最盛期となりました(14)。今年はPR動画を撮影するためにお猿さんに食べさせたそうです(15)。
※(16)をキャプチャー
図−5 福島県玉川村産サルナシを食べるお猿さん
検査されているか心配です。厚生労働省の発表や、福島県が運営するデータベース(16)で調べたのですが、検査結果が出て来ません。
お猿さんは無慈悲にも、無検査サルナシを食べされました。
福島県は「安全な農林水産物を提供するため、福島県がモニタリング検査を実施する」と主張すていますが、とんでもないデマです。
福島産は検査されていなくても、検査されて「安全」として出荷されます。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・基準値超えを出荷制限される事がなく「出荷」が継続される福島産
・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
・検査していなくても、検査で「安全」が主張される福島産
福島の皆様は不安だと思います。
福島を代表する夏野菜にピーマンがあります(17)。9月ですがまだ楽しめます(18)。福島県二本松市は福島の主要なピーマン産地です(19)。福島のピーマンは生食でも味わい良く、加熱すると柔らかくなり、独特のにおいも和らぐ風味の良いそうです(17)。福島県は福島産ピーマンは「安全」だと主張しています(20)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産ピーマンはありません。
※(21)を引用
図―6 福島産ピーマンが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-asyuracom-2295.html
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1052報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(9月3週)―岩手県でセシウム汚染食品が市場流出、安倍出戻り内閣は8日間発表しません―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:781KB)」
(8)(7)中のNo391
(9)(3)中の「(参考3)⇒原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限等(PDF:378KB) 」
(10)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(11)(7)中のNo468
(12)農林水産部 - 福島県ホームページ
(13)玉川村の特産・名産|福島県玉川村
(14)玉川村の特産 “サルナシ”収穫最盛期 | NNNニュース
(15)サルナシ名前通り 「おいしさのあまりサルが食べちゃう」 | 県内ニュース | 福島民報
(16)Nスタふくしま20170926 TUFchannel
(17)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「果物、サルナシ、玉川村」で9月27日に検索
(18)夏 | ふくしまの野菜 | JA全農福島
(19)福島県の旬(出回り時期) 野菜編
(20)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ中の「やさい編 [PDFファイル/178KB]」
(21)2017年9月24日(日)発行の鎌倉屋折込チラシ
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