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食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月4週)―宮城産クロダイ・マゴチからセシウム、福島産は全数ND―
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2017/06/28(水) 19:48:22 めげ猫「タマ」の日記
食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。6月4週中の食品中の放射性セシウムの検査結果が発表になったので(3)、まとめてみました。お買い物のの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかりセシウム入り食品が見つかっています(4)。牛肉を除く検査結果の概要は以下の通りです。
@検査数1,212件
A平均は、1キログラム当たり2ベクレル、最大72ベクレル(群馬県産イワナ)。
基準超はありませんが、今週のデータを解析すると
・宮城産クロダイ・マゴチからセシウム、福島産は全数ND
・福島はミニトマトの安全宣言、伊達産は検査されていません。
・上昇する西会津町産乾しゼンマイのセシウム
等の特徴があり、およそ「安全」とは言えません。
1.宮城産クロダイ・マゴチからセシウム、福島産は全数ND
宮城県産クロダイがらセシウムが見つかったと発表がありました(8)。福島産が気になります。以下に検査結果を示します。
※1(1)の内詳細検査分を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
※3 日付けは捕獲日
図―1 クロダイの検査結果
図に示すように宮城だけでなく茨城産のクロダイからセシウムが見つかっていますが、福島産は全数が検出限界未満(ND)です。同様に宮城県産マゴチからもセシウムが見つかったと発表がありました(9)。以下に検査結果を示します。
※1(1)の内詳細検査分を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
※3 日付けは捕獲日
図―2 マゴチの検査結果
図に示すようにクロダイ同様に福島産は全数が検出限界未満(ND)です。クロダイにしてもマゴチにしても、海は繋がっているのに福島だけでが全数検出限界未満(ND)などおかしな話です。クロダイにしてもマゴチにしても福島産農水産物を検査すているのは福島県農林水産部に属する福島県農業センター(10)です。中立性に疑問があります。
福島産は他よりも低く出る検査で「安全」とされ出荷されます。
2.福島はミニトマトの安全宣言、伊達産は検査されていません。
福島のミニトマトのシーズンが6月末からのようです(11)。これに合わせてでしぃうか?福島県は福島産ミニトマトの安全宣言をしました(13)。
※(13)を引用
図―3 ミニトマトの安全宣言をする福島県
福島・伊達もミニトマト(チェリートマト)(14)の生産者がいるので(15)ミニトマトの産地です。この辺りには福島盆地を構成し、モモもの産地でもあります(16)。以下に福島盆地と伊達を示します。
※1(17)のデータを元に(18)に示す手法で6月1日に換算
※2 避難地域は(19)による。
※3 福島盆地は(20)、相馬地方は(21)による。
図―4 伊達市・福島盆地と相馬地方
図に示す様に福島・伊達地区では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超えた(22)地域が広がっています。以下に伊達地区が属する福島盆地の各年6月〜翌年5月の葬式(死者)数を示します。
※1(23)を転載
※2 震災・津波犠牲者は行方不明者を含み関連死を含まず。
図−5 福島盆地の葬式(死者)数
図に示す通り、事故後に増加し
事故前 (2009年6月から10年5月)3,909人
近々1年(2016年6月から17年5月)4,350人
で、11%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら0.0001%です。偶然を言うには無理があります。
一方で避難地域であった飯舘村を除く相馬地方では
事故前 (2009年6月から10年5月)1,434人
近々1年(2016年6月から17年5月)1,436人
で、ほぼ0%で殆ど増えていません(23)。
福島のミニトマトは汚染され・葬式が増えたままの福島・伊達で作られています。確り検査して欲しいと思います。福島県の今年の検査結果を探したのですが(1)(24)出て来ません。
福島産は汚染が酷い産地を避けた検査で「安全」とされ出荷されます。
3.上昇する西会津町産乾しゼンマイのセシウム
福島県西会津町産乾しゼンマイから基準値に近い(6)1キログラム当たり64ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(25)。以下に推移を示します。
※1(1)の内詳細検査分を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからないと)を示す
※3 日付けは製造日
図―6 福島県西会津町産乾しゼンマイの検査結果
図に示す通り上昇しています。
福島産はセシウム濃度が上昇する物があります。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
・他所より低くでる検査で安全とされる福島産
・セシウム汚染が酷い産地を避けた検査で安全とされる福島産
・セシウム濃度が上昇する物がある福島産
福島の皆様は心配だと思います。
6月も下旬を過ぎ福島はミニトマトのシーズンです(11)。福島のミニトマトは果肉が厚く、糖度の高いそうです(14)。本文に記載の通り福島伊達はミニトマトの産地です。福島県は福島産ミニトマトは「安全」だと主張しています(13)。でも福島県伊達市のスーパーのチラシには福島産ミニトマトはありません。
※(26)を引用
図―7 福島産ミニトマトが無い福島県伊達市のスーパーのチラシ
当然の結果です。(=^・^=)も福島県伊達市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)モニタリング検査結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)食品中の放射性物質の検査結果について(第1039報) |報道発表資料|厚生労働省
(4)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月3週)―基準超のコシアブラが流通、これで今年度は12件目―
(5)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(3)中の「1 自治体の検査結果⇒検査結果(PDF:7,489KB) 」
(8)(7)中のNo4159
(9)(7)中のNo5108
(10)農林水産部 - 福島県ホームページ
(11)特産品情報 | 地区別くらし情報 福島地区 | JAふくしま未来
(12)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(13)(11)中の「トマト・ミニトマト [PDFファイル/199KB]」
(14)特産品情報 | 地区別くらし情報 安達地区 | JAふくしま未来
(15)トピックス | JAふくしま未来
(16)めげ猫「タマ」の日記 事故6年目も葬式が増えたままの果物作りが盛んな福島盆地、相馬は別
(17)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成28年9月14日〜11月18日測定) 平成29年02月13日 (KMZ, CSV)」
(18)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2016年)
(19)区域見直し等について - 福島県ホームページ
(20)福島盆地 - Wikipedia
(21)相馬地方広域市町村圏組合
(22)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(23)めげ猫「タマ」の日記 福島の葬式はモモ主産地で11%増、キュウリ主産地で8%増、相馬は別
(24)農林水産物モニタリング情報 - ふくしま新発売。を「ミニトマト、ミニトマト(施設) ⇒伊達市、桑折町、国見町」で6月28日に検索
(25)(3)中の「2 緊急時モニタリング又は福島県の検査結果⇒検査結果(PDF:837KB) 中のNo427」
(26)リオン・ドール スーパーマーケット お得情報満載
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