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中国の多次元貧困脱却扶助は世界の前頭を行く
発表時間:2017-09-18 |
著者:陳宗勝 | 出所:「人民日報」(2017年8月16日)
中国の多次元貧困脱却扶助はすでに世界の前頭を行っている。長い間、国際社会はずっと単一の所得あるいは消費指標で貧困を測って来た。だが実践において人々が次のことを発見した。所得あるいは消費は貧困の一面しか反映できない。ノーベル経済学賞受賞者アマルティア・セン( Amartya K. Sen)は「多次元貧困」理念を出した、貧困は単一次元の所得足りないだけではなく、更に重要なのは教育、衛生、飲用水などの基本サービスを獲得する能力がないのである。その後、多くの学者は多次元貧困の測定方法と審査基準を探求し始めた。ここ数年、国際上は更に「多次元貧困」を貧困を測り、評価・判定する現代的新しい標準とした。我が国の貧困脱却扶助開発する過程を振りかえって次のことを容易に発見できる、我が国は明確な多次元貧困脱却扶助の標準が公表されていないが、実践の中で展開されたのが正に多次元貧困脱却扶助であった上、各国にとって参考になる成功した豊富な経験を積み重ねた。
我が国の貧困脱却扶助の目標は所得の向上、生活の質的向上などの多次元標準を含む。早くも1986年から国務院貧困地区経済開発指導者グループ(国務院扶貧開発指導者グループの前身)が成立する時、所得増、教育水準の向上、医療衛生条件の改善、財政収入の増加など、多くの角度から貧困削減を推し進めることを明確に打ち出した。1994年に実施された「国家『八・七』貧困脱却扶助・難関突破計画(1994―2000年)」は、7年かけて貧困大衆の衣食問題を解決するとともに、彼らの教育、文化、医療衛生とインフラ施設の立ち後れた状況を改めるように援助すると提起した。2001年実施された「中国農村貧困脱却扶助開発綱要(2001―2010年)」では次のように要求し、貧困層の生活の質と総合的な素質を高め、貧困地区の経済、社会、文化の立ち後れた状況を逐次改善する。2011年実施された「中国農村貧困脱却扶助開発綱要(2011―2020年)」の規定では、2020年まで貧困脱却扶助対象者の衣食が心配なく、義務教育、基本医療と住宅を保障するなどの目標を安定的に達成すべきである。2015年、習近平同志は的確な貧困脱却扶助に関する重要講話の精神の指導する下、わが党は的確な貧困脱却扶助の取り組みのトップダウン設計を制定し、多角度から的確な貧困化の原因を探して、多次元から貧困脱却扶助堅塁攻略を展開する。明らかなことに、改革開放から40年近く、我が国の貧困脱却扶助目標は一貫して貧困人口の所得向上に限っていないし、所得、教育、医療衛生、文化などの多次元をふくんで、その内容を絶えず豊かにした。
我が国の貧困脱却扶助の主体は財政、民政、医療衛生などが多くの部門と機関を含む。各相関部門が協調を強化し、それに共同に参与してこそ、効果的に多次元貧困脱却扶助を展開することができる。教育部門は教育資源不足の問題を解決し、医療衛生部門は病気による貧困化問題に対応し、金融部門は生産・生活の融資難を処理し、電力・水、商工業、文化とエネルギー部門は貧困人口の生活の質に関連する問題を解決する。我が国が国務院貧困地区経済開発指導者グループが成立した当初、その構成員が農業、教育、衛生、財政などの多数の政府部門を含むと定めた。2015年まで、国務院扶貧開発指導者グループの成員はすでに政府部門、金融機関と社会機構を含める40余りに増えた。その外に、我が国は中央が統一に計画し、省がすべての責任を負い、市県がその実行に移す仕組みに取り組むと確定し、また東西部の協力と党・政府機関、部隊、人民団体、国有企業特定貧困地区支援仕組み、責任分担が明確で、責任がはっきりしており、任務は遂行する人に、評価査定を徹底する。これは正に多次元貧困脱却扶助する生き生きとしている体現であり、社会主義制度が力を集中し大事業を成し遂げる優位性を明らかに示している。
我が国の貧困脱却扶助の方法には産業開発、社会保障などを含む。数十年来、我が国は多種の的確な、実効のある貧困脱却扶助の方法を総括し、積み重ねた。特にここ数年来、的確な貧困脱却扶助という思想の指導下で、より積極的効果な貧困脱却扶助措置を形成した。的確に貧困家庭を識別し、多次元から貧困化原因とその実態に対する分析を踏まえ、各省・自治区が具体的状況によって生産を発展させて貧困脱却助成を行ったり、転居による貧困対策を取ったり、生態補償による貧困脱却扶助したり、教育の発展により貧困脱却させ、社会保障で最低ラインを守る「5つに仕分けた」プロジェクトを実施して、扶助対象を的確に定め、プロジェクトを的確に実施し、資金を的確に運用し、対象者に的確に措置を講じて、村によって的確な人員を派遣し、的確に貧困脱却扶助を行い成果を得て、効果的に「誰を扶助するか、誰が扶助するか、如何に扶助するか、如何に退出するか」の問題を解決した。
正に多次元貧困脱却扶助を長期にわたって堅持し他結果、我が国の貧困脱却扶助開発事業は世を驚かす偉大な成果を得た。改革開放から40年近く、我が国の農村における貧困人口が7億余り減少し、世界の貧困人口の70%以上を減らした。2013年〜2016年、我が国は4年連続年度貧困脱却した人口数は1200万を上回って、累計貧困脱却した人口数は5564万人、貧困発生率は2012年末の10.2%から2016年末の4.5%に下がった。これは、つぎのことを十分に表している。国際社会がまだ多次元貧困に対して理論探求を行っている時点で、わが党はすでに実践中で多次元貧困脱却扶助の新事業を開始した。
(作者、南開大学教授)
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