http://www.asyura2.com/17/china11/msg/644.html
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※関連参照投稿
「中国反腐敗、紅二代に波及 党大会へ権力闘争か:標的はトランプ氏当選直後に保有ホテルで会食した安邦保険集団呉小暉董事長」
http://www.asyura2.com/17/china11/msg/619.html
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消えた中国保険の創業者
派手な買収主導、規制強化で逆風[日経新聞]
中国の保険大手、安邦保険集団の呉小暉董事長はわずか数カ月前、ニューヨークでより高い格付けを得ようと働きかけていた。最近は姿を目撃されておらず、中国当局に拘束されたとみられる。同社は今月「(呉氏が)個人的な理由で職務を果たせなくなった」と発表した。
呉董事長の買収戦略に透明性が欠けていた面も(3月、中国・海南島)=AP
安邦は2014年10月、米名門ホテル「ウォルドーフ・アストリア・ニューヨーク」を19億5000万ドル(約2100億円)で取得すると発表した。以後も人民元建ての資金を担保に海外買収を繰り広げてきたが、一連の動きに終止符が打たれた。
中国からの資金流出を阻むような非公式の措置により、安邦の取引の手法は難しくなっていた。高リスクの、保険を使う理財商品が規制されたのも痛手だった。
安邦を設立した呉氏は、政界や規制当局の人脈を生かして国内に企業帝国をつくり、その後海外で投資するという新世代の中国人起業家の一人だ。ほかには複合企業の海航集団(HNAグループ)の陳峰董事長や投資会社、復星国際の郭広昌董事長らがいる。
この2社は、海外での株式上場と銀行借り入れで、海外買収の資金を調達してきた。このため「大きすぎてつぶせない」存在になった。復星の郭氏は15年12月、連絡を絶った。上海で共産党の規律に関わる捜査に巻き込まれたとみられるが、4日後には姿をみせた。
復星の債権者が、政府に釈放を訴えたためでもある。債権者は、復星が債務を返済できなくなれば、すぐ自分たちに波及すると主張した。同じような懸念から、海航も生き延びる可能性が高い。
呉氏は復星や海航ほど多額の銀行借り入れがない。一方、中国本土以外での資金調達手段が少なかった。とりわけ、海外での株式上場に必要な透明性に欠けていた。
呉氏が規則に無頓着だったことも、規制当局と対立する原因になった。例えば16年、米スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドを約130億ドル以上で買収しようとして失敗した。中国で規定される1回の海外資産の買収額の上限を超えていたという。
呉氏のライバルからは、同氏が入札参加者としての信頼に欠けるため、海外資産の購入時に高いプレミアムを上乗せしなければならなくなるという苦情が相次いだ。ある規制当局者は最近、「安邦は悪名高い企業だ。急成長し過ぎで経営不在だ」と述べた。
呉氏は最終的に2つの力の犠牲になった。資本流出を規制するという政府の決意と、もう一つは悪意に満ちた政治だ。呉氏は習近平国家主席の側近の一部との間にも溝ができたらしい。呉氏は中国の最高指導者だったケ小平氏の姻戚とされるが、ケ氏の孫娘にあたる妻とは数年にわたり別居しているという。
呉氏の運命がどうなるかは分からず、安邦が創業者なしに生き残れるかも定かでない。ある北京の関係者は、呉氏は解任され、安邦の事業は段階的に縮小されるとみる。大規模な抗議デモを回避するため、同社の商品の保有者が補償を受けられるのは確実だが、事業については中国人寿保険や中国平安保険といった同業他社と統合される可能性もある。
(Nikkei Asian Reviewコラムニスト ヘニー・センダー)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18078300U7A620C1EA4000/?dg=1
- 〈FT特約〉中国の保険大手失墜 海外M&Aの実態不透明 あっしら 2017/6/26 03:37:44
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