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12日、日本人が日常生活のさまざまな場面で見せる「感謝の気持ち」について、光明日報は「感謝することを教える日本の教育」をテーマとする文章を掲載した。資料写真。
どんなことにもお礼を言う日本人…、日本には「感謝することを教える教育」があふれている―中国紙
http://www.recordchina.co.jp/b180989-s0-c60.html
2017年6月13日(火) 21時50分
2017年6月12日、日本人が日常生活のさまざまな場面で見せる「感謝の気持ち」について、光明日報は「感謝することを教える日本の教育」をテーマとする文章を掲載した。
筆者はまず、日本人が小さなことにも頭を下げてお礼を言うことを取り上げ、「日本で暮らしていると日本人のこの特質は一体どこから来るものなのか考えてしまう」と語る。
これに続けてつづったのが幼い頃に始められる「教育」だ。筆者は一例として幼稚園で開かれる誕生日会を挙げ、「子どもたちはこのような行事を通じて生命について少しずつ理解していく。生まれること、成長することの大変さが分かり、両親が自分のためにしてくれたこと、両親の自分への期待を知るようになる。これは親子の距離を縮めるだけでなく、親に感謝の気持ちを持つよう子どもに教えることにつながるのだ」と指摘。さらに「日本人には『幼い頃から感謝すること、命を大切にすることが分かっている子どもは大きくなってから変なことはしない』という考え方がある」とも紹介する。
筆者はまた、日本の児童用書籍に「感謝」をテーマにしたものがたくさんあることや、ランドセルを持つのを手伝おうとした小学生が「ありがとうございます。でも先生と母に『自分でできることは自分でしなさい』と言われました」と答えたとのエピソードを披露。この小学生は手伝いを断ると同時に、「他人に迷惑をかけないことが他人に対する最大の感謝」と伝えてきたという。
文章によると、中国でも子どもに感謝の気持ちを教えることは重要視されているようだ。これについて、筆者は「言葉より行動。日本人は『自分ができないことを子どもに求められない』ということを深く理解している」と説明する。ここでは食事前の「いただきます」に着目し、「この簡単な言葉には二つの深い意味がある。一つは食事を作ってくれた人への感謝。もう一つは食べ物に対する感謝」と解説、「日本のレストランでは大人のまねをして『いただきます』と手を合わせる子どもの姿を見掛けることだろう」と指摘する。
このほか、筆者は日本人が日常的に小さな手土産を用意することにも触れ、「日本人は日常の付き合いの中でこうやって自身の感謝の気持ちを伝えようとする。これも子どもにとっては教育の一つだ」と評価。「引っ越ししてきた隣人が贈り物を持ってあいさつに来た。私にとっては初めての出来事。私はお返しに中国の茶葉を贈った」との実体験も紹介し、「こんな日常的なことからからも感謝について学ぶことができる」「日本式の教育は見守られた環境の中にある子どもに愛情とは何かを分からせ、そして感謝すること、恩に報いることを理解させるものなのだ」と締めくくっている。(翻訳・編集/野谷)
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