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(回答先: 資本主義というのは労働者が気付かない様に利子の形で富を資本家に移す巧妙な仕組み 投稿者 中川隆 日時 2020 年 5 月 11 日 10:37:26)
>なぜMMT論者が社会主義な経済体制を受け入れられないと考えているのか教えていただけますでしょうか。
国の全資産の実態価値とマネーサプライの名目値は同じで、株価時価総額とGDPもほぼ同じになります。
金融緩和でマネーサプライが倍になれば貨幣価値は半分になりますが、株価は企業の実態価値を反映しているので、株価は倍になります。GDPも自国通貨建てで倍になります。
しかしもちろん、GDPや株価が倍になっても実体価格は変わりません。
外資が上がった株を売れば、それだけ日本の資産が海外に持ち去られて日本は貧しくなります。国内の投資家が上がった株を売ってもその儲け分だけ国の資産は減少します。相場はゼロサムですから、誰かが儲けたら同じ額だけ国が損します。
つまり、日経平均株価が上がれば上がる程、日本は貧しくなるのです。
それが日銀が外資の命令で必死に株価を上げている理由ですね。ここで問題なのは、貨幣価値が半分になっても労働者の名目賃金はあまり上がらないのです。
つまり、金融緩和すると労働者への資金分配が半分になって、差額は銀行、保険会社 つまり資本家に移転してしまうのです。資本家は景気が悪くなれば投資しないのっで、抱え込んだ金は死蔵されて内需が冷え込みます。従って物価が上がる筈がないのですね。本来、デフレを脱却したければ利子が付かない政府紙幣を大量に発行して、実質賃金が半分になった労働者にベーシックインカムみたいな形でばらまくしかないのです。
しかし、そういう政策は社会主義政策そのものなので、資本主義社会では受け入れられません。
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