http://www.asyura2.com/17/ban7/msg/627.html
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(回答先: 塩原温泉 混浴露天風呂 不動湯・岩の湯 投稿者 中川隆 日時 2020 年 5 月 07 日 09:50:08)
北茨城市 湯の網温泉 鹿の湯松屋
湯の網温泉 鹿の湯松屋 - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=+%E6%B9%AF%E3%81%AE%E7%B6%B2%E6%B8%A9%E6%B3%89%E3%80%80%E9%B9%BF%E3%81%AE%E6%B9%AF%E6%9D%BE%E5%B1%8B
湯の網温泉 鹿の湯松屋
http://www.jsdi.or.jp/~yunoami/
茨城県北茨城市関南町神岡下1435
電話 0293-46-1086
入浴料:500円
営業時間・期間 8:00〜19:30
アクセス
JR常磐線大津港駅からタクシーで7分
常磐自動車道北茨城ICから国道6号をいわき方面へ約10km
駐車場 30台(無料)
湯の網温泉 鹿の湯松屋 - 北茨城|ニフティ温泉
https://onsen.nifty.com/kitaibaraki-onsen/onsen000993/
開湯500年余 伝説の鉱泉
湯の歴史は文明年間に始まり、約500年前からと言われています。傷ついた鹿が湧き出る泉で治しているのを里人が見て、この霊泉を「鹿の湯」と名付けたと言う伝説の鉱泉です。効能:神経痛・リウマチ・胃腸病の他神経症等、心身の疲れと痛みを癒してくれます。湯の色はやや赤茶色をしており、体の芯まで良〜く暖まります。日帰り入浴=1日(10:00〜16:00)1500〜2000円 食事の持込可。立寄り入浴=1回 500円
http://web.mytrip.net/portal/my/onsen_pic_page.main?f_no=14328
ストレス解消に伝説の鉱泉
湯の網温泉 鹿の湯松屋は、海まで車10分、のどかな里山の一軒宿です。
500年の歴史ある霊泉は、傷ついた鹿が湧き出る泉で治しているのを里人が見て、この霊泉を「鹿の湯」と名付けたと言う伝説の湯です。
良く温まり、疲れ痛みを和らげてくれるともっぱらの評判。泉質は単純炭酸鉄泉。
また神経痛、リウマチ、胃腸病、等にも大変良いといわれています。渋めの温泉です。見るだけでも、身体に効きそうですね。
キンキの塩焼きが評判の宿
お魚のキンキです。これがかなり旨いらしく、骨意外なすべて食べられるとか。 魚好きにはたまりませんよね〜
このキンキが食べられる一番安いプランが、かにもきんきも食べられる(ズワイガニ)にごり湯プランです。 大人1名 8,400円〜というから、お安く泊まりたい人にも、気になりますよね。
おまけに朝夕部屋食ですし、貸切風呂もあります。 お風呂に家族で入って、ビールを飲みながら、魚をつつく。最高なひと時です。
一番グレードの高い舟盛(鰹か秋刀魚)ときんきの塩焼きプランでも、大人1名9750円〜ですので、魚好きには、もうたまりません。
http://family-traveling.com/
湯の網鉱泉 鹿の湯松屋
神経症、ヒステリーなどに効能があると言われるこのお湯は、鉄錆色のお湯で,レトロな風呂場のタイル画と合わせて味わい深いものです。
この宿は、大津港に近く、冬場の鮟鱇鍋を始め、地場の魚料理が有名で宿の名物となっており、女将の気遣いを感じる静かな宿です。
神経症、ヒステリーなどに効能があるというここのお湯は、鉄錆色のお湯です。 浴槽がポリのため、すこし寂しいのですが、お湯の色がその分をカバーしてくれました。 効能書きにも「脳」という文字がはっきりとかかれております。
宿の前の看板には、炭酸水とも書かれていたので、泡を期待したのですが、循環湯のためか、泡が体につくことはありませんでした。
入浴後、ちゃんとお茶のサービスがあったのはうれしく、気遣いを感じました。 なんにもない所にある鉱泉ですが、ホームページで盛んにPRしているせいか、なかなか忙しそうで、駐車場にはゆかたがずらりと干されていました。
ここは北茨城の港にも近く、魚料理が自慢らしく、場所柄、冬の鮟鱇鍋は期待がもてそうです。
http://pony.everysmile.net/ibarakionsen/yunoamikousen-sikanoyu.htm
湯の網温泉「鹿の湯松屋」
北茨城の山あいにある一軒宿で、古くから“心の病”に効くお湯として名を馳せていたようです。最後は細い未舗装の道を少し走りますが、看板がしっかりしているのでわりと楽に到達できます。”日本の山里”といった感じのしっとり落ち着いた佇まいが好ましげで、館内も新しくはないですが手入れが行き届いています。
浴室は大小ふたつありますが、大は家族で入浴中だったので小に入りました。(お湯は同じ) 奥にある小浴室はステンレス製1.2人の小さな浴槽がひとつ。家庭の風呂のように狭いですが、1人でゆったりと入れるので逆に贅沢かも。
洗い場の壁にはタイル絵が填め込まれ、窓も広くていい感じの空間。源泉?カランと水カランがありますがどちらも出ておらず溜め湯状態。スイッチで追い炊きができるシステムです。源泉?カランをしばらく投入していると当然ながらオーバーフローが始まります。カラン1、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。土曜14時で独占。
ややぬるめのお湯は、透明度約40cmのこげ茶色のにごり湯で赤茶色の青のり状の細かな浮遊物が目立ちます。味不明(源泉?カランは無味)で漢方薬を思わせる苦っぽいような独特な薬臭。源泉?カランは明らかに真水ではないですが、桶に溜めてしばらく置いてみても濁りが全く入りませんでした。浴槽のお湯と違うのかな?
ややぬめりがあって肌に染み込むようなおだやかな浴感があるいいお湯です。しばらく浸かっていると汗がポタポタと出てきますがほてりはなく、いつまでも入っていたいようなやさしいお湯で浴後には爽快感が広がります。なんとも効きそうなお湯で、これはファンが多いのもうなづけます。
出てきたら大浴室があいていたので偵察しました。こちらはFRP浴槽2.3人のものですが、洗い場が広いです。側面注入がありましたがオーバーフローはなく、こちらの方がきもちにごりが薄いような感じ。ふたつあるカランはいずれも止まっていました。
派手な宿ではないですがこの日は満室とのことで、けっこう固定客を掴んでいそう。喧噪とは無縁の立地なので、ゆっくりと湯治をするにはいい宿かと思います。平潟港で揚がった魚料理も自慢のようで、詳しい紹介が載ったページもあります。
■分析表は2種類ありました。
<鹿の湯>
単純炭酸鉄泉((Fe2)-Mg・Ca-HCO3・SO4型) 15.0℃、pH=6.20、約1.2L/min揚湯、総計=357.6mg/kg、Na^+=18.50mg/kg (18.64mval%)、Ca^2+=24.73 (28.49)、Mg^2+=15.67 (29.82)、Fe^2+=26.70 (22.15)、Cl^-=13.95 (9.43)、SO_4^2-=59.00 (29.49)、HCO_3^-=155.0 (61.03)、陽イオン計=87.10 (4.316mval)、陰イオン計=228.0 (4.162mval) <S43.9.10決定>
<鹿の湯2号泉>
規定泉(重炭酸そうだ含有) 19.0℃、pH=8.0、湧出量不明、総計=548.2mg/kg、Na^+=50.00mg/kg (40.55mval%)、Ca^2+=70.96 (54.66)、Cl^-=14.18 (6.10)、SO_4^2-=42.80 (12.60)、HCO_3^-=320.70 (80.20)、陽イオン計=128.0 (6.478mval)、陰イオン計=377.70 (6.542mval) <S33.11.30分析>
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/bbs/special/utubo_joban/utubo_joban_2.htm#yunoami
湯の網温泉「鹿の湯松屋」
江戸時代からの古い歴史を持つ、山あいの湯治宿。春は桜にさつき、初夏には広い敷地にあやめが咲き乱れ、訪れる者の心を和ます。車でわずか7分の距離には大津港・平潟港等があり、そこで水揚げされた新鮮な魚介類を使った料理もここの魅力。周囲には五浦(いづら)海岸や花園渓谷などの観光スポットも多く、ひと味違った休日を送るには最適の宿。
癒しの湯
三波:先日、TBSの『はなまるマーケット』でも取材させていただきましたが、本当にこちらはたくさんの方々に知っていただきたい! まずは改めて、歴史からおうかがいしましょう。
赤津悌彦:源泉の発見はなんでも300年前とも500年前ともいわれ、記録がないので詳しくは分からないんです。名前の由来にもなっていますが、傷を負った鹿が霊泉に入っているのを里人が見つけたのがきっかけだそうです。
三波:全国には、鶴・鷺・烏・猿など動物にちなんだ温泉名のところも多いですが、こちらは鹿ですか。正に“神の使い”という感じですね。さて、その効能は?
悌彦:神経痛・リウマチ・胃腸病などです。泉質は単純炭酸鉄泉となります。またここは、“心の病”を治すお湯として昔から知られてきたんですよ。
三波:こちらの自然溢れる環境、落ち着ける雰囲気ですとそれも納得できますね。交通の便の良さに加えて、少し奥まった場所にあって空気もおいしいですから。
悌彦:以前は精神が不安定になっても頼れる施設は今程確立していませんでしたから、こういう旅館で静かに過ごすというのが対処の方法としてとられていたんです。
三波:単なる骨休めというより、正に“薬湯”として利用されていたというわけですね。
悌彦:最初は付き添いの方といらっしゃったお客様がやがて元気になり、次はお一人でお越しになる姿を拝見するにつけ、私も子供心に『ここはすごい温泉だなぁ』と感動していました。都会の生活でストレスがたまっている方にもうってつけの宿だと思います。温泉にのんびりつかっていれば、いつも以上の活力に満ちてくるはずですから。
176投稿者:アタマに効く温泉 投稿日:2006年10月23日(月) 10時41分14秒
絶品の魚料理
三波:前回の取材でまた印象に残っているのが、夕食でいただいたキンキの塩焼きです。仕事柄、本場の北海道のものも何回も食べてますが、ズバリ負けません。このあたりは漁港が近いですから、本当に素晴らしい魚介類を仕入れることができるんですね。
悌彦:土地柄、昔は自転車やリヤカーで売りに来る人がいたんですけどね。今は市場に直接行って吟味しています。丁度今日もいいのが入ったんで、用意していますよ。ぜひ召し上がってください。
三波:いやぁー、嬉しいなぁ。では早速いただきます…。うーん、このパリパリ感と口の中にフワっと広がる豊かな風味、いわゆる“海の旨み”“潮の旨み”が凝縮されていますね。
赤津孝子:270〜280度の高温で焼いていますから、頭から尻尾まで豪快に食べられます。キンキ自体から脂がでますから、すごくカラっと仕上がるんですね。お召し上がりになる前のお客様からは『唐揚げではなく、塩焼きを注文したんですが…』と言われることもありますよ。
三波:でしょうね。それと、何といっても前回いただいた『あんこう鍋』、さすが北茨城、本場の味と感激でした。
孝子:ありがとうございます。11月から3月までの季節メニューですが、夏頃から楽しみにされている方もいらっしゃいますよ。
三波:それに御存知、大きく柔らかい“あん肝”、絶品とはああいうものをいうんでしょうね。あのふっくら感はどのように出すんですか?
孝子:まず塩の塊の中に30分、次にお酒の中に30分ほどつけるんです。その後に蒸すわけですが、その時間が重要なポイントとなってきます。あん肝も白子もそうですが、一瞬のタイミングを逃してしまうと大切な風味が抜けてしまいますからね。
三波:そのあたりは長年の勘ですね。
悌彦:うちでは他にも、平目のお刺身やうにの塩焼きなどの人気メニューがありますが、どれも素材にも味付けにもこだわっています。正直、原価ギリギリなんですが、お客様の笑顔を拝見すると…。
孝子:東京暮らしが長かった二人ですが、この自然の恵みを皆様に余す所なくお伝えするのが私達の使命と思っております。またぜひ遊びにいらして下さいね。
三波:もちろんです!
http://www.hoyumedia.com/co/gr/yunoami/
鹿の湯松屋さんの 朝ごはん
朝ごはんもいい感じです。豪華というわけではないですが、
朝からえもいわれぬ幸せ感に包まれました。
メインはこの「柳かれい」です。美しい焼かれ?姿です。初めていただきました。この辺の海で採れるのかなぁ?
他には、生卵(希望により玉子焼きにしてくれる。=してもらいました♪)もありました。このオレンジ色のメロンは、夕張メロンなんかではなく、茨城産のメロンです。甘くて美味しかった~♪実は国道沿いのあちこちで「メロン直売」の看板を見つけ激しく気になっていたのです。「買ってくればよかったね」と思っていたところだったので出てきた時は、とても嬉しかったです。
この湯の網鉱泉、今は鹿の湯松屋さんだけの1軒宿になってしまっていますが、昔は2軒の宿が存在したそうです。朝から近所をお散歩してみたら・・・・・おぉ〜!すぐ裏に別の宿を発見しました!
温泉文化遺産にしたいくらい、鄙びた感じのすばらしい旅館です。
鹿の湯松屋さんの“豪華な海の幸” 晩ごはん
温泉もたたずまいも私たちを癒してくれる「鹿の湯松屋」さんですが、
お料理がこれまたすばらしい!!お料理の内容によって、宿泊代が変化いたします。
◆素泊まり 4,725円
◆朝食のみ 5,775円
◆1泊2食(旅館風の定番) 8,400円
◆かに・きんきプラン 8,400円
◆刺身盛り合わせ・かに・きんきプラン 9,450円
◆舟盛・きんき・かに・プラン 9,975円
この美味しい宿で素泊まりなんて、もったいなすぎます。
きんきの塩焼きは、すべてのプランについていて、骨まで食べられる“猫またぎ”の調理法なのだそうです。私たちは、・・・・・たいして値段も変わらないので「舟盛・きんき・かに・プラン9,975円」にいたしました。
どど〜〜ん!!脂がたっぷりのったかつおと、いかと、白身の刺身(名前失念)
実は私は、かにに対して興味がありません。面倒を乗り越えるほど美味しいと思わないのです。1/2本だけ賞味して、ちえさんとたけちゃんにあげました。(周りは喜ぶ)
きんき・・・・・すばらしい美味しさ・・・・・絶句。
はまぐり汁は、いいお出汁がでてますな。田舎の宿なのに(失礼)上品なお味の煮物。ふきもたけのこも庭も採れたものです。写真はないけど、ごはんも茨城産です。地元の幸に感謝!です。美味しくてたくさんいただきました。
選んだ日本酒も近所(十王町)の地酒でした。手書きのラベルがいいですね。
常温がおすすめだそうです。味は・・・・忘れたけど。美味しかったと思うよ。
他の二人が飲む人々だったせいもあり、酒が進むお料理でしたね。
豪快で、男性は大喜びではないかしら?
さてさて、冬場はこんなプランがあります。
◆あんこう鍋プラン 9,975円
実に感動的な宿でした!ちえさんもたけちゃんも絶賛。
まるで、夏休みに田舎の親戚の家に遊びに来たような気分にさせられます。
(そんな親戚持ってないですけどねぇ〜・・・)金曜日泊だったせいか、お客は2組。
離れの2部屋もあるところに案内していただきました。離れといっても、親戚の家ですからね。豪華ではありませんよ。15畳?くらいのお座敷の隣の6畳のお部屋には、もう布団が敷かれています。
縁側があって、窓の外は、里山をバックに家のある広〜い庭園なのですね。素晴らしい! もうこのままここに住みついてしまいたい〜!!
質素な建物ですが、木造建築って・・気持ちいいすね!裸足でこの廊下を歩くのが大好きでした♪
湯の網鉱泉 鹿の湯松屋・・・・・さてお湯は??
素晴らしいことに・・・!脳に効くんですと!
入浴した私たちの「脳」の調子は絶好調〜〜♪♪の・・・はずです(笑)
大浴場と、小浴場があります。
小さいほうは家庭のお風呂みたいな感じだったので、入らなかったのですが、源泉が違うようでした。(後で知った)温泉ファンとしては、入るべきでしたね。(反省)
大浴場は、このように昭和ロマン?な、レトロファンには堪らない意匠です。
屋根も高くて、広々の気持ちいい、お風呂です。
お湯の色は、ご覧の通り、黄土色の土っぽい感じです。特に匂いは感じられませんでした。軽くすべすべ感がありました。鉱泉ですからおそらく溜め湯であろうと思います。
身体の芯からじんじん温まる湯で、汗が爽快にど〜〜〜っ!!と、出ます。うむ。鉱泉侮るなかれ!です。
このレトロな窓の向こうは、外ではありません。廊下なのです。
この辺、茨城北部から、福島のいわきあたりは、鉱泉がたくさんあるようです。鷺沼の有馬温泉の効力を知って以来、鉱泉ファンになっていました。魅力的な土地ですね。
http://harumisan.exblog.jp/m2005-06-01/#2964403
脳に効く!? 〜茨城 湯の網鉱泉〜
湯の網温泉 鹿の湯松屋。ついに念願かなってやってくることができた。敷地の入口に石碑と風化した木の看板あった。石碑には「鹿の湯松屋の由来」とあり、約300年前の文明年間に猟師に追われた大鹿が、ここから湧き出る冷泉に傷を癒すと、数時間で完治した。それを見た里人はお湯の効能に驚き「鹿の湯」と命名したり。日本全国、動物が由来している温泉は数多いが、ここもその一つのようだ。そして一句書いてあった。
「幾人の 病をいやす湯のいずみ これを宝のわくと言うらん」。
もう一つの風化した木の看板には「泉質 一.炭酸鉄泉 一.炭酸ソーダ」とあった。これは源泉が二つあることなのかな?
敷地内に入ると蔵や昔の建物が点在する。昔の建物の壁にかすれて読めるか読めないかの「松屋」の文字。その奥に、民家のような鹿の湯松屋はあった。
「ごめんください。お湯を頂きました」
出て来たのは女将さん。
「ようこそいらっしゃいました。どうぞどうぞ、今、お湯を温めますから、こちらでお待ち下さい」
大変美しい女将さんに通されたのはソファーが置いてある居間のようなところだった。なんとも民家風で、適度に鄙びていて大変いい感じの宿だ。
お湯が沸く前に部屋にあった本を見ているとその中の一冊に、「茨城の鉱泉巡り」なる昭和44年発行の本があった。当時の領収書もそのまま本にはさまっている。30年も昔の本であるが、茨城の鉱泉がとても詳しく書かれている。中には、現在は廃湯になったものを多数ありそうだった。この本の著者、中村はなさんが県内の鉱泉を廻った紀行文を集めたものだった。パラパラと湯の網のページを開く。中村女史がここを訪れた日が「昭和41年11月19日」とある。なんと、この日は私がこの世に生を受けた日である。私が生まれたその日、中村女史はこの鹿の湯のお湯を堪能していたことになる。なんという偶然。女将に話すと女将も驚いていらっしゃった。
お湯が沸いたということで、さっそく湯船へ向かう。脱衣所の入口に「鹿の湯」と書かれた木の看板。生まれたままの姿になって早速湯船へ直行する。湯船は水色をした大きなバスタブ。そこに赤褐色の湯がなみなみと注がれている。体を流して、ゆっくりと湯につかる。冷えた体をしごく柔らかいお湯が包み込む。見た目とは裏腹にとても柔らかな湯。じわりじわりと肌の表面から温泉のあたたかさが伝わってくる。そして、お湯と一体感を感じ始めたころ、あぁ、だとかふぅ、だとか声にならない声が腹の奥深くから吐き出される。この瞬間がたまらない。どんなにキレイでどんなに設備が良い温泉よりも、こういう柔らかいやさしい湯にたわむれるのが楽しい。至高の時。
お湯に浮かびながら浴室を見渡す。浴室のつくりは鄙びとモダンが一緒になったような、昭和初期のロマンの漂うつくりである。浴室には粋な格子ガラスがはめられている。格子ガラスの向うは宿の廊下。壁には温泉の由来になった鹿と滝が描かれたタイル絵がかかっている。そして、天井と壁の上部に明かり窓が取り付けられていて、淡い微妙な光が浴室を照らしている。どれもこれも適度に鄙びていてとても雰囲気が良いのである。最近できた温泉や集客の為に改装した温泉はどこもかしこもピカピカである。やはり鹿の湯のように鄙びた温泉の方が嬉しい。
そして、湯船の横には効能書。「脳、神経衰弱、神経痛、リウマチ、胃腸病」。そう、鹿の湯は「脳」に効くのである。体から吸収された湯の成分が脳に効くのか?。それとも頭から掛け湯をするのか?・・・。どちらでもよい。この柔らかい湯にのんびりと浸かっているだけで、心身ともに休まる気分になってくる。是非、長逗留してみたい湯である。
鹿の湯、脳に効いたかどうかはわからないが、体はホクホクと暖まり軽くなった気分である。 入口で女将とパチリと一枚。
「今度はゆっくり来て下さいね」
http://www.asahi-net.or.jp/~ky6m-iwfj/tabi/p14/p14.html
湯の網温泉 鹿の湯松屋
JR常磐線大津港駅より西に車で7分、事前に連絡すると送迎が可能。常磐道北茨城インターで降り、車で15分。県道154号線4キロ先の角に小さい看板があり、北上して鹿の沢川に沿って細い道を行くと蔵が立ち並ぶ入口に「湯の網鉱泉鹿の湯松屋」の看板が。奥の広い駐車場?ゲートボール場?に車を置き玄関に向かうと、入口に温泉由来の記した石碑が鎮座する。これによると約300年前とも言われる文明年間に漁師に追われた大鹿が、ここから湧き出る冷泉に傷を癒すと数時間で治ったという。平成8年頃では、松屋の他にもう1軒小泉屋があり、昔は湯治で賑わったようだ。
これによると約300年前とも言われる文明年間に漁師に追われた大鹿が、ここから湧き出る冷泉に傷を癒すと数時間で治ったという。平成8年頃までは、松屋の他にもう1軒小泉屋があり、昔は湯治で賑わったようだ。玄関で美人の女将赤津孝子さんに迎えられる。ロビーの広いソファでお茶をいただく。
「お風呂へどうぞ」と大浴場に案内して貰う。脱衣所の入口に「鹿の湯」と書かれた木の看板、ガラス戸は相当年季が入ったような格子すりガラス、内部には森の滝を背景に鹿が群れている大きなタイル絵が珍しい。天井は吹き抜きの湯気出しがあり、自然光が入る明り取り窓がある、なかなかハイカラな建物だ。女将さんに聞くと、大正か昭和初期の建物という。
浴槽はタイルにホーローの2.5×1.5mの大きさの浴槽で男女入替制になる。途中で「湯加減はどうですか〜?」ご主人の赤津悌彦さんの声がかかる。湯は茶褐色の湯で、18度で加熱した単純炭酸鉄泉。効能は,神経痛,リウマチ、胃腸病、また昔から心の病を治す湯としても知られていた。無料で貸し切り風呂も可能で、介護者が必要な人には嬉しい。建物・設備は古いが清潔で掃除が行き届いて、古い伝統を残そうという姿勢がいい。「昔は自炊客が多かったのですが、今は食事付きが主体で、神経痛や腰痛治療の1週間滞在の方もいます。
最近は日帰り湯治が多くなりました。あらかじめ予約をいただいていればお昼の用意もしますが、なるべく日帰りの方は持ちこんでいただいています。」となんと主人は欲がない。
港が近いので、船が入るとしばらく家族連れの漁師の湯治、保養客が増えるそうだ。 客室は10室と離れタイプ2室。宿泊料金は1泊2食付き8千円から、日帰り入浴は1,500円〜2,000円、一回入浴500円。敷地が1600坪ととても広く、四季折々の花が咲き、のどかな桃源郷という所か。
ここは料理自慢の宿。「ウチの自慢料理、キンキの塩焼きは類のないうまさです。」とご主人がいう。確かにただ焼くだけではないらしい。女将さんは「270〜280度の高温で焼いているので、頭から尻尾まで豪快に食べられます。キンキ自体から油が出ますから、すごくからっと仕上がるんですね。」
大津港までわずか車で10分、ご主人自ら新鮮な魚介類を仕入れたり、調理にこだわったご夫婦の心意気が感じられる。平目の刺身、ウニの貝焼き、あんこう鍋(11月〜3月)などが人気メニューだ。 近郊の五浦海岸、平潟漁港、大津漁港の風光明媚な情景も良いが、湯の網鉱泉の敷地は多分大正時代の情景が変わらずに残っているように思う。ストレスに固まる現代人にぜひ2泊3日の小滞在で、桃源郷の家庭的なおもてなしをお薦めしたい。
http://www.a-spa.co.jp/totugeki-yunoami.htm
湯の網鉱泉 「鹿の湯松屋」 大人:500円 AM10:00-PM4:00
泉質 :単純炭酸鉄泉(緊張性低張性冷鉱泉)
泉温 :15度C pH 6.0 成分総計 357.6mg/kg
色 :薄茶褐色 臭い :鉄錆臭 味 :鉄錆味
茨城県の北茨城漁港の近くにある鉱泉宿です。想像以上に何とも素敵な鉱泉宿です。宿のご主人の話では、温泉好きの人があちこちから訪れるらしいです。行ってみて何となくそれが分かるような気がしました。外観は鄙びた感じはしません。お風呂は内湯×2です。大浴場はAM7:00-PM9:30でもう一つは宿泊者専用で24時間入れるものとがあります。
大浴場は薄暗いうえ天井が高く、また壁には鹿の絵が描かれており何とも言えない雰囲気を醸し出しています。浴槽はポリバスですが意外に全体との雰囲気があっているので違和感はありません。
浴槽は4〜5人が入れる広さですが私は3人以内で入りたいです。湯は薄茶褐色で、鉄錆臭がかなり強いです。肌触りは鉄泉によくあるザラッとした感じではなく、さらりとした感触でとても心地の良いものです。湯上がり後も下着が茶色に染まるということもないです。とにかく浴室の雰囲気がとても良く、妙に心が落ち着く湯です。精神病にきくというのがわかるような気もします。また、加熱前の源泉はとても鉄錆臭が強いです。かなり強力です。洗面器に源泉を汲んでかぶろうとしましたが、あまりの冷たさに断念しました。
宿泊者専用のお風呂はステンレス製で2人程度が入れる広さで、こちらの湯は色がやや濃く見えます。お湯そのもは大きい方と変わりませんが、湯の色が黒っぽく見えるので湯が濃いような印象も残ります。
全体的にほのぼのした感じがして、ゆったりとくつろげる宿です。何となく実家に帰ってのんびりしたような雰囲気もあります。夕飯のおかずにいまや高級魚の「きんき」が丸ごと一匹ついたのには驚きました。食事もとてもすばらしいです。ここは是非宿泊して、お湯と魚料理を堪能して頂きたいと思います。
(1999/02/06/PM5:00)
(何度目かの再訪)
久しぶりに茨城県・湯の網鉱泉「鹿の湯・松屋」に宿泊してみました。私はここが大好きで今回で5泊目です。家族連れでは2泊目です。なんと言ってもここはのんびりできる上、夕食に出るキンキの塩焼きが美味いのです。絶品と言っていいと思います。
昔は大衆魚だったキンキですが、今や高級魚になっています。通常キンキは甘辛く煮付けになることが多いのですが、ここではそのキンキを、大ぶりのものを丸ごと塩焼きにして出してくれます。普通の歯の強さの人なら中骨以外はアタマから丸ごと食べることができます。歯の丈夫な人は尻尾まで完全に食べることができると思います。
カリカリに焼かれたキンキは一見油で揚げたかのように思われるほどあぶらぎってテカテカしています。しかしこれはキンキの油なのです。このからっとしたキンキをアタマからがぶりと食べるのが好きなんです。ここの宿ではキンキは1年中標準でつきます。我家の子供達も気に入ったと見えて、中骨を除して綺麗に完食でした。これには宿の人も驚いていました。(笑)
いつもは冬場に宿泊するので「あんこう鍋」も必ず注文するのですが、さすがに夏場なのでメニューにありませんでした。残念です。ここの「あんこう鍋」も絶品なんですよ。その代わり今回は刺身がてんこ盛りです。
温泉は相変わらずのマターリとしたものでのんびり浸かることができました。ここはホントいつ来ても変わりませんね。ふかふかの布団とカリカリのキンキがある限り何度でも再訪したい宿の一つと言っていいと思います。
普段泉質に妙にこだわったようなことをレポートでは書いていますが、実はここのような鉱泉宿に一番数多く宿泊しているってのは自分でも不思議だなあと思います。綺麗な施設じゃなきゃダメって人にはお勧めしませんが、魚好きの方には一度は訪れて欲しい宿だと思います。 (2006/08/01/PM7:00)
http://kumaken.3.pro.tok2.com/onsen/ibaragi/matsuya.html#(何度目かの再訪)
湯の網鉱泉 鹿の湯松屋
鉄鉱泉 赤茶色 渋味 少金気臭
鉄分を含む鉱泉で色が赤というより黒に近いような赤黒色の鉱泉である。総計357mgのうちFeは26.7mgと立派な炭酸鉄鉱泉である。主成分がMgで15.6mg(29.8%)Feは26.7mg(22.1%)である。浴室が2つありステンレス浴槽の家族風呂と大き目のポリ浴槽の内湯の2つである。
ポリ浴槽の浴室が秀逸である。天井の高い空間は格天井である。鹿の絵のタイル画と欄間部分がステンドグラスになっていてレトロなイメージである。黒茶色濁り、渋味、少金気臭と観察した。和風の平屋または2階建てが点在する宿で浴室の雰囲気を今後も残してもらいたいと思う宿であった。
http://allabout.co.jp/travel/hotspring/closeup/CU20041005A/index.htm
湯の網鉱泉 鹿の湯松屋
茨城県の最北部、福島県との県境に近い大津港から山側へ数kmほどのところに、古くからの鉱泉「湯の網温泉」がある。2軒の宿があるが日帰りを受け入れてくれる鹿の湯松屋を訪れた。
海からそれほど離れていないがのんびりとした田園風景が広がっている。曲がりくねった道をたどっていくと雑木林に囲まれた農家のような宿に着く。
よく手入れされた庭や小道をみると、里山の豊かな農家という昔懐かしい雰囲気だ。開け放たれた玄関で立ち寄り湯をお願いすると、気持ち良く案内してくれた。
大小の浴室があるが、他に客がいなかったので相棒と大きいほうの浴室を貸切で混浴となった。入り口に男女の札があるので、客が少ない日は交代で利用するようだ。
浴室内はよく磨かれたタイルの壁に鹿が遊ぶタイル絵が嵌め込まれている。明り取りの窓はレトロな色ガラスが嵌め込まれている。
大きなポリバスに麦茶色のお湯が満たされている。床も茶色に染まっている。さっそく入ると、ぬるめにしてあって気持ちよい。キシキシする浴感、香りは少なめ鉄サビの香りがする。お湯のにごりは透明度は40cmくらい。
大きなカランから源泉が足せる。嬉しくてたくさん出してしまった。 カランの源泉は透明で、すっぱいような新鮮な鉄臭が感じられる。泉質は単純炭酸鉄泉(緊張低張性冷鉱泉)、源泉の温度15℃、pH6.2、成分総計357mg、揚湯量1.2L/分 である。
のんびり漬かって玄関先の待合室に行くと、お茶を勧められた。やさしい応対の女将さんを見ていると、親戚の家へもらい湯に行ったような気分になれる。
入り口の石碑によると戦国時代の文明年間の発見という。もちろん鹿の開湯伝説がある。静かに落ち着ける雰囲気といい、隠れたファンが多いだけあるところだ。
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/yunoami_sika/yunoami_sika.htm
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